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#エッセイ

時間の細分化の話

時間の細分化の話

人間は神になろうとしている。欲望の果てに人は機械を埋め込み、細胞を複製し人を超える。

これは極端な話だがSFの話ではない。
原始時代からさほど時間は経っていないが原始時代では考えられないスピードで人はこれまでにない便利さを発明してきた。
しかし、農耕が始まる前の原始時代の人々も幸せに暮らしていたに違いない。生きていくのに必要なことは原始時代に備わっている。

だからホモ・サピエンスはこれまで生き

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携帯会社の策略を振り返る話

携帯会社の策略を振り返る話

今、日本のスマホ普及率は8割以上。ほとんどの人が下を向いて歩いている。坂本九の歌を聴いてほしいくらいに。
テレビ以来のパーソナルスクリーンを手に入れた人間は自分のスクリーンに吸い込まれていく。テレビ時代家族で番組を視聴し、翌日学校や仕事場で談話する。それが今やテレビの話題はおろか、個々が自分の世界をのめり込み、同じ話題で盛り上がるのではなく自分の世界をプレゼンする形になっている。

第1フェーズ

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お金の概念を変えろ

お金の概念を変えろ

日本は戦後から比べると、衣食住に困らなくなった。しかし、年金問題やベーシックインカム導入検討、定額給付金、高齢者の多額貯金など
金に困っていたり金の流し方に対して常に問題提起されている。

日本人が落ちている10000円札を見ると、動揺する人も多いかもしれない。では100円玉ではどうかそんなに珍しくは思わない。

付加価値として日本銀行から1円1万個分の価値をつけられている10000円札のほうが価

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人口減少社会の話

人口減少社会の話

世界人口は増え続け、そのうち80億人になるだろう。その点日本はどうだ、その頃には1億人以下になっており物理的に国の勢いはめちゃめちゃ下がる。

現段階で日本のGDP(国内総生産)は中国に2.5倍以上、アメリカに4倍以上差をつけられている。産業で成り立っていた日本市場は足踏み状態。新たなイノベーションを、新たな一手を待っている。

どの業界でも聞くのが人手不足、果たして本当なのか。サービス業界には人

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オリンピックと不況の話

オリンピックと不況の話

東京2020がついにやってくる。

チケットが取れなかった人も多いかもしれない。56年の時を経て、また東京でオリンピックが行われる。

オリンピックというイベントが商業主義化したのは1984のロサンゼルスオリンピックからだと言われる。一大イベントに国の財政をつぎ込み、巨大公共施設や雇用がオリンピック終了とともに消えることで瞬く間に不況になった。

オリンピック後のマイナスを減らし、プラス方向にもっ

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流通コストについての話

流通コストについての話

スーパーやコンビニ、ドラッグストアで買い物をするのは一般的だ。

売っている消費の価格。アップダウンが激し買った野菜などを除き、毎日買い物をしている人はその価格を疑うことなく購入している。

全ての欲しい商品を農家や企業にわざわざ出向いて買いに行く手間を考えると安いものかも知れない。
そう、同じ場所に全ての欲しいものを詰め込んだスーパーやコンビニにはいくつもの企業の商品が並んでいる。
例えば一つの

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