パリ 暮らしの中のデザイン
朝、仕事場へ行こうと、どんよりした灰色のパリの空の下をとぼとぼと歩いていると、いきなり前にどどーんと素敵なイルミネーションが現れました!ディオールサントノーレ通り店のファサードです。クリスマスイルミネーションで、ルミナリエみたいでとても綺麗です。
そういえば先月ディオールのインテリアデザイナー、Cordeliaさんが主宰するテーブルセッティングマスタークラスに参加しました。フランス語ではテーブルセッティングをart de tableと言って、人を家に呼ぶ機会が多いフランスでは、とても綺麗に飾る人が多いです。Cordeliaさんに教えてもらったアドバイスをここで少し皆さんとシェアしたいと思います。
テーブルセッティングを素敵なものにするポイント・コツは、
① 小さな花瓶を沢山用意する、
② 季節の花を取り入れる(庭で摘んだ花を混ぜてみたり、季節感を出す)
③ 花瓶の高低を出して立体感をだす、
④ 沢山違った色を混ぜ合わせる、
など、テーブルセッティングでは思ってもいないこと、ヒントを沢山教えて頂きました。パリは本当に綺麗に華やかにするアートが一杯でいつも発見することばかりです。
パリの街中は、沢山アートにあふれかえっていますが、家の中でのアートはどうでしょうか?我が家のL’art de tableにも触れたいと思います。
先ほども触れたようにフランス人は、親しい人、大事な人を家によぶ習慣があり、家パーティーするのがとても頻繁です。なので、テーブルセッティングがとても上手だとというか、慣れているなあといつも私はお呼ばれする度に関心します。
私の義母は、大きなテーブルクロスに、クリスタルのグラスを、そしてシルバーのカテラリー、その時期のテーマにあったナフキンを用意します。シンプルですが統一感があり、とても素敵だと思います。またその時に使うお皿は、結構代々家族でひきつがれてきたものがあったりします。お皿などは祖父母の時代から受け継いだものもあります。我が家でも、旦那のおじさんの家から譲り受けたデザート皿セットがあり、今でも大切に使わせてもらっています。おじさんは、今では老人ホームに入ってしまいましたが、何年も前、毎年クリスマスパーティーをそのおじさん家でしていた時、いつもその皿でクリスマスケーキを食べていたのを覚えています。何代にもわたって使われている皿、時間が、時代がお皿を通して過ぎていくのはとてもいいなと思います。
あともう少しでクリスマス。クリスマスのテーブルデコレーションをするのも凄く楽しみでわくわくします。次のNOTEではもう少し詳しくクリスマスの事を掲載しますね。お楽しみに☆