【散文詩】引き続き絶体絶命

野良人を気取ってひとり彷徨う

あてなき風来坊は落下中だが

緘黙の癖は治療不可と宣告

生きづらさを極めた半世紀

若さの特権は先延ばしだけで

頑張りなと上から目線をあびせる

人がいればねこも鳴く