自分の短所を長所と言おう。
自分の短所を長所と言おう。
彼は私にそう言った。私のいいとこ、どこだろう。私の短所はどこだろう。
一人で悩んで転がって。
それでも人恋しくて泣き出して。
それでも踏ん張り、立ち上がり。
私の中の男の部分と女の部分が弾けぶつかり又くぐり。
私はいつも一人ボッチだと思っていたら、意外とそうではない自分に気付いた。
私の中の私は、結構美人で気前がいい。
美人の美は美しさを語る。
だから、今の私は誰よりも勝ってる。
そして誰よりも尊い。
彼が私を想うよりも、私は私を想い勝ち。
立ちどころに消滅、消去、それでいて清々しい。
そんな私はやっぱり可愛い。
そんな私を私は愛おしく思う。
誰が何と言おうと、私は私、彼は彼。
彼は彼だし、私は私。
何だか気もそぞろ。
自分が思うよりも、上の空。
だけど、私は今日も元気に頑張るのみ。
それは決してカラ元気ではない。
それは決して楽してない。
だから私は真剣に恋をする。
だから私は傷ついてない。
そんな私はちょっと見栄張り。
そんな私を私は好きでいる。