ILFORD HP5レビュー。粒子感あるモノクロ写真を求めて。
こんにちは、Hironといいます。
オールドレンズやフィルムカメラの紹介をしているOverland25というブログを運営しています。
今回は、モノクロフィルムのイルフォードで撮影した写真と、撮影場所として訪れた木更津の江川海岸を紹介します。
友人がアマチュアミュージシャンの写真撮影を頼まれて、僕はそのアシスタント兼、8ミリフィルム動画担当として参加したときのものです。
撮影のオーダーがモノクロということで、イルフォードのフィルムを選びました。
※こちらは下記Youtubeのテキスト版になります。
≫ 奥山由之さんのMVを見て8ミリフィルムを始めた話
≫ 【ブログ】overland25.com
モノクロフィルムイルフォード(ILFORD)を使った経緯
イルフォードはイギリス製のモノクロフィルムです。
日本では現在サイバーグラフィックスというところが代理店をしているようで、製品情報はサイバーグラフィックスのサイト内にありました。
今回初めてイルフォードのモノクロフィルムを使ったのですが、このISO400の「ILFORD HP5 plus400」を選んだ理由は、Twitterでこのフィルムが「粒子感がある」というのを見たからでした。
この粒子感が、モノクロフィルムをオーダーしてくれたミュージシャンの撮影に合いそうだなと思ってこちらにしました。
カメラは、より粒子感を出せるように、ハーフサイズのOLYMPUS PEN-Fを使いました。ハーフサイズは2倍の枚数を撮れるカメラで、36枚撮りの倍の、72枚撮影できます。
一枚一枚の写真の解像度が低く粗くなるので、より粒子感が期待できます。
≫ ILFORDフィルム(サイバーグラフィックス)
撮影場所:木更津の江川海岸(久津間海岸)はこんなところ
これも同じときに撮影した動画なんですが、こちらが木更津の江川海岸(久津間海岸)です。
シーズンには潮干狩り場になる海岸で、海上に電柱があるのが幻想的です。千と千尋の神隠しのシーンみたいということもあって、フォトスポットとして人気があります。
実は、海上の電柱があるのは、久津間海岸という方で、江川海岸のおとなりです(ほとんど繋がっているような感じです)。
江川海岸の電柱は、2019年の台風15 号を受けて、撤去されてしまったようです。2019年、千葉県は台風の被害を色々受けましたが、この江川海岸もそういった被害の影響を受けたんですね。
今回の撮影では、この電柱のある海岸方向ではなくて、広々とした地上の方で行いました。潮干狩りシーズンには駐車場として使われている場所の方です。東京周辺で、広々した場所というと限られてきますね。
(アー写はそちらですが、ここで紹介する作例はその道中になります!)
ILFORD HP5作例(カメラはハーフサイズのOLYMPUS PEN-F)
木更津駅から歩いたのですが、江川海岸までは5キロくらいあるので、1時間くらいかかりました。
途中もいいスポットがあるかもしれないということで。そうしました。
実際、撮れ高的に、歩いて行って良かったです。
行く場合には近くまではバスもあって、帰りはバスで帰りました。
ILFORD HP5 plus400はサイトの説明だと「豊かな階調」ということです。
黒い部分を見ると、その階調の良さがよく分かって、潰れないで綺麗に写っています。
狙っていた粒子感も出せたと思います。
これはやはりハーフサイズのカメラにしてよかったなと思っていて、CONTAX Ariaで撮影したものもあるのですが、それは思ったよりもなめらかになりました。
粒子感は、とくに明るい部分が際立つようです。黒い部分はノイズ少なめな印象です。
ILFORD HP5作例おまけ。ハーフではない場合。
おまけという感じですが、ハーフではないフルサイズのCONTAX Aria + Planar 50mm F1.4という組み合わせで撮影した写真を少し。
上のハーフカメラの作例と比較していただけるとよくわかると思いますが、かなり綺麗で粒子感は少な目ですね。
今回の狙いは「粒子感」でしたが、これはこれで、とても素晴らしいフィルムですね!
モノクロフィルムILFORD HP5レビュー - おわりに
というわけで、今回はILFORD HP5 plus400の作例と、撮影場所で訪れた木更津の江川海岸を紹介しました。
モノクロの経験は以前の富士フイルムアクロス100くらいだったので、イルフォードの種類の多さを見ると奥が深そうです。
最後までご覧いただきありがとうございました。良かったらブログも覗いてみてください。
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