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実はカナダでコロナにかかってた話 〜国によるコロナに対する感覚の違いを実感〜

実は留学中の3月にコロナに罹りました。

大学の1週間の中間休みに
他国からの交換留学生達と
オタワ・モントリオール旅行をしたのですが、
その際一緒にいたイギリス人の1人が
旅行後にPCR検査をして、
陽性だったのです。

そして次々と明らかになる
一緒に旅行したメンバーの陽性。

終わった〜と思いました。
旅行したメンバーが陽性となると、
もう感染は不可避だと思いました。

旅行後体調がすぐれなかったので、
なんとなく嫌な予感はしていました。

そして、私も検査したところ陽性でした。

しかし、驚いたのは留学先のMcMaster大学の
対応の速さです。

コロナに感染した学生への対処方法が
確立していて、全てがスムーズでした。

元々1人部屋の寮に住んでいたので、
隔離部屋に移動する必要がなかったのは
幸いでした。

また、部屋から出ることは禁止されるので
ご飯は朝・昼・晩の3回大学のフードサービスが
私の部屋のドアの前に置いてくれます。
そのため、外出の必要がありませんでした。

とにかく倦怠感がひどくてベッドに寝たきりの日々が続いたので、本当に助かりました。

異国の地で孤独に罹ったコロナは不安でしたが、
よく食べて寝れば治ると信じて、
ベッドから出る→食事を拾いに行く→食べる→ベッドに戻る
を朝昼晩行うだけの家畜のような5日間を
過ごしました。

コロナに罹ったのがカナダ留学中で良かった
とも思いました。

なぜなら、もし日本でかかったら家族にうつしてしまう可能性があるからです。

コロナは想像以上に辛かったので、
親がもし罹ったらどうなってしまうだろうかと
心配しました。

高齢者が罹患した場合、若者と比べて
亡くなる可能性が高まるのも
少し納得してしまうほど
症状は想像以上に大変なものでした。

さらに驚いたことは、
コロナに対するイギリス人の感覚です。

イギリスでは2022年の年始頃には、
3人に1人が既にコロナに罹っており、
コロナに罹っている人の外出も
許可せざるを得ないほど大流行していました。

そのため、イギリス人留学生達は
コロナに対してかなり楽観的でした笑

一番最初に陽性報告をしてきたイギリス人は
隔離期間の最終日に
「3回目のコロナ、これが最後の隔離期間になることを祈るわ」
という文章とともに隔離する自分の写真をInstagramに投稿しているのを見て、
日本とは訳が違うわ〜と面白くなりました。

日本人の私はというと、
一緒に旅行した他国の留学生達や海外で生活している日本の友達には言えたのですが、
日本にいる友達や家族には、
なんとなく言えませんでした。

なぜなら、今も多少はそうですが、
当時の日本でコロナ感染はかなり重大な事件で、
感染したことを明らかにできる雰囲気では
なかったからです。

さらに、家族にも言えなかった理由は、
言ったら絶対に心配させてしまうと
思ったからです。

特に母親。
娘が苦しんでいるのに、何もできなくて、
様子を見ることもできない。
若いから可能性はかなり低くとも、
もしかしたら何かの間違いで
死んでしまうかもしれない。
と、気が気でなくなってしまうのは
目に見えています。

そのため、コロナが治った後に
「実はコロナ罹ってたんだよね。」
と事後報告しました。笑

そんなわけで、
カナダ留学中のコロナとの闘病の回想記でした。

みなさんもくれぐれも体調にはお気をつけ下さい。

本日もご覧頂きありがとうございました。


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