イギリスへの道
好きと好きが合わさるとき、2倍でも2乗でもなく途轍もなく大好きで嬉しくなるのだけれど、私は米津玄師さんが好きすぎて、イギリスも好きすぎて、米津さんが海外ツアーで、ロンドン公演をすると知ったときは、拳を突き上げながらそこら中の人達に大声で知らせながら走り回りたいくらいの嬉しさで、もちろんそんなことは実行しないけれども、心の中で何度も飛び跳ねて何度もガッツポーズをした。
そしてあなたもちろん行くよね、と自分に確かめた。
そして公演日時が公開されたその日にそっとロンドン行きの航空券を予約した。会場もチケットの販売についてもまだ分からなかったが、誰にも何も言わずイギリスに行く道筋だけ先に作っておいた。
BakerStreet駅前の学生寮で四半世紀近く前に一年を過ごした街のシャーロックホームズの像の前で、自分のこれまでとこれからを見つめる、そのためのきっかけを米津さんがくれたというのがイギリス行きの後付けの理由。
本当はただただ好きが募るだけ。早くロンドンでライブをする米津さんに会いたい。
願う人全てが健やかに新年を迎え、国内ツアーが無事始まり無事終了し、初の海外ツアーが楽しく好評でありますように。
きっとそうなる。