【散文詩】見様見真似の無様な模様

何ごとも真似ることから始めよう

オリジナルは彼方の楽園

下手クソなギターと

出鱈目の旋律

猫の目の容姿は蠱惑な声

初期衝動は初期症状で

成仏するのが遡行する黒い鳩

嘴の大きな白色鴉

泣き通した明け方に

三叉路の正面衝突は故障か事故か

地中に埋めた太陽が照らす

囁くのは裏切り者

だが

信じてなければ裏切りではなく

嘘つきだ