明かされた七草にちかの魅力・WING・PSSRの公式見解。こじつけネガティブ解釈はもうやめよう。(生配信文字起こし)
【はじめに】
いよいよ歪な解釈の終着点となるのか。
WING編実装からPSSR登場まで、七草にちかを巡る解釈はネットを賑わせてきた。しかしそのいずれも、ユーザーの"妄想"の域を出ず、解釈とは名ばかりの、論理性に乏しいものばかりだったように考えている。※1
ネットをちょっと検索すると、相変わらず言いたい放題だ。
一方、5月16日に、公式生放送が行われた。
出演は、シャニマス担当プロデューサーの高山祐介氏と、七草にちか役紫月杏朱彩さん、緋田美琴役山根綺さん。生配信は定期的にやっているものだが、シーズ役のお2人は初登場回であった。
制作サイドのプロデューサーである高山氏と、高山氏を含む多くのスタッフと打ち合わせた上で収録に臨んでいる声優陣。どの方も、少なくとも一般ユーザーよりは"適切な"見解を示せる立場にいる人達だ。
そして、正式なシャニマスの生配信という場面である。
公式見解ととってもよいだろう(個人的な…という枕詞がつく箇所は除く)
むしろ、言葉の定義からすると、このような場面で発信される、高山氏達作り手の意図を予想するのが"解釈"なのではないかと思う。
今回は、シーズの2人が初出演ということもあり、単なるトーク企画だけでなく、『キャラクターの魅力』『シナリオ等の感想』といった点にも触れられた。
個人的には、これまでネット上のユーザーが色々と語ってきた"ネガティブ解釈"に物申すような内容であったと考えている。
なぜなら、『七草にちかの魅力』とか『WINGで伝えたいこと』とか『SSRの印象』とか、ユーザーが勝手に想像している部分を語り、その結果『魅力がない』などという一部の意見は真っ向から否定する形となったからだ。
今回は、5月16日の生配信の発言内容抜粋から、公式見解を見ていくことにする。聞き取りベースなので多少の粗はご容赦願いたい。※「なんか」とか「え~」というような部分はカットしている。聞き取りノーカットはnoteの最後につけておく。
①高山Pと担当声優から見たにちかの魅力について
制作プロデューサーから、WINGのシナリオは確かにアイドルに一生懸命向き合うにちかが多く描かれているが、それだけではないことが明言されている。
例えば、「PSSRでモブをはっきり移すのは、人混みを表しているからだ」というのは、まさに『WING編の、アイドルに真摯に向き合うシーンのにちかだけ』を見たこじつけ、妄想ではないか。
また、にちかの"魅力""可愛さ"というものも明言されている。この時点で、『七草にちかには魅力がない』というユーザーは、『公式が描いた魅力を感じ取れなかっただけ』である。公式の能力がないと考えるか、自分に能力がないと考えるかは自由だが。
また、紫月さんが述べる魅力、『許してしまいたくなる』というのは高山Pも同意しているし、放送中紫月さんは繰り返し述べる(後述)。短絡的な発言ではなく、演じる上で、にちかの魅力として意識した重要なポイントなのではないか。
②美琴役・山根綺からみたにちかの印象について
この場面では、気遣いができる面と生意気な面が共存していて可愛い、という公式からの見解が述べられている。
また、山根さんのコメントはまさに先程の高山Pの発言にも矛盾していない『WINGだけではないエピソード』である。これはS-R緋田美琴のコミュのことを指すと思われる。
P-SSRより前にS-Rの方が実装されているのだが、例えばこのような『人からどう見られるかを気にする』という一面はネット上のP-SSRの解釈に含まれていただろうか?
当然友達と出かけるとき、「どのような格好をしていくべきか」と考えるだろう。アイドルへの想いが強いにちかのことだ、外出に適した格好(例えば、華やかすぎる組み合わせはアイドルとして目立ちすぎる等)も考えたかもしれない。解釈の結果は自由だし正解はないが、プロセスが不適切ではお話にならない。
PSSRのイラストを初めて見た段階のインプレッション(コミュを読む前の印象)であったとしても、それより前に実装されているカードのコミュを全く触れずにWINGのシーンだけで語るのはいかがだろうか。
全ての場面で全てのカードを見る必要は必ずしもないと思うが、イベントコミュがなく、カードの枚数が少ない今は必須ではないか。
特に、S-Rは無料で入手できて、誰でも読めるのだから。
③WING編について
もはやネットに蔓延るネガティブ解釈への苦言であるようにも捉えられる。
担当声優も、制作Pも、『これからのにちかが楽しみ』と語るストーリーを、いわば悪用して、どこまでもネガティブに解釈するのは、もうやめよう。
紫月さんも発言しているように、全体を通してみていく必要がある。
④P-SSR『♡まっクろはムウサぎ♡』イラスト(アニメ)について
「友達も可愛いよね~笑」なんて誰も言わない。
当たり前だ。あのカードで、最も注目すべきはにちかの特徴的な表情である。「七草にちか」のカードで「七草にちか」が印象的に舌を出している表情。ガチャ演出アニメでも丁寧に表情が描写されている。
普通はそこから注目していくはずだ。
その表情が、可愛いと感じるか否か、というところからスタートすべきではないか。少なくとも、友達がどうこういう前に論じるべき点であることは明確だ。
また、前述のように、ここでも繰り返し紫月さんはにちかの魅力について『許してしまいたくなる』という点をあげており、高山Pも賛同のコメントしている。
製作者・演じ手としても、にちかの表情や可愛さに注目して欲しいという意図があることが分かる。
まとめると、①にちかには魅力がある②WING編だけで考えるのは視野が狭い③WING編も、苦しい場面ではなく全体を通してみたときの、スタートとしても見てほしい④P-SSRは、まずにちかの表情や可愛さを見てほしい、ということが明確に示されたように思う。
公式の解釈だけが正しいとは思わないが、公式の見解に安易に、真っ向から反するの”自称解釈”はただのこじつけではないか。
【終わりに】~北条加蓮のエピソードを添えて~
"デレステ"北条加蓮のエピソードに、このようなシーンがある。
小さい時入院し、体力がない彼女を、周囲は慰め哀れんだが、プロデューサーだけは加蓮を信じて、頑張れと応援してくれた、というものだ。
私には、にちかをネガティブにとらえる人が、加蓮の周囲の人と重ねてみえてしまう。可哀想。魅力がない。人ゴミ。
哀れんで、見下して、そんなの、プロデューサーじゃない。正直、なにかにつけて悲劇的なコメントをする風潮は異常である。
今回の生配信の高山Pと声優陣のコメントは、意図してかせざるか、そのようなネットの風潮に対して明確に『魅力がある』『可愛い』と発信するものであったように思う。また、『WINGだけでない』という高山Pの発言は、WINGシナリオにこじつけるネガティブ解釈へのアンチテーゼではないか。
アイドルが好きだから、アイドルが魅力的だから、アイドルを可愛いと感じるから、アイドルマスターをやっているのではないのか?
どこがどう可愛くないかではなく、どこがどう可愛いか。アイドルへの愛溢れる考察ばかりになることを願う。
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※1色彩学のnoteが流行っているので念の為補足しておくと、(おそらく)正しいのは、にちかの服の色合いが色彩学上映えない組み合わせである/モブキャラの服が目立つ、ということである。例えばPSSRについて、『人ゴミに見える』とか『モブの方を目立たせる意図がある』というのは勝手な妄想である。
また、『可愛い/可愛くない』というのは服の色で客観的に決められるものではなく、見る側、個人の主観である。個人的には、仮にダサい服でもにちかのほうが、オシャレなモブよりも可愛いと思う。もっとも、ファッションの権威などではないので、色の組み合わせだけで果たしてダサいのかは私には分からないが。
ノーカット版↓↓↓
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