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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿241



第240回から続く


9月の利上げ確率10%


ブルームバーグ記事の引用です。

・「米消費者物価指数、7月は前月比0.2%上昇-前年比では3.2%上昇」

・「FRBが重視するサービスインフレ指標、7月に今年初めての加速」

・「SF連銀総裁、FRBには「まだ仕事ある」-インフレ目標達成に向け」

・「FRB、インフレ鈍化で9月据え置きの公算-利上げの選択肢は維持へ」


現在市場は、9月の利上げ確率10%くらいの織り込みで、11月についても2割くらい。そして、2024年の早い時期に利下げ予想ということで見ているようですが。


引き上げた金利の”高い、を、より長く”


9月については、据え置きの公算大であっても、年内あともう1回の利上げは頭に入れておかなければならないと僕は思っていますし、2024年の早い時期からの利下げ予想という事については、賛同できませんね引き上げた金利の”高い、を、より長く”だと思っています。前年比で7月のCPIは、3.2%、同6月の3%から上昇ですし。


米国債の大量発行


また、僕は、この寄稿でブルームバーグ報道を引用しながら述べてきております通り、米国債の大量発行米国債の発行が増えれば増えるほど、それにつれて、そうそうこれまでのように株がすんなり上がるという事にはならないのでは、と考えております。

トラップ(罠)かな?


ゆえに、昨日CPI発表後、マーケットが上昇していましたが、これは、トラップ(罠)かな?と思いながら、これまで同様、ショートのまま、何もせずに、放っておきました。まだ、8月中盤にもなっておりませんからね。米国債の大量発行は、特に向こう2,3か月は注目のしどころなくらい増えるでしょうから。もちろん、この寄稿で述べております通り、リバースレポという隠れ蓑があることは承知いたしております。そことの関係も含めて、まずは、この8月という「時」と考えて参りましたので、ショートはそのままにしてあります。

過去にこの寄稿やスペースで述べました通り、去年ジャクソンホールの時に、パウエル議長の8分間のスピーチで、直後、米富豪の皆さんの時価総額10兆円が吹き飛んだと言われました。今年、それとまた同じことか起こるかどうか、それについては皆目見当もつきませんが、少なくとも、CPI発表後からジャクソンホールまで、その手前まで、は、一つの期間として、予期せぬ何かが起こらない限り、自分のとっているポジション、スタンス維持の姿勢です。



第242回へ続く




最後に …
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。

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