今日も私は私を信じる
3ヶ月にもわたる長い長い卒業試験が終わり、採点をすると、自分はつくづく凡人なのだなと感じる。
次は、国家試験。
私は毎日、日記を書いているので、卒業試験が終わった区切りに、実習の時毎日つけていた日記を読み通してみた。
いやぁ、生きるって本当に大変なんだなと。
それをひしひしと感じる日記だった。
私の学校の実習は2年弱あって、4年生から6年生まで実習が続く。
実習が始まる前はとってもワクワクしていた。
どんな未来が待ってるのかと。
夢見る夢子だったかもしれない。
自分は何にでも対応できるとおもって、少し高慢だったところもあるかもしれない。
いやだいぶ。
しかし、実習が始まるとそれはそれは人間のドロドロした社会との隣り合わせな毎日だった。
以前の記事にも書いたかもしれないけれど。
患者さんも医者も同じ人間。
人、一人一人、恋愛、結婚、離婚、妊娠、出産、子育て、うつ、自殺企図、家庭の諸々の事情や自身の昇進、専門医試験や認定医試験、そういうものを抱えながら毎日を懸命に生きている。
ある科目では一見みんなわきあいあいに見せかけて、中ではまるで大奥のように、自分が昇進したいがために巧妙に噂を流したり、ひきづり下ろしにかかる人、スキャンダル、家庭での憂さ晴らしのように誰かに当たり散らす人、
一方、仕事人間の集団で白黒はっきりした竹を割ったような医局もあった。
会社は人生。
というように、医局も十種十色なのだなと。
それを思い知った。
私自身、他人の流した噂に一喜一憂して、自分の信頼したい人に当たり散らしたこともあった。
卒業試験が終わってひと段落した私は改めてその人のところに行って謝った。
あの時は大変だったね。
と笑っていた。
許してくれたかはわからないけれど。
私はこれから数年の自身の行動で償うつもりだ。
そして、色々回想して頭を整理してみた。
次進む人生のステップ。
もう二度と同じ間違いをしないように。
結論はこう。
「今日も私は、私を信じる。」
「言っていることではなく、やっていることがその人の正体。」
「人は生まれた環境、育った環境、今いる環境で作られる。人間、配られたカードで勝負するしかないので、身の回りの環境整えることがなによりも大事。」
「今日も私は私を信じる」はジョンセンムルという韓国の有名メイクアップアーティストの出している本の題名と同じだけれども、本当にそう思う。
どんなに悩ましい時も最後の最後までついて回るのは自分、自分を信じないとなにも始まらない。というより、目をつぶって探検するのと同じくらい無謀なことな気がする。
言うのは簡単だけれど、これがなかなかできない。
下二つの言葉は文そのまま。
自分を信じること。
人の言っていることではなく、していることをよく見る。
周りの環境作り。
なんとなく、思っていることを呟いてみた。
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