見出し画像

「Red Dot Design Award」にて 「Best of the Best」を受賞、授賞式レポ。

「Red Dot Design Award」は、「iF DESIGN AWARD」「International Design Excellence Awards(IDEA)」 と並ぶ世界三大デザイン賞とされています。
今回、同賞にて「Best of the Best」を受賞した作品は、ウェブサイト「AI MODEL」です。

OVERAはブランドのデザインコンセプトからロゴ、キービジュアル、WEBサイト制作など一環してデザインしました。
本サイトは、他にもインターネットのアカデミー賞と言われる「webby award」にてwinner、世界三大WEBアワードといわれる「FWA」「awwwards.」「CSS Design Awards」においてもそれぞれ「Site Of The Day」を受賞しました。

=======================
■受賞サイト:AI MODEL(https://www.ai-model.jp/)
■受賞内容「Red Dot Design Award: Brands & Communication Design 2023」
・受賞名: Best of the Best
・Category: Brand design
・Sub category: Website
https://www.red-dot.org/project/ai-model-66578
=======================

Red Dot Design Awardとは

1955年に創設され、プロダクトデザイン・ブランド&コミュニケーションデザイン・デザインコンセプトの3部門に分かれ、各部門において年に一度、およそ24名の国際的なデザインの専門家により様々な観点から審査されます。

今回我々が受賞を果たした『コミュニケーションデザイン』部門においては、以下の三つの観点に重きを置いての審査が行われます。

  • アイデア:オリジナリティ。クリエイティビティ。

  • フォーム:デザインのクオリティと革新性。

  • インパクト:万人に理解可能なデザインであること。感情的に大きな意義があるものであること。

コミュニケーションデザイン部門では以下の賞が与えられます。

  • Red Dot

  • Red Dot: Best of the Best

  • Red Dot: Grand Prix

  • Red Dot: Junior Prize

2023度の全受賞作1153件の内、50件にRed Dot: Best of the Best(各部門で1つ)が表彰され、さらに限られた6件がRed Dot: Grand Prixを表彰されます。Red Dot: Junior Prizeは生徒や新人デザイナーのみの応募が可能であり、毎年受賞を果たす1件が決められるものです。

授賞式までの流れ

授賞するとトロフィー、Yearbook、授賞式のチケットがもらえます。
※数十万円かかります
トロフィーは郵送するか、授賞式に出席し受けとるかの2択になり、
折角の機会なので授賞式に参加することにしました。

授賞式

2023年11月3日にドイツ・ベルリンのKonzerthaus Berlinで行われた授賞式では、我が社の日本を含め、世界中およそ30カ国から受賞者が集いました。
歴史的なメインホールでの式典に先行して、会場内では立食形式の“ゲットトゥギャザー”パーティーが行われました。
このパーティーは式典後に行われるパーティーよりもカジュアルなもので、飲み物や軽食を楽しむことができます。

ピーター・ゼック氏挨拶

式典では、Red DotのCEOであり創設者であるドイツのデザイナー、ピーター・ゼック氏が務め、審査員チームのケリー・チェン氏、シロ・ヴォン・デブチス氏、アリソン・パーク・ダグラス氏の三名と共に受賞者への受賞トロフィーの進呈を行いました。

授賞式では、このように中央へのモニターへと受賞作がそれぞれ映し出される

授賞式での挨拶の中のゼック氏の言葉に、非常に印象深いものがありました。

『Winning is the beginning.』受賞は「始まり」である。ここが辿り着いた場所、到達地点ではなく、もちろん終わりでもない。

始まりとしての受賞——その言葉を、我々は式典にて発表された他のBest of the Best受賞作品やGrand Prixへと輝いた作品を通じて深く考える機会となりました。


各受賞者へのトロフィーの授与と、Junior Prizeの発表、Agency of the Yearの発表が終了すると、式典は幕を下ろしました。
式典後は、ゲットトゥギャザーが行われたメインホールの隣のホールでアフターパーティーが開催され、受賞者同士でのやり取りが交わされるなどホールはより活気に満ちたものとなりました。


授賞式での登壇の際の、トゥウェンテ大学教授・Office of CC共同経営者クリス・ヴァーマース氏の言葉で当レポートを締め括ります。

口から話し、耳で聞いた言葉。
この内容の90パーセントを人間は、次の30秒の内に忘れてしまう。その言葉を書き記すなら、3日後にその30パーセントが記憶から失われる。そして、それを視覚的な形にすると、30日の後、記憶から失われているのは10パーセント。これが、君たちが創り出すものの、持つ力である。

いいなと思ったら応援しよう!