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会社員からフリーランスエンジニアになって変わったこと

社会人になってから10年以上、ずっと会社でエンジニアを続けてきた。
安定安泰の会社員(?)から腕っぷしが頼り(?)のフリーランスエンジニアになろうと思ったきっかけ、実際になってみて変わったことをまとめたい。

私の経歴

文系大学院 (修士課程)
→ SIer (3年)
→ 社内SE (7年) 社内SE (半年)
→ フリーランスに転身 (3か月め)

新卒でエンジニアになろうと思ったきっかけ

文系院生だったので、就職活動でマスコミや出版などを受けていた。
当時は「こんな社会的スキルゼロの院生、しかも女を雇ってくれる会社なんてあるのだろうか。。。」とお先真っ暗な気持ちだった。

やっと小さな業界専門紙から記者職の内定をもらったタイミングで思った。

「あれ、わたしこれからも文章書きたいんだっけ…」

大学院でも「自分のこの論文が社会の役に立つことはあるのだろうか。重箱の隅をつっつくようなこの論文が」とモンモンとしていたのに、文系院生という属性に囚われてまた文章を書く職種を選択した自分。

「文章書きたくないかも」
「もっと社会の役に立つ仕事がいい。役に立つ仕事って何だろう」

もちろん、記者職も自分の書いた文章を人に読んでもらって、何か読み手の気づきや行動のきっかけになって役に立つだろう。

しかし私はもっと、直接的に人の役に立つ仕事がしたい。

たとえば接客業とか建設業とか。

しかし腕立て伏せを一度もできたことのない、頭でっかちの自分が何の役に立つというのか。

「あ、パソコンなら教えてもらえばできるかも。座りながらできるし」

研修が充実している都内の会社に決めた。

ちなみに当時は「ぱそこん?」というレベルで、wordで論文を書くことしかできなかったし、インターネットはIEを押せばYahooのトップページが見れることだと思っていた。

SIer→自社サービスの大規模システムの社内SEへ

新卒で入社したSIer(SIerとは、他の会社のシステムを受注して作るいわゆる請負の仕事をする会社)の会社を3年勤めたのち、「大規模システムがやりたい!」ということで日本でも有名なWebサービスを開発・提供する会社に入社。

なんで大規模だったかというと、「大は小を兼ねる」と思ってキャリア面で潰しがきくと思ったからだ。

自分なりにだが、めちゃくちゃ残業した。

朝10から夜22時までオフィス勤務。深夜1時に寝て朝8時起き、9時には家を出る。(もっと働いている人がいるかもしれないけど毎日9時間睡眠しないと眠い眠いな私には限界で偉すぎな時間)

転職して半年が経ったあたりから、どんどん忙しくなっていった。

自分のタスクだけをやればいい立場から、人の面倒を見たり全体を見る立場になっていく。

はじめは自分の下に4名ついてくれ、それが10名、30名、70名…と自分が責任を果たさないといけない人の数がどんどん増えていった。

開発コストだけでも年間数億かかるような大規模なシステム。

「どう進めれば全体が最適化されるか」
「やらなくてもいいことは何か」
「リスクは何でどんな打ち手が打てるか」

考えないといけないこと、周囲を動かすためにやらないといけないことが沢山あった。

会社はどんどん自分に新しい仕事をやらせてくれ、定期的に海外出張(すごく楽しい)があったので7年はあっという間にすぎた。

おかげでマネジメントスキルは勝手についたようだった。
(この後 小さなITの会社に少し在籍したのだが、辞めるときに上司のおじさんに「俺よりクレバーで俺が見限られないか心配してたわw」と吐露された)

PMとしてのキャリアを積むなら、そのまま会社員エンジニアを続けるのもありだったと思う。

IT業界のPM職はマジで単価が高い。
月単価100~200万なので最低でも年収1200万。2000万も夢じゃない。


ここまでお読み下さりありがとうございます!
長くなったので次の記事につづけます。

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