NFTで180度変わるコンテンツとファンの関係性
こんばんは、あうとかむです。
今回の記事ではSKE48の「NFTトレカ」やJ1リーグチームの「Sorare」参戦で熱を帯びてきたNFT×コンテンツについて2年程ブロックチェーンゲームをしてきた経験を踏まえて妄想します。
NFTって何?
NFTは「Non Fangible Token」の略で、
日本語に訳すと「代替できないトークン」になります。
NFTとは暗号資産の一つイーサリアム(ETH)の技術によって、
「データの発行枚数がどれくらいか」
「データが誰のものであるか」
「データはどんなパラメータをもつか」
を定められるトークンにです。
うん、難しそうな響きになっちゃいますね。
例がいりますね。
例えば👆のガンバ大阪の宇佐美選手のNFTは
100枚発行されるうちのNo,1で
あうとかむ(Outcome)というプレイヤーが所有し、
カードの強さは「×8.3」みたいな具合です。
NFTと今までのデータって何が違う?
今までのデータは例えばポケモンのマスターボールは全員手に入れられたり、アイドルの画像はコピペや保存が簡単にできたりと、いわば無限に複製されて、価値が限りなく0に近くなってしまうものでした。
一方、NFTは発行数が決まっていて、誰がどんなものを所有しているかが現実世界全体の中で決まっているので、今までのようなゲームのアイテムやアイドルの画像に希少性がうまれ、それが自由に交換できることから、希少性やその性質に応じた「価値」をもつことになります。
極端にいえば、地球上にマスターボールのNFTは一つしかなくて、1億円で売買されるような世界が実現することになります。
NFTが使われている事例
簡単にいくつか紹介します。
興味がわいたものあれば是非実感してみてください。
◆「Sorare」
サッカー選手のNFTを集めて、実際のサッカーの試合で活躍する選手を予想してそのスコアで競うゲーム(というかtoto感覚?)です。
J1の全チームの選手にも対応してます。
◆「クリスぺ」(招待コード「0MMj」)
シャド〇バー〇のようなTCGです。ユーザーが自分だけのカードを発行できるなど、先進的な取り組みをしている日本発のゲームです。シ〇ドバのカードをデジタルで売り買いするイメージ。
◆「マイクリ」(招待コード「EmZX」)
世界の偉人や有名な武具・宝のNFTを集めて戦うゲームです。NFTを使った日本の元祖ブロックチェーンゲームです。国vs国やPvPなどバトルを中心としたゲームになります。
180度変わるコンテンツとファンの関係性
NFTは企業の株券と言われることがあります。
企業の株券を買った人はその会社の株価が上がる方がうれしいので、その企業がより多くの価値を提供できるようにフィードバックをしたり、周囲の人にサービスや優待を紹介してその企業や株の価値を高める行動をとるようなインセンティブが働きます。
コンテンツの世界でいいかえると、あるコンテンツのNFTを手に入れた人はその価値が上がる方がうれしいので、フィードバックをしたり、周囲の人にサービスやコンテンツの良さを紹介してそのコンテンツの普及や拡大に貢献する「インフルエンサー」のようにふるまうインセンティブが働きます。
たとえばゲームの世界でいうと今まではゲームの広告宣伝費を払ってユーザーの獲得を行っていたものが、ユーザーにゲームで使えるNFTを渡すことで口コミによる宣伝が中心になるようなことも起こってきます。
このようにNFTが当たり前になることでユーザーがサービスの受け手からサービスの発信者として動くことが当たり前の世界になってくるかもしれません。