冷却塔とレジオネラ菌 その2
レジオネラ菌は「蒸し暑い環境」が大好きです。
50度でも数時間生存することができ、20度以下では増殖できません。
35度くらいが、最も菌の生存に適した温度だと言われています。
よって、温泉や浴場はレジオネラ菌にとってうってつけの場所なのです。
また、空調用冷却水系の水温は一般的に10℃~40℃で、
レジオネラ属菌の繁殖に最適な温度に近づきます。
レジオネラ肺炎は、空調冷却水内で増殖した菌が
冷却塔(クーリングタワー)から飛散したり、
入浴施設の水循環装置や浴槽・湯船の表面で増殖した菌が
シャワーなどで飛沫したり、ジャグジー風呂等の泡沫に含まれたりして、
それを吸い込んで発病します。