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彼女は昏がりのむこうへ歩いていってしまった

徘徊に、リスクはつきものだもの
数を足すのもやめてしまった

冒険や探検とせず
徘徊と選ぶあたり健全の程度が伺える
おそらく彼女が探すのは行き止まりなのだ

損なうことを愉悦し
恐怖に快感をゆだねている
彼女はそういった素質を持つたぐいのものなのだ

彼女のイメージはいつも
暗闇のなかでこちらに背を向けている
わたしたちの見通せない、闇の奥を見つめている

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