Tenniscoats in Tartu 20.11.2010

日本語知らないエストニアの観客が、
さやさんに合わせて、輪唱するシーンは、何度見ても泣きたくなるくらい素晴らしいのですが、
もう一つの素晴らしいと思ったのは、この映像です。

当たり前ですが、この映像が無ければ、時も場所も離れた僕は、
こんライブのことを1ミリも想像できなかった。
つまり、映像に残したことの尊さ。

もう一点、カメラの横振り、ズームなど撮影としては全部ヘタなのですが、
撮影者のその場の感情がむき出しになっていて、臨場感があること。
この映像が引きの固定映像だったら、ここまで感動しなかっただろう。
客観ではなく主観のカメラが、ライブ会場の空気感を僕らに感染させる。

記録ではなく、記憶すること。
失敗するし、撮り逃すけど、その時その場所にいた感情を映し出すような映像を、
僕も残して行きたいと思っている。

<2011年9月11日にブログで書いた文章を手直しして掲載しました>

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