冬の水は冷たいのか!?
昨日は凄い冷え込みでしたね。
宇都宮市でも最高気温が1℃に満たないという異常事態。
空けて今日は設備屋さんが大忙しです。
外気温が-4℃を下回ると、配管凍結のリスクが発生し、最悪破裂します。
不安がある方は、配管の保温対応やヒーターの設置をお勧めします。
さて、今日はそんな冬の「水」の話。
先日、クライアント様宅に現地調査に伺った際に聞いたお言葉。
「冬はお湯を出してもすぐに出ないし、水は冷たいし、ホント嫌よね。」
一般的な木造住宅の場合、給水・給湯は床下を通っています。
床下というのは、基礎、つまり「家の外」です。
申し訳程度にポリエチレンフォームの保温材が巻いてありますが、
厚みは10㎜程度。
放置され続ければ、配管内の水はキンキンに冷やされてしまいます。
この床下の配管が長ければ長いほど、お湯が出てくるまでに時間がかかる訳です。
触れない程冷たいので、配管内の水をすべて「捨て」て、お湯が出るまで待ちます。
さて、翻って私の自宅。
うちの息子は、お湯を使うのがキライ。
手を洗うのも、歯を磨くのも、真水。
私たち夫婦も結構、水を使う割合が多いです。
これには大きく2つの要因が考えられます。
まず、水が温かい。
冬なのに「水が温かい」と書くと意味不明かもしれませんが、これは比較の話です。
先ほど、給水・給湯管が床下を通っていることは書きました。
外だからキンキンに冷える。
それに対して、私の家は基礎断熱。
床下も家の中なんです。
だから、配管内の水が冷えにくい。
結果、お湯にしなくても使いやすいんです。
実際に、今(2023.1/26 19:08)同時刻にオースタムの寒い事務所と自宅で、キッチンの蛇口から出る水の温度を測ってみたら、
事務所:5.5℃、自宅:13℃
これだけ差がありました。
この差、デカいですね。
更に、室温が高いという事も大きな違いです。
夏に常温の水をさわっても、不快に感じることはないでしょう。
寒い状態で冷たい水に触れる。
冷たい不快感と同じくらい心理的な抵抗も大きいですよね。
という事で、寒い家は水を無駄使いします。
無駄使いしたくなければ、昔よく目にしたキッチンの目の前に設置する瞬間湯沸かし器を使うしかないかも。
お湯の使用率が上がるので、給湯エネルギーもより使います。
エコにも、人にも、やっぱり暖かい家の方が、ストレスが少なくていいですよね。
hiroyuki
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