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Rhythmic Flavor / 伊藤美来 を聴いて

こんばんは、ぽぬです。伊藤美来さんの新譜をSpotifyで拝聴しました。過去にないほど高揚感を感じたので率直に感想を記します。 2020.12.23

1. BEAM YOU
楽曲オタクっぽい言い方でなんだか恥ずかしいですが、作家陣の名前が出た時から注目していました。Brand-New-Road / 小倉唯 のような新しさを楽しみにしていたところ、期待の真上を行ってくれましたね。不思議な世界に連れて行かれるような曲調とMV。リリース前から攻めの構成のアルバムなのだろうなと予想。宇宙船から降りてきたみっくに私のハートは撃ち抜かれました。

2. hello new pink
シングルだとどこか異質な、アニタイのカップリングとしてはアーティスト寄りのシティポップとして、一種のメリハリや新鮮さを感じさせる曲だったのが、BEAM YOUの強烈で不思議な世界に触れた後では韻の踏み方というか揺れ方がむしろ心地よく感じられる。ここからどのような物語が始まるのだろうか。

3. ガーベラ
”胸の奥で咲いたガーベラ”
ガーベラの花言葉は『前進』らしい。「枯れることのない花」というポジティブな表現とは裏腹に悲しげな曲調が印象に残る。光あるものにも影はあるといったところか。ちなみにガーベラの花には香りがないという。

4. Plunderer
”一人一人違った星があるから” ”未来を越える強さ”
タイアップであるTVアニメ「Plunderer」のことを歌ったものであるが、本作においては前の曲の「前進」するというテーマを引き継いでいるようにも感じられる。

5. Born Fighter
"お行儀よくは終わり"。ここでもさらに進むのか!というところでやはり本当の主題であることに気づく。「嵐の中」にも立ち向かうというところで内なる自分の殻を破る。

6. 孤高の光 Lonely dark
「未来信じて」・・・・・・ みらい、みっく。
"孤高の光、誰もが星屑" 孤高に輝いているようにみえる星の光でさえ、みな寂しく散り散りに離れているといった風にも聞こえる。

7. いつかきっと
ここでようやくバラード。 「素直になるように」自分を見つめ直す瞬間。「どんな顔するかな?」「寒くて怖くて」時には不安に思うこともあるよね。でも、いつかきっと……

8. Sweet Bitter Sweet Days
"わちゃわちゃSweet Bitter Sweet 苦味あるから甘いの" "落ち込むから飛べるの" 不安に悩んでいた前曲からの対比が素晴らしい。辛さもポジティブに捉えて直して前に進むよ。立ち止まってうずくまっている暇なんてないよ!と言っているみたい。

9. One's Heart
"好きなことを好きと言えるなら どんな色にでも変わっていけるから"
「星に尋ねる」っていう表現はプランダラを受けているのでしょうか。

10. Good Song
明るく優しいブラスの音が気持ちよく「目覚め」た朝のよう。
「大好きを吸い込んでいく」......

11. Vivace
Vivace 〜快活に〜
音楽の授業でそう習ったが、こんな不思議な曲調だっただろうか。
そう疑問に思うのと同時に、何かを思い出す。そうだ、あのとき宇宙との邂逅を......

BEAM YOUで降りてきた可愛い宇宙人みっくにハートをうち抜かれたその瞬間から、わたしはみっくの魅せる夢の世界に連れられていたのです。彼女はわたしに何を伝えたかったのでしょうか。

「ひとりひとり違う」わたしにとっての「みっく」。


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