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「30秒で伝える全技術」【本のアウトプット】
アウトプット02「30秒で伝える全技術/桐生稔氏」
【桐生さんプロフィール】
2017年、「伝わる話し方」を教育する株式会社モチベーション&コミュニケーションを設立。日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー、日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー、一般社団法人日本声診断協会音声心理士。
【読んだ理由】
端的に話すを極めたいから。
【学んだこと】
30秒話せない人は30分も1時間も話せるわけがない。
30秒で話せる文字数はだいたい150文字。
人間は30秒もしないうちに集中力が途切れ意識が違う方向に行きやすい。
30秒で伝える習慣が身につけることで得られる力5つ
┗スピード力
┗瞬発力
┗発信力
┗削ぐ力
┗信頼力
①スピード力
把握する→整理する→ポイントを抽出する→答える
テレビのコメンテーターはこれを連続しておこなっている。
②瞬発力
30秒で話をまとめることができるならば、のっけから大事なポイントを一気に出力する必要がある。
③発信力
30秒の発言を10回行う人
5分の発言を1回行う人
力がつくのは前者、打席に立つ回数を増やすことで発信力を強められます。SNSでも同じ。
④削ぐ力
通信業界のレジェンドであるジャパネット高田さん「人は自分が興味のある話しか聞いてない。どれだけ長く話を聞いても、頭に残っているのは自分が関心のある話だけ。私が自分が紹介する番組では、最初の30秒、1分が面白くなかったらダメだと思っています。」
自分が言いたいことは削ぎ落とし、相手が聞きたいことに集中したからこそ、レジェンドとしての地位を確立したのではないか。
⑤信頼力
話が簡潔で分かりやすい人は信頼を勝ち取れる。
30秒がどれくらいの時間か把握する。
┗30秒で話すにはまず30秒がどれくらいの時間であるか体内に刻む必要がある
┗30秒を繰り返し体験する(電車の開け閉め時間、CMの時間など)
相手を安心させる要約力を身につける。
┗その話をひとことでまとめると?
┗まずタイトルを話してあげると相手は納得し、安心して話を聞くことができる。
例)
今日お伝えしたいことは〇〇です。
結論から言うと
一言でまとめると
スティーブジョズスのiPhone発表のプレゼンのひと言「アップルが電話を再発明します」
「たとえ話」を駆使してより理解してもらう。
┗キングコング西野さんやオリラジ中田さんのYoutubeは10分間の動画に5つくらいたとえ話が出てくるので参考になる。
たとえ話を作る具体的な方法
┗伝えたいことを決める
┗似ているものを連想する
納得を生み出す「ロジック」を組み立てる。
┗提案に対して上司が思う疑問はだいたい下記3つ
┗なぜそう思うの?→理由を示す
┗本当にそう思うの?→事例を示す
┗他にはないの?→比較を示す
前提をロックして無駄な話を撲滅する。
┗まずは前提を合わせること(アバウトなものに対して前提を決め合わせる)
┗建設的に議論を進める
┗前提が揃っているだけで相互理解が深まり、無駄なやり取りが格段に減る
強烈な印象を残す「語彙力」。
┗人間は同じような言い回し、表現にだんだんと飽きてしまう。
┗話がうまいひとは総じて語彙力があり、他の人と異なるひょうげんをするため飽きない。
自信を持って断言する「語尾力」
〇〇な気がします。〇〇っぽいです。〇〇的な感じです。
曖昧な語尾が続くと自信がなさそうな印象を与える。
同じ語尾が続くと話が長く感じる。
なぜ断言ができないか?
┗避難を避けるため
┗私はお肉が大好きです。と言い切れるのは誰からも非難されないから。
┗ビジネスでは、非難される可能性があるので断言できない場面がある
しかし、あまり間違わないが意見がはっきりしない人より自分の意見をしっかり持っている人の方が良い。
聞き手を飽きさせない変化の法則。
┗テンポ(話すスピード)
┗キー(声の高低)
┗アクセント(強調)
プリフレーム。
┗何かを伝える時にまず考えなければいけないのは相手の頭の中。
┗お願いされる方はストレスを抱える、またストレスは突然やってくる方が衝撃が強い。
┗プリフレームを使って緩和させる。
具体的な回答を求められるケース。
┗出来事
┗数字
┗行動
【アクションプラン】
とにかく話す機会を多く作る。
自信を持って断言する「語尾力」が一番自分に足りてなかったなと実感。
話す技術よりもやや思考に寄っていた本でした。