白人に対する人種差別
ある日の授業で先生が
「カナダで人種差別を受けたことがあるか」という質問をして、学生達に挙手させました。
私は、基本的に有色人種と呼ばれる白人以外の人達が手を挙げることになるだろうと予想していました。
数人が手を挙げました。
確かに、私の予想通り手を上げた内の多くが有色人種でした。しかし、白人でも手を挙げている人が2人いました。
その人達はドイツの白人留学生達でした。
私はその時、白人だからという理由で距離を置かれたとかジロジロ見られたとかかなーと思っていました。
しかし、話を聞いてみると全く違いました。
彼女達は、どこかでドイツ人であると伝えた時に「ヒトラーについて学んだか?」とか「お前の国がしたことを俺は忘れない」などと言われたそうです。
「私達はただそこに生まれただけでどうすることもできないのに、それで差別されるのは納得できない」と言っていました。
「人種差別とは白人から有色人種に対する行為」という私の固定観念を覆した、非常に印象的な出来事でした。
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明日はポーランド人との対話で見えた日本との共通点と、それによって偏見がまた1つ消えた話を投稿します!