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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿157
第156回から続く
〇種類のマネー・マーケット・ファンド(MMF)に関する動向
今日は、
・株のマーケットに対して、「あんさん、なにをおたむれを。変な冗談、やめておくれやし~。そんなん、おまへんえ~」って言う、その根拠と詳細。
・2種類のマネー・マーケット・ファンド(MMF)に関する動向~
この2種類のマネー・マーケット・ファンド(MMF)が、今、すごく大事な事を私達に教えてくれています。単に、マネー・マーケット・ファンド(MMF)に資金が流入しているという類のお話ではありません。だからこそ、今、この事が大事なのです。
・クレジット(与信)・リスクの詳細について後述します。
この3点はどれもつながり絡まっていて、今のアメリカの金融市場を見る上で、見落とせない重要な事柄だと僕は思っています。
メジャー・リーグ・ベースボールとか見てますと、解説者の方が「あ~、今の当たりだったら、2塁ベースまで行ってほしかったですねぇ~。
— アウトライヤー (@iEjspQrtBk15hwo) April 2, 2023
これ1塁ベースまでしか行けなかったという事になりますと、この後の展開が変わってきますよ~」とかって、おっしゃることあるじゃないですか。
さて、昨日、アウトライヤーのツィッターアカウント(@iEjspQrtBk15hwo)から、下記のようにツィートしました。
【メジャー・リーグ・ベースボールとか見てますと、解説者の方が
「あ~、今の当たりだったら、2塁ベースまで行ってほしかったですねぇ~。
これ1塁ベースまでしか行けなかったという事になりますと、この後の展開が変わってきますよ~」とかって、おっしゃることあるじゃないですか。
これがアウトライヤー寄稿の主旨です。派手な事しなくてもいいから、まずは、足元、自分の当たり相応のベースに進むためにを主旨とした寄稿です。そこから~次の笑顔をという事です。】
この寄稿の主旨は、これなんです。何を見るのか。どこを見るのか。どう解釈するのか。なぜそう解釈するのか。その根拠は?それが何に影響するのか。それがどうなった時に、いつ具体的に行動するのか。いつその行動が終了するのか。行きつくところ、それが投資にどういう結果をもたらすのか。
一回りして、ホームベースに返ってくるという事ですね。
だから、「何を見るのか。どこを見るのか。どう解釈するのか。なぜそう解釈するのか。その根拠は?それが何に影響するのか。」~この作業をしている時に、無理して暴走する必要など全くないのですが、行けるところまで、自分の足で行きつくことのできるベースのところまで、バットの当たり相応に、行く、行っておくという事です。
相場ですから、後に派手な展開になることも、これは、十分にあり得るわけで。
その時は、それはそれで、状況によって、笑顔、泣き顔、ですね。
まずは、そこ行くまでに、足元。
さぼらない、って言う感覚からですかね。
「しゃべる順番を待つのではなくて、聞く」
ウォール街の投資銀行って、いろんなイメージが世間さまにはあるようで。
中には、派手なイメージとかの想像もあるようなのですが。
僕が、ウォール街のマネジメント(管理職)に携わる人達から学んだことは、
「真面目に取り組む。継続する。さぼらない。」
「しゃべる順番を待つのではなくて、聞く」って、言うようなことでした。
クレジット・クランチ(信用収縮)という事につきましてはね。
もうすでに、クレジット・クランチ(信用収縮)は起こるんだ。それを株のマーケットは織り込んでいないというコメントも、結構、アメリカに、先週とかあったんですね。結構、あらかじめ、決めつけ気味のコメントで(笑)、これは起こるんだあ~と。
クレジット・クランチ(信用収縮)を、株のマーケットは織り込んでいない
僕はね。クレジット・クランチ(信用収縮)を、株のマーケットは織り込んでいないという事につきましてはね、そりゃ、当然、そう思いますよ。それを織り込んでいてこんな今のような水準に株のインデックスがあるとは、ちょっと考えられないわけですからね(笑)。
クレジット・クランチ(信用収縮)は起こるんだと、決めつけてしまう事には、ちょっと抵抗
だけど、クレジット・クランチ(信用収縮)は起こるんだと、決めつけてしまう事には、ちょっと抵抗や躊躇は正直ありましたね。もっとそれを裏付ける具体例を見たい。具体的な事象を知りたい。まずはそれを見たいと思いながら、早急にそう決めつけてしまって、それを言うのは、まだ時期尚早だ。時間が必要だ。まずはよく見てと思って来ました。
そこへ、この週末、第156回の寄稿で述べた専門家のご指摘。
決めつけずともですが、これ(クレジット・クランチ(信用収縮))は、かなり、相当、相当、意識しておかなければという心理に、この専門家のご指摘から大きく、変化しました。
この寄稿で引用させて頂いている事とは、また別のお話としましてね。
僕が目線を本当の意味で合わせているホンマものの専門家って、そう多くはないんですね。
そのうちのおひとりが、第156回寄稿から~
その専門家のコメントからの引用~
「FRBどうの、パウエルがどうのとかってことよりも、クレジット市場の構造変化に注意を払う事」~
〇〇部分の格付けがあまり機能しなくなっていて、崩壊しつつある
「これこそが、今大事なポイントだよ」~
「この資産担保証券(ABS:Asset Backed Securities)のメザニン部分のスポンサーシップ、いわゆる保険会社とか年金基金がこのメザニン部分に投資しようと考える時に、格付けがあまり機能しなくなっていて、保険会社とか年金基金の格付け要件を、もはや満たさなくなってきちゃってて、崩壊しつつある」とのご指摘。
もうかつて2008年や2009年当時、聞き飽きたくらいに、格付けのことって当時話題になりましてね。それはもう、毎日、毎日。
クレジット(与信)を語る時、当たり前ですけど、格付けって、とっても大事です。
それで、この専門家の方は、前述の通り、”~略~崩壊しつつある”と述べておられるわけですね。
まずは第156回寄稿をご覧になって頂いてからの話ではありますが、
このメザニンって~*メザニン債~資産担保証券(ABS)の発行に際してリスクを3分類した中で、中程度のリスク水準の債券のこと。建物の中2階のことを英語で「mezzanine(メザニン)」ということから転じました。証券化商品のうち最も安全なシニア債と最もリスクの高いジュニア債の間にあるものを「メザニン債」といいます。(*の出所:大和証券)
僕らは、メザニン、メザニンって、まあ、呼ぶんですけどね。まあ、個人的には、メザニンは、結構、リスクある部分だなあという印象はあります。
メザニンは、メザニン債なんですけど、リスクという事や劣後順位を考えた時に、どちらかというと、エクイティ(株)と同じ?という認識があって。
リスクは、これは、結構あるんだけれども、投資家さんから見たら、投資妙味があるというような部分なんですね。
こう、デット(有利子負債)とエクイティ(自己資本)の中間的位置づけにあたる感じですが、シニア・ローンよりも支払順位が劣後してて、発行体が破綻しちゃったとかで劣後事由が発生した場合に、元本と利息の支払いの順位が低いわけですね。
崩壊しつつある
この専門家の方は、そこについて、こう述べておられるわけですね。
”~略~崩壊しつつある”と。
もちろん、これから時間を使ってマーケットを見て行きますけど、この事、すごく大事です。クレジット(与信)の事。僕は、すごく意識しています。
規模の大小は別としても、クレジット・クランチ(信用収縮)が発生する確率は、これは、高くなっているな、と、僕は思っているわけですね、今の時点で。
金融の世界に、ヘアカット
金融の世界に、ヘアカットってあるんですよ。
この場合は、美容院とかでのヘアカットではなくてですね。
*ヘアカット~銀行などの金融機関が融資をする際、担保として差し出される有価証券を額面から一定金額割り引いて評価すること。または、その割引率のことで、「ヘアカット率」ともいう。担保となる債券や株式などの資産価値が将来的に下落するリスクに応じて割引率が決められる。英語名称はHaircut。(出所:野村證券)
上記の通りでございます。
ヘアカット(Haircut)と言うのは、金融機関において、担保を評価する際に差し引く一定割合の事なんですね。
担保を設定する時に、前もって、担保の損失リスクを明らかにする。
例えば、資金供給を受ける時に、差し出す債券の額面でも株式の評価額でも、たとえば、ヘアカット率が20%だったら、その担保として差し出したものの、80%分しか資金供給受けられませんよって話です。
そりゃ、このヘアカット率っていうのは、格付けが低い債券ほど大きくなるわけですね。
一部崩壊しつつある、クレジット問題に加えましてね。
こういうところにも、結構影響が出てきてますよという話が出てきているわけですね。そりゃ、銀行が融資厳格化をはかってきていますからね。
シリコンバレー銀行の破綻以前のアウトライヤー寄稿で、銀行の融資基準が厳格されているというチャートなどを引用して過去の寄稿で述べましたが、こういう銀行問題が起こっておりますから、なおさら厳しくなるわけですよね。
だから、こういうところを見ておくことが大事なのです。
信用需要が、結構、厳しい状態になって来てますよ~ってところです。
それでね。もうひとつ大切な事があります。
マネー・マーケット・ファンド(MMF)って、ございますでしょ。
ひとくちに、MMF(マネー・マーケット・ファンド)って言っても、
ガバメント MMF とプライムMMF と2つあるんですね。
その2つに対する定義は、
・ガバメント MMF~現金、国債、国債を担保とするレポ等にポートフォ リオの 99.5%以上を投資している MMF
・プライム MMF ~ガバメント MMF 以外の MMF
〇〇 MMF からは、資金が流出、◎◎MMFには大きな資金流入
それで今、アメリカのホンマものの専門家のお話によりますとね。
引用~「このプライム MMF からは、資金が流出するかたちになっていて、ガバメントMMFには大きな資金流入が見られていて、資金流入が続いていると」
これは、なんでかって言いますと、プライムMMFは銀行に投資してるかたちになっているからなんです。それすなわち、今のこの銀行問題で、クレジット(信用)リスクがあるからなんです。
高い利回りとかではなくて、とにかく、クレジット・リスクを避けたいという明らかな思惑がここ(ガバメントMMFには大きな資金流入が見られていて、資金流入が続いている)に見て取れるわけですね。
マネー・マーケット・ファンド(MMF)間でも、高い利回りを追い求めて、とかではなくて、安全性の問題なわけですね。そりゃ、そうですよね。○○問題とか○○危機とか言う言葉が使用されている時ですから。
安全性に優先順位を置いて考えますよね。お金は臆病ですから。
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この寄稿で例えて述べてきました「いくつか腐ったリンゴがあった」という、つい約3週間前の話から(シリコンバレー銀行の破綻から)、事象は、1980年代の米貯蓄貸付組合(S&L)危機や2008年の金融危機と比較はできないけれども、今、クレジット・リスク全体が、大きく意識されている。
そしてすでに、そのリスクに対応した、行動、避難行動がどられているという事なわけです。。
何もなければ、避難はしないわけですから。
アメリカの金融市場で、どれほど、クレジット・リスクが意識されているか、この寄稿で述べているような事を見ていて、私達は、今、このアウトライヤー寄稿を通して、ある程度は、一緒に、感じることできるのではないかと推察致します。
それで、僕は、マーケットは、フロス(泡、あぶく)の状態だと。
フロスが、どう言う状態を指すのかについては、これまでに述べて参りましたが、フロスが、どんな時に起こるのかという言いますとね、それはね。
この寄稿で述べております通り、まず、今、この寄稿のたとえで言うなら、”瀕死の状態”の患者さん(アメリカの銀行問題・グローバル金融システム)と、そこから、アメリカのクレジット(与信)に絡んだリスクが横たわっているわけですね。
いっぽうで、マーケートは、その”瀕死の状態”の患者さんに対しては、
FRBがすでに対策・緊急の措置を取っている。
低い失業率が継続して、それで行きたい。
FRBが、何かあれば、もう早ければ6月からでも、金利を下げてくれるだろう。
それで、”そふとらんでぃんぐぅ~”(米経済・景気の軟着陸、リセッション・景気後退回避)
って、思っているわけでしょ。
あんさん(マーケット)、現実と、どんだけ乖離してますのん?
こういう時に、フロス(泡、あぶく)が起こるのです。
あんさん(マーケット)、現実と、どんだけ乖離してますのん?
低い失業率で行く???
はあ~???
利下げ???
「あんさん、なにをおたむれを。変な冗談、やめておくれやし~。そんなん、おまへんえ~」って、感じです、僕は。
まあ、マーケットに文句言ってもしょうがないんですけどね(笑)。
マーケットを取り囲む景色が変わってから、シリコンバレー銀行の破綻時の寄稿が第133回です。
そこから、寄稿を全部読んで頂けますと、これは、アウトライヤーの申し上げたいことが伝わると思っております。
よろしければ、せめて、第152回から第156回の寄稿、そして、金利の下げにつきましては、(そんなん、おまへんえ~)ですけれども、万が一、万が一にも、そうなった時にどうするかは、第150回の寄稿に明記してございますので、こちらを。
【パウエル議長は、先日のFOMC後の記者会見で「FOMCとして年内の利下げは見込んでいないと強調、明言されておられました。】と述べております。
このパウエル議長のお話を繰り返しながら、ここのところ、インフレについてまとめました第153回寄稿でも、パウエル議長がどう考え、どうしようとしているのかについても述べました。
パウエル議長は、FOMCとして、年内の利下げ云々の質問に対しては答えなかったとか、明言を避けたとか、それについては、今回コメントしなかった、とかじゃないんですよ。そういう事は全くございません。
【パウエル議長は、先日のFOMC後の記者会見で「FOMCとして年内の利下げは見込んでいないと強調、明言されておられました】~です。
第152回の寄稿で、ブルームバーグ記事を引用して~「米利下げ見込む市場予想は間違い、引き下げまだない―ブラックロック」~「リセッション入りすると中央銀行が慌てて経済の救済に動くというのは古いやり方だ」~「米連邦準備制度が、市場が想定しているような利下げを実施できるのは、より深刻な信用収縮が広がり予想以上にひどい景気後退を招いた場合だけだと考える」~これ、まさしく、僕も、そう思います。と述べました。この通りに考えております。
今、アメリカに銀行問題があって、それで、マーケットがどうの、FRBがどうの、というところも大事ですが、むしろ、より今、アメリカに銀行問題があって、その問題が、どこに影響しているのかというところが今後のさらなる鍵になりそうなわけですね。
その問題が、前述の通り、クレジット(与信)に明らかに影響を与え始めている、
それが、露見しつつある。ここなんです、見ておかなければならないポイントは。
信用需要が、結構、厳しい状態になって来てますよ~、
もしかしたら、今、アウトかセーフの境目くらい、崖っぷちですかねぇ~ってところを見ておく事なのです。
それほど、クレジット(与信・信用)・リスクが意識され、問題視さえ今されているわけです。過去の危機と呼ばれた時からの学習効果でもあります。
ですから、米経済にリスクがあるとか、そう言う抽象的な事ではなくて、前述のこういうところを具体的に見ておくことなのです。
それすなわち、クレジット(与信・信用)リスク、ここをよく見るという事です。
言い換えますと。
この寄稿の最初の頃から事あるごとに述べております通り、まず、マーケットものというのと、クレジットものというのと、あります。これらは、それぞれ別のものですと述べております。これをまず、認識した上で。
〇〇が、どうも崖っぷちくらいの状況
今、アメリカの銀行問題から、アメリカのクレジット(与信・信用)ものに問題が発生、それが、どうも崖っぷちくらいの状況にあるようですね、注視する必要がありますね、と述べております。
クレジットものに問題があると言っている時に、マーケットもの(株式市場など)を、今、一所懸命に語っても、それにどのくらいの意味があるのでしょうか、と述べております。だから、僕は、株のマーケットは、今、フロス(泡、あぶく)の状態だと述べております。
問題があるところをまず先に見ないと。
その問題が、もしその問題が、顕在化した時、いずれ、将来のマーケットものに影響するのではないですか。
それが、影響する事になった場合は、マーケットもの(株式市場その他金融市場)へのインパクト、これは大きいはずでしょ、と述べております。
で、問題があるところは、クレジット(与信・信用)リスクのところ。
ですから、ここをよく見るという事です。
ブルームバーグ記事の引用です。
・「米ISM製造業総合景況指数、3月は46.3%に低下―市場予想下回る」
同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す。

P.S. 追伸
Oxford Languages(辞書・オックスフォード・ディクショナリーからの定義 )
せんもんか
【専門家】
その学問分野や事柄を専門とし、それに通じている人。エキスパート。
そうなんですね。
世の中、専門家だらけですね。
まあ、それはいいじゃないですか。
人それぞれですから。
第2回のスペースから~
SNS上に、すっごく、面白い、ユーモアのセンスが素晴らしいアメリカ人の女性がいまして。相互フォローさせて頂いているのですが。
彼女のジョークそのものが、分野を問わず、バカ受けで、時々、「こりゃ、すっごいウケるわ~。超ウケた」とか「これ絶妙だね、面白すぎる」とかコメントさせて頂いたりしています。すっごくスマートな(頭が良くて賢明な)女性です。
ホント面白いのですが、彼女のもうひとつすごいところは、オバマ大統領が彼女をフォローしているところです。
その彼女のジョークのひとつに、「最近は、十分にリサーチを済ませた、リサーチはバッチリって言う人達ばかり。リサーチ、リサーチ、リサーチしたって。ユーチューブからなんからSNS上では、専門家ばっかり。専門家だらけ。(パンデミックの専門家、コロナの専門家、ワクチンの専門家、戦争の専門家、インフレの専門家、金利の専門家、リセッション(景気後退)の専門家、その時々、話題になるテーマの専門家、にわか?)。それで、その情報ソースは全部SNS。涙出して笑らう絵文字2つ、3つ付」っていうジョークがあって。これも結構ウケました。
まあ、世の中さまざまですが。
ボトムラインとして、僕の場合はですが、一緒に穴に落ちなければいいと、僕は、思っています。
第2回のスペースで述べました通りです。
ウォール街などで働く時に、肝に銘じていたのは、
Quotation: "Matthew 15:14 Verse New International Version" "Leave them; they are blind guides. If the blind lead the blind, both will fall into a pit."
バイブル・バース:マタイによる福音書 15:14 - 彼らをそのままにしておきなさい。彼らは盲人のための盲目の案内人だ。盲人が盲人を導くなら,両方とも穴に落ちてしまうだろう。
「主が言うのです。彼らをほっとけって。彼らは、盲人の案内人だ。
盲人が盲人の手を引いて、一緒に穴に落ちますよ、ってことです。
これすっごく大事な事です。」
今日このスペースに来ていただいて、これだけ覚えておいて頂ければというくらい重要な事です。~第2回のスペースから
What gets us into trouble is not what we don't know. It's what we know for sure that just ain't so.
やっかいなのは、何も知らないことではない。実際は知らないのに、知っていると思い込んでいることだ。― Mark Twain(マーク・トゥエイン)~小説家~「トム・ソーヤーの冒険」の著者。~第2回のスペースから
こういうクォートを見ながら、事あるごとに、自分を、それは、それは戒めています。
僕は、アメリカの事につきましては、分野を問わず、アメリカの専門家の、誰のお話を聞くかという事に、自分なりにこだわっています。
「その人が、そう言うなら、そうなんでしょ」と自分が思いきれる専門家の方と目線を合わせるようにしています。
言い換えますと、金融市場、世界中に様々なコメントがたくさんあります。
僕は、今、クレジットものに対するリスクについてそれを述べていない、自称専門家のお話を聞く事はありません。
今、私達の目の前にある大きなリスク、それは、〇〇
なぜなら、今、私達の目の前にある大きなリスク、それは、クレジット・リスクだからです。
クレジット・リスク、そこからのクレジット・イベントが、アメリカのホンマものの専門家の間で、日夜議論され、話題になっている時です。
その人達は、「株式市場について、何か、買いだとか、何か、このセクター良いとか、この株買いだとか、何か、アイデアある?」って聞かれた時に、「今、何もないね」というコメント、それに対して、「そりゃ、そうだわな」って相槌も。
「こんな時に、そんな質問する事自体がちょっちね~」などと。
今、こんな具合です。
僕を、その方達と同じ土俵で語るつもりはありませんが、
僕も、今は、同じ意見を持っています。
第158回へ続く
最後に …
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🍅🍅
アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
②投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません。
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。
④『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。