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日本の政治家のKGIはいかに自殺者数を減らせるかにしてください

うちの会社ではどの部署に関わらず、毎年各部署で目標管理シートと呼ばれるものを年始明けの1月に提出することになっている。

それは…

・KGI(Key Goal Indicator)
・KPI(Key Performance Indicator)

…と、各部署ごとにその年の目標額が割り当てられ、各々がその目標額(KGI)を達成するために具体的にどんな施策(KPI)をもって取り組んでいくのかを設定するもので、ネットで探れば掃いて捨てるほどこの言葉の定義、重要性は解説されている。

これの大事なことは具体的に数字・データでその結果を振り返ることができるから、その施策が狙い通りうまくいってるかがみんなに可視化されるから会社としても評価をつけやすいから便利だ。
しかしそれを実行する側はKGIとKPIを設定したからには一定の緊張感をもってその一年を過ごすことになる。

そして思った。

政治家のKGIは自殺者数をいかに減らせるかにすべきだと。

周知の事実として世界の先進国G7中、日本は自殺者数で一位を死守している。

日本の政治家たちが掲げる国家の姿、目標は理念だけであることが多い。

我が国の首相の理念は次の通りらしい。

「世界で唯一の戦争被爆国である日本はこれまでもこれからも平和国家として歩みます。

私はその歴史を受け継ぎ、希望ある未来を目指し国民が何を望むのか現実を見据え

勇気をもって決断する政治を実現していきます。」
※岸田文雄首相のサイトより抜粋

とてもいい言葉だと思う。

でもこれだけだとただの理念にしかすぎない。

日本の政治家が理念としてよくあげるのは岸田首相の言葉にもある通り

「…希望ある未来を目指し…」

というものだけど、じゃぁこれを実現するためのKGIはなんなのか?そのKGIを達成するためのKPIはなんなのか?

会社で経営理念だけ掲げて社員たちが仕事に取り掛かるなんてありえない。
どう動けばいいのか?どう動けば評価されるのかがわからないからだ。

生きる希望に満ち溢れた国家を作る、なんて素晴らしい理念・言葉だろう。
でもこれを裏返してみてみるとそれは生きるのがつらいから死を選んでしまう人を減らせる国家ということになるんじゃないかと自分は思った。

もちろん国家と会社の目標とは根本的に違っている。

会社の最終目的は利益の最大化だけれども、国家のは利益の最大化ではない。お金が潤えばみんな幸せということは違うことはG7入りしてたとて、自殺者数で一位になっていることから根本的に矛盾している。

いまの国家運営についてはいろいろ言いたいことはある。
言いたいことはあるけどもすべて清廉潔白に国家運営をすすめてほしい、というのは諦めている。

だから、せめて、自殺者数を減らしていくということを唯一でいいから政治家たちのKGIにしてほしい。

生きづらい世の中を是正していけばこのKGIは達成できるはず。
ではそのKPIはなんなのか?
クオータリー(3か月)でそのKPIは国民に発表していってほしい。

日本の政治家たちはKGIどころか理念だけを掲げて、そこに大量の税金を投入してそれがうまくいってるかどうか発表しないまま次の施策を進めようとしていく。同じ大臣たちで。

会社で考えたらあり得ない運営だろうなと思う。
即刻担当を変えてKGIを達成できそうな社員に託すことになると思う。

「自殺者数を減らす」ことは各省庁すべてにはまるKGIだと思う。
各々が独自のKPIを立てることができると思う。
それが「自殺者数を減らす=生きやすい国家を作る」に集約される。なんてすばらしいことだろう。

と、ある親子三人の無理心中の電車事故の記事を今朝読んで強く思った。

長文に付き合ってくださってありがとうございました。


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