米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿242
第241回から続く
実質金利は上昇傾向
ブルームバーグ記事からの引用です。
・「米生産者物価指数、7月は前月比0.3%上昇-市場予想上回る」
・「米国債への資金流入が記録的なペースで増加、現金も強い-BofA」
・「ミシガン大消費者マインド指数、8月速報値は71.2-市場予想に一致」
実質金利(フェデラルファンド・レートからコアのCPI引いた数字)は上昇傾向にありますね。実質金利の上昇傾向がマーケットに与えるプレッシャーは、ある意味大きいなと思いながらマーケットを見ています。コアのインフレって、リセッションが来ないと本格的には下がらないんですよね。で、リセッション(景気後退)がすぐに来るかというと、金融状況が緩和してきていたことからもすぐには来ないだろうと。先日の寄稿で述べましたが、アトランタ連銀のGDP予想、3.9%から4.1%に上昇していて、ちょっとびっくりしたくらいですから。
”期間限定”行動
先日第234回の寄稿で述べましたS&P500で4580でのショート、NYダウで言うなら35660ドル。もちろんこれについては、第235回の寄稿で、その行動の、チャートも明示させていただいてございます。
これはですね、”期間限定”行動です。この行動をとった後、マーケットを見る期間として、期間だけで言うなら、まず8月1日から8月11日金曜日までの第1期間。そして、その次に、8月14日月曜日からジャクソンホールまでの第2期間。
期間を2つに区切って、”期間限定”で、マーケットを見ながら、次にどんな行動をとるか考えるという事でやっております。
ここを守ろう、守ろうとしてますでしょ。
もう今日で、自分の目につく限り3回目ですかね(寝過ごして、寝てしまってみていなかった時も往々にありますので(笑))。
マーケットがさらに下に行こうとしても、S&P500で4460から4470のレベル(NYダウで言うなら35,234から35,300のところへ戻って、戻ろう、戻ろうとしながら、ここを守ろう、守ろうとしてますでしょ。新しい行動は何もしていませんが、今は、なにより、この動きを見ています。
なんでこんなこと言うかと申しますとね。直近の寄稿でも明確に述べさせていただいておりますが、まず、僕の目先のターゲット、S&P500で4,400(NYダウで言うなら34,760)です。それで、あわよくば、あわよくば、4400割れて、S&P500で4370(NYダウで言うなら34,523レベル)があったら、いいなあ、うれしいなあ、という個人的願望、願いを持ちながらやってます(笑)。
まあ、、S&P500で4370(NYダウで言うなら34,523レベル)を下に割れて行くとかなりますとね。これは、多くの人がさらにワイワイ言い出して、弱気コメントが跋扈(ばっこ)して、弱気派が勢いづく地点かなと思ってます。
それで、S&P500で4200(NYダウで言うなら33,180のレベル)を割れるようなことがあれば。S&P500で4200で、9%の調整になるわけですから、これは、また、景色がさも変わったようなふうなコメントとか、色々出てくるでしょうね(笑)。
こんなストーリーは、ストーリーとしてだけ、いくらでも立てられるわけですが。
僕の場合は、そんなこと言ってる前に、また、能書きとかもどうでもいいので(笑)、今、その目の前にある、”マーケットがさらに下に行こうとしても、S&P500で4460から4470のレベル(NYダウで言うなら35,234から35,300のところへ戻って、戻ろう、戻ろうとしながら、ここを守ろう、守ろうとしている動き”~これこそを観察しながら、8月14日月曜日からの自分の見方や行動につなげようと思っております。
第243回へ続く
最後に …
もし、この記事を最後まで読んで頂けて、良かったなと思ったら「スキ」をクリックお願いします!
関連スペース&キャス
関連note
第138回~
第1回~第137回
私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」
🍅🍅
アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
②投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません。
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。
④『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。