【自由詩】錯乱の果て凍える指先
冷たい指先に慄えが伝わる。苦悩の果てに末期が待っているなら涙なんていらない。
助けるなんて切った啖呵は業となりふたりの楔になってしまった。
そんなに怯えていた突然の吐露は心臓を鷲掴みにした。媚びを売る汚れた心情に痛みを付加する。
口先だけのペテン師に真面目な顔して誘う媚態は馴れた手際に軽薄な知能が透ける。
嵩上げし過ぎの自意識は白痴の錯誤。
冷たい指先に慄えが伝わる。苦悩の果てに末期が待っているなら涙なんていらない。
助けるなんて切った啖呵は業となりふたりの楔になってしまった。
そんなに怯えていた突然の吐露は心臓を鷲掴みにした。媚びを売る汚れた心情に痛みを付加する。
口先だけのペテン師に真面目な顔して誘う媚態は馴れた手際に軽薄な知能が透ける。
嵩上げし過ぎの自意識は白痴の錯誤。