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81歳の母のiPhoneデビュー


きっかけ

昨年の11月に父が他界した。
父は家で最後を迎えたのだが、母が様々なサポートを受けて介護していた。
私は電車で1時間ぐらいの距離に住んでいたため、時々様子を見に行くような関わりをしていた。
だから、電話で様子を確認していたのだが、この1年間の電話料金がこれまでの2倍くらいになった。
母は古いらくらくスマートフォンを持ってはいたが、基本的には固定電話使用者だ。
そして、外出時に携帯電話を家に置いていくような人であり、何度持参するように説明しただろうか。

そこで、私の携帯電話料金を安くするためにも、一人暮らしとなった母の様子を確認するためにも、私と同じiPhoneでFaceTimeをしたいと思った。

iPhone のプレゼントを受け入れてもらうために

年末にiPhoneをプレゼントしたいことを伝えると、
「高いんでしょう?らくらくスマートフォンでも使いこなせないのに」と想定内の反応だった。
顔を見て話せる『テレビ電話機能?』があると説明してなんとか受け入れてもらえた。
ほっとした。多分、娘の提案に気を使ってくれたのだろう。

先週、新しいiPhoneを購入し、携帯カバーなどの装備品も整えて、実家に行った。
早速、FaceTimeの使い方を説明して、眼の前でつなげて話をしたら、感動してもらえたと思う。
プレゼントできてよかったな。
メールと携帯カメラでの写真と母の好きな料理研究家のYouTubeを登録して説明した。
まあ、このあたりは少しずつ進めたい。

この1週間の母の成長

何回か私からFaceTimeで連絡したが、ちゃんと出ることができ、母からもFacetimeで連絡することができた。
すばらしい。
なぜって、初めてiPhoneでアプリを操作した時に、らくらくスマートフォンとはタッチの強さが違うため、5回に1回ぐらいしか成功しなかったからだ。

そして、なんとエアコンがつかないという緊急事態に対して、FaceTimeを通してリモコンの電池交換の仕方を説明して解決することができた。

さらに、カメラで写真をとって、メールに添付して送付することもできた。
成長著しい。
その写真はかなりピンボケだったけど、自分の子供が小さい頃、何かができて嬉しかったことを思い出した。
そして、笑いながら、なぜか泣けてきた。

ピンボケ写真(何を写したの?)

「これから、いろいろとおもしろいことを一緒にやっていきましょう」と母にメールした。

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