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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿239
第238回から続く
米国債の大規模入札
ブルームバーグ記事の引用です。
・「米国債の大規模入札、投資家の買い意欲試す―債券安続くか判断材料に」
・「フィラデルフィア連銀のハーカー総裁、利上げ終了が近く可能にも―経済次第で」
今週、8月10日木曜日発表のCPI(米消費者物価指数)の数字に注目が集まりますが、今週同時にこの報道「米国債の大規模入札、投資家の買い意欲試す―債券安続くか判断材料に」とっても大事だと思います。
この報道からの引用~”重要なのは、4%を超える長期債利回りが買い手にとって十分に妙味があると判明するかどうか、イールドカーブ(利回り曲線)が急激にスティープ化した最近の傾向を止めることができるかどうかだ。今週の入札は8日の3年債420億ドルから始まり、9日に10年債380億ドルが実施される。10日に行われる30年債230億ドルの入札は、7月の消費者物価指数(CPI)発表の数時間後に行われる。
ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者スバドラ・ラジャッパ氏は、「先週の利回りの急上昇を考えると、今週の入札の中では30年債入札がどうなるかが多少懸念される」と述べ、「フィッチの格下げに続き、10日に予定されるCPIが投資家の需要を左右するだろう」と予想した。”
そしていろいろありながらも、いたって目を引くのは、下記の通り、アトランタ連銀のGDPNow で、第3四半期のGDP予想3.9%から4.1%に上昇していることです。
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リセッションは、”後ずれ”、”先延ばし”
それでですね。まあ、結構最近、ここのところ、ウォール街のセルサイド(投資銀行など・運用会社さんではない側)を中心に、ソフトランディングぅ~のシナリオ、ストーリーが跋扈(ばっこ)しておりますでしょ。
そうなんだなあ~と思いながら、この寄稿でも何度も述べました、2007年の2月のニューヨークタイムズ紙の記事に掲載されました、バーナンキ当時のFRB議長が、ソフトランディングぅ~で行けるという。それから13か月後に、ベアースターンズの事が起こって、その半年後にリーマンショック。まあ、僕は、金融状況が緩和してきていましたから、リセッションは、”後ずれ”、”先延ばし”になっている、と考えています。
今回は違うんだ、とは思えませんね。
欠点のない、シミ一つないディスインフレ
昨日引用しました言葉「An immaculate disinflation」欠点のない、シミ一つないディスインフレ。これが、どうなんですかね?と思いながら、8月10日木曜日のCPI(米消費者物価指数)に僕も例にもれず、注目しています。
ショートはそのままにしてあります。
第240回へ続く
最後に …
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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
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アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
②投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません。
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。
④『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。