それぞれのバーナムの森
自分で決めたことは大抵三日坊主で終わる。約束は掟でも法律でも破ることに道徳的に痛痒はない。
自分で決めたことだから。止めるのも自分次第。
好きなことと継続とは別のことで、なんとなく進路が決まって嫌ではないが諸手を挙げて進むわけでもないが。
特に仕事なんてそんなモノだろう。
好きで就いた仕事でも内実は理想と現実の違いに啞然としたりする。
人生は選択の偶然性に左右される。
「関係の相対的必然性」が自分の生涯を決める。
生きる道程については偶然と必然は反対語ではない。現実の世界に鳥瞰的視点は存在しない。
全体を見渡せるのは「神の視点」だけだが、「神は死んだ」と言った哲学者がいるように人間は自分の価値も位置も自分自身で把握できないようにできている。
計画は常に挫折する。