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spartanspine
岩塩ソフトクリーム。
僕は岩塩ソフトクリームを熱愛している。
あの甘じょっぱい濃厚クリームの味。
一度食べたら、忘れられないあの味。
僕は誰かにこの美味しさを伝えたくなった。
伝えたくて伝えたくて、しょうがなくなった。
取り敢えず、会社の同僚のスイーツ好きな女子社員に、岩塩ソフトクリームの美味しさを伝えてみた。
僕の岩塩ソフトクリーム愛の強さか、それともスイーツ女子の彼女の好奇心からなのか、彼女も岩塩ソフトクリームを食べたいと言った。
僕と彼女は、今度の日曜に岩塩ソフトクリームを食べに行く事になった。
僕の岩塩ソフトクリーム好きが、友達の輪を広げる事になろうとは。
しかも、彼女も食い気味に岩塩ソフトクリームに好印象だ。
彼女は岩塩ソフトクリームを一口食べて、そして満面の笑みを浮かべて言った。
「あんたは偉い!」
彼女は僕の肩を後ろから叩いた。
「ゲホゲホっ、お、美味しいでしょ?」
僕は咳込みながらも、笑顔の中に涙をちょっと浮かべて笑った。
僕の岩塩ソフトクリーム愛は、彼女への愛へと変わっていくのを感じた。