冷凍庫の中身は。
新しい仕事を始めた。
日給3万円との話だ。
仕事内容は、冷凍庫の警備の仕事だ。
僕はその仕事にすぐに飛びついた。
だって、日給3万て。
日給3万円て、どんだけ厳しんだよ。
警備の仕事だろ?
何を警備するんだよ。
いやいや、待て待て、警備するって事は、何か警備するんだろ、何を警備するんだよ。
ヤバい仕事なのか?ヤバいんじゃないのか?
そうこうするうちに、アルバイト初日を迎えた。
僕は巨大な冷凍庫の外にある宿直室で、眠い目を擦りながら、警備の仕事をしていた。
「たす・・けて・・・・」
僕は何処からか、女性の声を聞いた。
え?
僕は自分の耳を疑った。
「たすけてくれー・・・」
今度はハッキリとした男の声が聞こえた。
僕はその声の導かれるままに、部屋を出て、冷凍庫に向かった。
冷凍庫のドアを開ける。
ギギ―ッと大きな音と共に開いた扉からは、凍り付くような冷気が流れ出て来た。
僕は声の聴こえる方へ歩いて行った。
そこには冷凍庫があった。
僕はドアを開けようとした。
ドンッ!
冷凍庫の中から激しく叩く音がする。
僕は冷凍庫のドアを開けた。
その中にいたものは・・・。