留学で体感した異文化② 言いたいことはストレートに伝える必要性
さて、
カナダ留学で40カ国から来た移民や留学生数百人と生活したことを売り文句にnoteを書いている私ですが、
カナダで受けたカルチャーショックシリーズ
第2弾!
「海外では嫌なことは嫌だとはっきり言わなければいけない」
と実感した話です!
カナダ留学中の私の課題は、
「自分が嫌なことを『嫌だ』とはっきり伝えること」
でした。
なぜなら、
海外では嫌なことややりたくないことを
はっきりと「嫌だ」と伝えなければ、
異論はないとみなされ、
やりたくないことをやることになったり、
いつのまにか困った状況に陥っていたり
するからです。
中でも苦戦したのは、
南米人とのコミュニケーションでした。
なぜなら、南米人達は
「言葉を文字通りに受け取る」
「言外の意味を推測しない」
という日本と逆の文化を持つからです。
そのため、
例え私がどんなに態度で「嫌だ」と示しても、
相手が私の意向を察して空気を読んで
提案を取り下げる確率は極めて低いです。
(個人差はあります)
つまり、
言いにくいことも言葉ではっきり伝える
必要があるのです。
しかし、これが自分にとって難関でした。
私は生まれも育ちも日本で、
調和重視な典型的な日本人のため、
相手の意見に対する直接的な否定等で
場の空気を乱すことへのタブーの感覚を
強く持っていたのです。
その結果、ブラジル人・フランス人と一緒に
オタワ・モントリオール旅行をした際も、
自分のこだわりを強く持っているブラジル人の
友達の提案を断りきれず、
何度もストレスを覚えてしまいました。
具体的にその友達の提案を断れなかったせいで
起こってしまったことを挙げると、
・マイナス23度の中1時間以上も重い荷物を持って歩く
・あまり行きたいと思えない場所に行くために
雪山を1時間近く登り降り
・ゆっくりしたいのに、早朝から活動開始
などです。
この話を友達にすると
「その子に何も言えなかったの?」
とよく聞かれるので
少しだけ言い訳させてもらうと、
私がちょっと頑張って反対意見を言っても
言い返されたり、説得されたりして、
「ね、いいよね?いいよね?これで行くよ!」
という具合に押し切られてしまうのです。
そして私は、
対立することへの心理的抵抗感から
相手を説得することを諦めてしまっていたのでした。
相手の提案に対して、
これでもかというくらい嫌だという気持ちを
表情で全面に出そうが行動で示そうが、
全く無意味でした。
日本で通用するコミュニケーション。
それが通じない相手とのコミュニケーション。
「ああー!日本人だったら空気読んでくれるのに!察してくれるのに!(泣)」
そんな場面は何度も訪れました。
挙句の果てに、気持ちの上下にも疲れ、旅行終盤は感情の起伏がなくなってしまいました。
あの時のもどかしさやそのストレスは今でも手に取るように思い出せます。
しかし、この経験があったおかげで旅行後には
「もっと英語ではっきりと自分の意志を伝えられるようになるんだ!!」
と、自分の英語スピーキング力を鍛えようと思えたり、異文化をもっと理解しようと思えたりと、自分の向上心の良い燃料を得ることが出来たのでした。
この経験から、
文化によるコミュニケーションの取り方の違いを
身をもって学びました!
以上、
コミュニケーションの取り方の違いによってカナダ留学中に受けたカルチャーショックについてのお話でした。
本日もご覧頂きありがとうございました!