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ポーラ美術館

エントランス

新緑のカーテンをくぐるとガラス張りの空間。エスカレーターを降りると受付の人が迎えてくれて丁寧に案内をしてくれた。"人にこだわる"ことで世界観ができあがる。

モディリアーニ「婦人像」

見る角度を変えると目が追ってきて、鼻の向きも変わる。

エドゥアール・マネ「サラマンカの学生たち」

中央下の二人の男がはっきりしてみえる。近づいてみるとわずかに輪郭が白くなっていた。

ヴィルヘルム・ハマスホイ「陽光の中で読書する女性、ストランゲーゼ30番地」

一見写真かと思うほどリアルだった。それも白と黒の二色の世界なのに。日が差しているのに、冷たく、時間が止まっているようだった。一番好きな絵。

クロード・モネ「セーヌ川の日没、冬」

川に淡くなって映る空。
グレー、黄色、オレンジと空のグラデーションがとても美しい。そしてそれらを作った沈んでいく太陽が、綺麗で、優しくて、寂しい。

クロード・モネ「睡蓮」

最初は「これが有名な睡蓮か」くらいにしか思わなかった。他の絵を見ている時にふと振り返ると、そこには綺麗に映し出された睡蓮があった。近くで見るとボヤけて見えるのに。モネはどんな目を持ってあの絵を描けたのか。それとも10メートルある筆でも使って、遠くから描いたのかしら。

ポーラ美術館は空間が洗練されていて、心地よく過ごせた。今回は時間が無く行けなかった遊歩道をいつか歩きたい。

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