![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111854477/rectangle_large_type_2_303bce09cbee05db769d32339f3242e1.png?width=1200)
尤度関数がなぜ同時確率分布なのか
尤度は確率分布の実現可能性を表す
尤度はパラメーターを固定したもの
確率は事象を固定したものだった
特に尤度は
下図の例でも上げているとおり
仮定した確率分布がどのくらい実現可能性あるか!
が重要だった
![](https://assets.st-note.com/img/1690454879006-4QqbWNFGn3.png?width=1200)
詳細はここに書いてあるので割愛!
尤度関数
尤度関数は
確率変数を決めるパラメーター(正規分布だったら平均$${\mu}$$と標準偏差$${\sigma}$$)
を固定した確率みたいなものだったので
$${L (\theta) = P(X=x_i | \theta = \theta_0)}$$
と表すことができる
ここでコイントスを10回の二項分布を例に挙げると
ここでのパラメーターはコインの表裏が出る確率$${\theta}$$とする
(常識的には2分の1だが今回は未知の数であるということにしよう)
コインの表裏が出る確率は固定なので
事象を$${i}$$(コインの表が$${i}$$回出る)とすると
その時の確率は
$$
\Pi_i {}_nC_{i} (\frac{1}{\theta})^{n-i} (1 - \frac{1}{\theta})^{i}
$$
これを全ての事象を$${i}$$で計算するのだが
コイントスは独立試行なので
上記確率を掛け合わせれば良い
$$
\Pi_i {}_nC_{i} (\frac{1}{\theta})^{n-i} (1 - \frac{1}{\theta})^{i}
$$
一般化すると
$$
L(\theta) = \Pi_i f(x_i ; \theta)
$$
尤度関数は何のためにある?
さっきの計算でやったことは
全ての事象を考えて確率の式を導いた
何度も言うが、
尤度とはどのパラメーターが確率分布の実現可能性があるかを見ていて
全ての事象で確かめたいので、確率の掛け算(独立試行なので)で
尤度関数を導出した
$$
\Pi_i {}_nC_{i} (\frac{1}{\theta})^{n-i} (1 - \frac{1}{\theta})^{i}
$$
この関数が最大値を取れば
その時のパラメーター$${\theta}$$の時に確率分布の実現確率が最大になる
この時のパラメーター$${\theta}$$の値を最尤推定量と呼ぶ