トリコチロマニアと戦うちゃん【3本目】
この文章の産地はファミリーマートのイートインスペースです。机がベタベタしています。飲み食いという誰かの単純な過去の営みの中で生まれ落ちたシミが、現在の誰かの不快感に繋がっている。すごい。誰にも影響を与えずに生きることはできない。人はやがて死ぬ。些細なことでイライラする。後輩への誕生日プレゼントが決まらない。気になる人から返信が来ない。隣人が嫌がらせレベルの騒音野郎。これは些細じゃないな。あと、見たい作品に対して人生が短い。
雨の日はやるせない気持ちがじっとりとこびりつき、纏わりついてくる。重力に逆らえない。今日もお気に入りのバケットハットをかぶっている。これは武装だ。アイシャドウで丁寧にグラデーションを作るのも、下睫毛までマスカラで丁寧に伸ばすのも、指輪をするのも。そうすることで少しでも気分上々↑↑したい。気分上々の波に乗って弾け飛べフォンキーナイしたい。社会の荒波を乗りこなしたい。波乗りピカチュウ。いい波のってんnight。
合格発表を待つ期間、どんな顔をしているのが正解なのか。どんな面持ちだろうと下される結果は変わらない。だからそれに構わずやるべきことを進めるべきだ。試験勉強に集中したいからという言い訳をして停滞してた、卒業研究だとか、次なるエントリーシートの作成だとか、面接の練習だとか。気分が悪くなる一方だ。そもそも雨は嫌いなのだ。こんな日は、できればSIRUPとかSuchmosとか流して、美味しい珈琲を啜りながら読書でもしていたい。眠くなったら眠り。お腹が空いたらクッキーでも食べたい。
トリコチロマニアの話をしよう。当分は髪の毛に触れるのをやめる。のではなくて、触れても抜かない。ことにしていきたい。段階を踏むことと焦らないことが、こういうことの改善には必要だと思う。
神経質に髪の毛を触る所作はやはり美しくない。抜くのもやはり美しくない。やめたい。ところで美容目的で様々な体毛を処理するわけだが、剃るのではなくて抜くこともある。こちらは人前ではしないけど。これにも結構没頭してしまう。やはり、私はもしかしたら毛を抜く趣味嗜好の人なのかもしれない。眉毛と睫毛は絶対抜かないんだけどなあ。結局は髪の毛を大切に思い始めるとか、本当に生えなくなる不安がとかあれば抜かなくなるものなのかもしれない。抜く前の緊張感と抜いたときの開放感が癖になるらしいという話も聞いた。でも私は∞プチプチとかは嫌いだぞ。友達が永久脱毛に行ってきたらしい。1箇所数万。髪の毛はいつまでもフサフサでいたいが、脛毛と脇毛と背中の毛はそろそろ生えるのやめてくれないかい。抜いても剃っても♪抜いても剃っても♪また生えたハッ!
血の出ない自傷行為。優しい狂気。温かな悪意。特盛りの毒盛り。あつまれどうぶつの森。言葉は大切にしたい(笑)あなたの好きな根暗。優しい人になりたい(爆)おまえについた値札。
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