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日経TEST対策 攻略するためにやったことまとめ

日経テストとは?

日経テストとは、ビジネスマンに必要な「経済知力」を図るためのテストである。
最近Twitterのプロモーションでよく見るようになったので、もしかすると見かけたことがある人もいるかもしれない。

正直なところ、実用面という意味で役に立つかというと全くそんなことはないテスト。転職に有利になるということもない。興味がわかなければ受ける必要は、全くない。
だが、もし少し引っかかるところがあり時間に余裕があるようであれば、一ヶ月くらいみっちり勉強して受験してみると、結構ニュースを見ていて面白くなるかもしれない。

私が受けること・この文章を書くことになった経緯


うちの会社は、この日経テストを昇級試験に採用している。
昨今のジョブ・キャリアの流れから見ると、典型的なジェネラリスト・マネージャ素質を図るための足きり試験であり、当社の人事制度の古めかしさを感じないでもないが、昇給がかかっているとなると手を抜く訳にはいかなかった。
が、困ったのは対策するための情報の少なさだ。
調べてみても社内の昇格試験で突発的に受ける必要が出た人がほとんどのようで、TOEICや簿記のようにしっかりとしたまとめがされていない。
ということでがむしゃらに対策をするしかなかったのだが、対策をする中で自分なりの対策ノウハウがまとまったので、ここにまとめる次第である。
ニッチかもしれないが、困っている人に届くとうれしい。

出題傾向


日経テストの過去問は、公表されていない。
これが他の試験と大きく違うところだと思う。
ただし、多いに参考になる資料がある。日経新聞社の入試試験だ。

この問題から、時事問題を大幅にさっ引いた内容が出題されるとみて概ね良い。当年度の時事問題は、ほぼ出題されない。
暗記問題というよりは、様々な知識を組み合わせていかに類推できるか、ということを問われることが多く、クイズに近い。また、後述のテキストからかなり出題されたように感じた。


対策の方針


基本的な対策は、以下の書籍のトレンドの周辺を見ていくと対策できる。


対策はまずこの本をポチるところから始めると言っても過言ではない。

この書籍をいかに頭にたたき込み、知識のイメージを形成出来るかに全てがかかっている。
おすすめの対策手順は以下の通り。
0. テキストを全て読む
1. 記載されている問題を、不正解の理由も含め説明出来るようにする
2. 問題部分以外の解説を暗記する勢いで学習する
3. イメージを広げるため、記載されてるキーワードを元に動画を見る

特にテキストの文書だけではなく、なるべくYoutubeなどで動画コンテンツを使うことをおすすめしたい。ニュースは実際の映像を見た方が、頭に残る気がする。

王道だが、WBS はビジネスマン向けのニュースが要点押さえてまとめられており、おすすめ。

暗記必須の項目


日経テストはあまり暗記して点数が取れるような問題はでないが、
以下の数字だけは例外。暗記必須。
 ・国別GDPランキング(合計)
 ・国別GDPランキング(一人あたり)
   ⇒GDPランキングが上位の国が位置するのか把握する。
 ・日本のGDP、借金、家計の資産の比較
 ・原油産出ランキング(トップ10まで)
 ・天然ガス(LNG)算出ランキング(トップ10まで)
 ・日本がシェアが高い、ランキングが高いもの(悪いものも含め)
 ・世界の中央年齢ランキング(世界の平均年齢は30歳)
 ・人口ランキング(GDPランキングが低く、人口ランキングが高い国は伸びしろがある)
 ・ジェンダーギャップ指数ランキング
 ・日本人ノーベル賞受賞者の詳細(どの分野を、どんな人がとったか)
 ・主要品目のシェアランキング
 ・経済連携協定の経済規模
RCEP(2,600兆円) > アメリカ(1800兆円)> EU(1,300兆円) ≒ 中国(1,300兆円)> TPP(1,100兆円)

例えば、「一人あたりのGDPがトップ3に入らない国は?」など直球で出題される。あるいは、日本が低空飛行しているグラフを図示されて、「このグラフが表す数値は何か?(ジェンダーギャップ指数ランキング)」みたいな出され方も。
ここら辺の数字を押さえることで、世界での各国の立ち位置が見えてくるので面白い。例えばGDP(合計)のランキングとGDP(一人あたり)のランキングを見比べることで、国の伸びしろが見られたりするし、日本のシェアが高い業界からは、日本の課題と強みがありありと見えてくる。

理解必須の項目

国際・政治では、アメリカ・中国・EU・日本の政治・外交・内政政策を理解しておく。また、日本については、中学の公民の授業で習うような内容を軽く復習しておく(選挙・福祉など)。

経済関連では、以下のメカニズムを理解しているかを問う問題が必ず出題されると言って良い。ここは、応用問題も多いので必ず理解する。
①金利が上がったら株価は下がる?上がる?
②国債を発行すると景気は上がる?下がる?
③株価はなぜ上がる?なぜ下がる?
④円高だと輸入に有利?輸出に有利?
⑤自動車、電機、エネルギー、飲食、衣料品、円高と円安どちらが株が上がる?

ここら辺は時間が無い場合、動画でフォローする。
動画で強調されているようなところが、結構そのまま出たりします。

やってあまり効果がなかったこと

逆に、やってあまり効果がなかったことは以下の通りだ。
・時事問題の勉強 ⇒ 当年(2020年)の問題は一問もでず。コロナ、BLMくらいは出るかと思いきや出題なし。
・コロナ関連の知識 ⇒ ワクチン製造元覚えても意味なし・・・
・100年前に何があった? ⇒ 日経新聞の入社試験にはでたので押さえていましたが出ず・・・
・日経新聞の購読 ⇒ 勉強前から購読。上記の基礎知識を押さえた上で読んでいれば得点タップの要因になったかもしれないですが、漫然と読むだけではだめなことを思い知りました。
・日経キーワード、業界地図など ⇒ ほとんど効果なし。これを買うくらいであれば、日経テストの問題集の後ろの索引のキーワードをきっちり押さえた方が良い。
 ※日経キーワードを見ていないと解けなかった!という問題は無かった。
・日本経済のニュースがわかる ⇒ 参考図書としてあるけど、個人的には微妙・・・・

まとめ

もし、強制的に受ける機会に直面している方がいたとすると、知識を広げられるいい機会と捉え、この記事をお役立ていただけると幸いです。

もし、自発的に受けられる方がいたとすると、とても素晴らしいことだと思いますので、同様にこの記事をお役立ていただけると幸いです。
それ以外の、受けることを考えていないのにここまで読んでしまった方がいたとすると、ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。長かったと思います。

最後におすすめの動画コンテンツを末尾に記すことを宣言し、この文章を終わりにします。では。

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ざっとみて、不安がある知識の補填に活用すると知識に厚みが出ます。


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