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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿233

第232回から続く



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Yellow30,000人一時解雇


本日まずは、第228回寄稿で明記させていただきましたYellow(全米第3位のトラック輸送、このビジネスに約100年あった会社)の件です。
明記させていただきました通りのニュースが聞こえて参りました。
この件、重要なことです。もちろん、これにより、恩恵をこうむっている業界競合他社があることは事実ですが、このニュースそのものが注目に値する事ですね。このようなことが実体経済で、今、起こっているわけですから。
第228回で取り上げまして、30,000人という人数の従業員の一時解雇について触れましたが、ボディブローのような大きなニュースです。

ブルームバーグ記事の引用
・「米トラック運送のイエロー、事業閉鎖し破産申請へ―労組」


さらに、ブルームバーグ記事を4本引用させていただきます。

・「ウォール街、大いなる信用収縮に備え―貸付条件の厳格化が現実に」

・「FRB報告、米銀は融資基準を厳格化―貸し出し需要引き続き弱い」

・「米四半期低異例入札、発行規模1020億ドルに増額へ―市場に大量供給」

・「ゴールドマンのコスティン氏、市場は予想上回る決算に「褒美」与えず」


これから、8月という「時」に入ります。


さて、いよいよ、これから、8月という「時」に入ります。

この寄稿で、再三再四繰り返しておりますが、ソフトランディングぅ~のシナリオは、2024年のS&P500の1株当たり利益、11%増、回復期待で、コンセンサス$240、というところに裏付けられているところ、大きいですからね。

まずは、目先今週もたくさん出てくる第2四半期の業績発表ですが、それにも加えて、ほんとに11%回復できるの?と僕は思いながら、です。

業績がこのように回復していく、PEの拡大ゲーム、そして、FRBへの金利引き下げ期待。ロージー(バラ色)なシナリオは、そのシナリオを構成する、これらひとつひとつの条件や要因が満たされて行かなければならないわけですから。

これらの構成要因が満たされること前提で、これまでマーケットは推移してきているわけですから。

ゆえに、これまで引用させていただき述べてきましたネットのフェドの流動性とでさえ、大きく乖離したように描かれ、見えている、大きく上昇してきたS&P500インデックスの推移が今目の前にあるわけですから。条件、満たすことができなければ、それは修正されることになるでしょう、と僕は考えております。

元FRBの方が、ごく普通にご指摘されておられましたが~”日本の投資家は、日本国債の利回りが上昇すると、これまでほど海外に目を向ける理由が減りますね。これによって、グローバルに利回りが上昇する道筋ができて行きますね。”

すでに、第231回の寄稿で、現在、僕の持つ目線やインデックスのレベルに対するスタンスにつきましては明記させていただきました。まずはこのを8月よく見てみましょう。


整理しておきますと、僕の認識では、パウエル議長が取り組んでおられることは、それはもうたくさんありますが、僕にとって目に付くところをあげますと、下記のようなところです。

・フェドプット切り
・QE(量的緩和)やZIRP(ゼロ金利政策)には戻らない。それに戻らない闘い。
・BTFP(FRBによる新しい緊急貸出制度)によるデュレーションリスクの除去
・FRBのバランスシート縮小

これらが、実際の効果として、どのようにマーケットに解釈されてマーケットと絡み合っているのかですね。

ブルームバーグ記事を引用させていただきます。
・「米国株は2019年のような上昇相場にある―モルガンSのウィルソン氏」


当局による「介入体制」がマーケットを支えている


様々な見方がありますが、僕個人がはっきりと認識していることは、
”当局による「介入体制」がマーケットを支えているという事。”

混乱が勃発した時に、ボラティリティの抑制者、抑制措置として、FRB、米財務省による介入体制が敷かれている事です。
「介入体制」これは、とんでもなく、大きいことだと思っています。

まあ、それらは、負債によって支えられているという側面もあるわけでもありますが。
本日引用の各ブルームバーグ記事、是非、よくご覧になってみてください。

ですから、マーケットに修正があるにしても、僕は、まずは、乖離の修正から、という言葉を選択し、使用しています。

もっと言うと、著名各氏やウォール街の有力者がいろんなところでいろいろな説明をしてくれますが、行きつくところ、僕は、当局による「介入体制」がマーケットを支えているんでしょ、だから、マーケットでPEの拡大ゲームであり、いろんなことができ、謳歌できるわけですよね、と思っています。
言葉を変えていうなら、新型コロナの時など、かつての苦い経験から、オンショア、オフショアを問わず、米ドルの安定供給という事でもあります。


グローバルに利回りが上昇する道筋


前述の~元FRBの方が、ごく普通にご指摘されておられましたが~”日本の投資家は、日本国債の利回りが上昇すると、これまでほど海外に目を向ける理由が減りますね。これによって、グローバルに利回りが上昇する道筋ができて行きますね。”
各報道にあります通り、これは大きいことですね。


30分間超くらいのスペース


本当は、予め日時を決めて、その1週間後くらいに、30分間超くらいのスペースなども行いたいと考えてはいるのですが、現在は、個人的事情により、それができません。できるだけ早段階で、まずは1回実現して、その後、少しずつ継続してやっていけるようにと考えております。

皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。




第234回へ続く




最後に …
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第138回~

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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
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