「ミッシェル・フォロン展」-東京ステーションギャラリー
彼は言った。
「わたしはいつも空を自由に飛んで、風や空と話してみたいと思っているのです」
ひとりぼっちで大きな街を前にした時、たとえどんなに綺麗でも、ワクワクしても、どこか寂しさを感じたり、怖気付いてしまうことがある。
たとえば隣にもう1人いたらどうだろうか。
遠くに浮ぶ白い船が希望に見えた。
手前に映る山々がむしろボヤけているのが不思議であった。
わたしに指図してくる矢印は幾つあるのだろうか。
欲望、恐怖、好奇心、保身、規律、慣習、経験、思考、感情etc....
今、わたしを指図してくる矢印はどいつだ。
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