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初海外!台湾旅行を語る話〜②台北地下街探検&タピオカミルクティー編

 台北到着後に、早速地元グルメの牛肉麺を堪能した私。しかし、2泊3日の今回の旅行は予定がギチギチである。まるで売れっ子のタレントの如く、分刻みでスケジュールが設定されているのだ。ちなみに本日一日目は夕方から台湾観光の名所である九份、十份をハシゴした後、寧夏夜市へ繰り出す予定である。牛肉麺で膨れた腹を抱えつつ、貴重な空き時間を無駄にしてはなるまいと貧乏根性丸出しで私は台北地下街へと足を進めた。

 台北地下街。そこは魑魅魍魎の巣食うダンジョンばりに複雑に入り組んでいた。高低差もあり、どこまで続くか分からないその広さに圧倒される。噂によると地元民でも迷子になる人がおるそうな。しかし私はダンジョンの達人である。要所要所にある地下街MAPをチェックし続け、目的の宝箱…じゃなかった、お土産を買い揃えて行った。

 台北地下街の面白いなと思ったところは、各地下エリアごとに品揃えの棲み分けがきっちりされている点。例えばスイーツ中心のエリア、ファッション中心のエリア、食事中心のエリア、さらには書店中心のエリアからTVゲーム中心のエリアまで。それらのエリアが広い地下街のあちこちにあったり、連絡通路で繋がっているのだからそれはまさにダンジョン。歩いているだけで、あっという間に一万歩を超える。足の疲れもピークである。頑張れ、自分。二日目は台湾でマッサージを堪能する予定なのだからと言い聞かせた。

 長時間の移動は足も疲れるが、喉も渇く。そこで立ち寄ったのがドリンクスタンド。有名店「50嵐」でタピオカミルクティーを頂く。「タピオカミルクティー!?ブーム終わってますけど」とか言う勿れ。そもそも本場は台湾ですぞ。そのお味はというと…

 う、美味い!日本でもタピオカミルクティーは飲んだことがあるが、味が全然違うぞ!そもそものお茶の味が美味いし、タピオカも日本のものとは違ってもちもち感が際立っている。そして全体の味も甘すぎることなく、品のある飽きのこない味わい。ついでに言うと、並々と中身が入っているのも地味に嬉しい。
 「女子供の飲む甘〜い飲み物だろ」という、これまでタピオカミルクティーに対して抱いていた思いを台湾本場の味は簡単に打ち崩してくれた。
 ちなみにあまりのお気に入りのため、旅行二日目にも50嵐のタピオカミルクティー(今度は大好きなナタデココもトッピング)を飲んだのは秘密である。ついでにこの時店員さんが普通のお茶用の細いストローを差して渡してくれたせいで、タピオカを吸い上げるのに相当の肺活量を必要としてしまい、唇が痛くなったのも武士の情けで秘密としておこう。

 そうこうしているうちに、夕方出発の九份、十份の時刻が近づいてきた。集合場所である台北駅ホームを目指し、だんだん慣れてきた地下街を通り抜け、地上を目指す。華麗に集合場所へ到着!のはずが少し離れたところに出てしまった。やはり台北地下街は簡単には攻略できないようだ。小雨の降り出す中、私は集合場所へ小走りで向かうのだった。
 次回、九份・十份編にご期待ください。

                         ではではTo be continued…

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