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北欧の暮らしの中で。サステナなHygge?

2月になって日が出ている時間もどんどん長くなってきました。そしてヘルシンキも今年は本格的な寒さがやって来て、バルト海も凍ってしまいました、市内の中心部からスオメンリンナまで歩く人が居たほどです!落ちないの⁈と見ている方もどきどき。雪もしっかり積もって、市内の公園でノルディックスキーをする大人達がいて、子供達もアイスホッケーをしたりと外で活発に活動していました。前回の記事にも書きましたが、2020年は雪も積もらなかったヘルシンキなので、本当に良かったですし、これからもちゃんと寒い冬がやってきますように。

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タイトルにあるHyggeですが、フィンランドではひと休みの事をTauko(タウコ)と言います。二つは同じ意味なのか?分かりませんが、とにかく休憩〜ほっ。な感じです。フィンランドの企業では企業ではタウコが従業員の権利ですし、労働契約書に書かれている会社もあるようです。とにかくとても大事なTauko。そしてこのTaukoにはコーヒーがつきものです。会社側は休憩室にコーヒーメーカーと豆は用意しています。このコーヒー、フィンランドとノルウェーが世界1の消費国というのをいつも競っているのですが、それだけフィンランド人はコーヒーが大好きです。

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同僚達を見ていても、1日2-3杯は大きなマグカップにコーヒーを注いでいます。私も朝はコーヒーを頂くことが多いのですが、このコーヒーも環境破壊によって収穫が難しくなってくる未来が予想されています。環境が破壊され、気候変動が起こると寒冷地で育てられているコーヒーはさらに高いエリアに移動しなくては収穫できないそうで、現在山の麓にある農園は、どんどん山の上の方へ移動が必要になるのだそうです…そうなると従業員も、運搬車などのエネルギーも、コストもどんどん高くなっていく...コーヒーは数10年後には超高級品になっているかもしれません。

そんな事はとーっても困る!コーヒー大国フィンランド、なので最近はスーパーでも環境に配慮したオーガニックのコーヒーが発売されていて会社もこういうコーヒーを買ったり、また、農園のコーヒーから豆を直接買っているサードウェーブのコーヒーショップが出てきています。小さな運動かもしれませんが、これが文化となってTaukoに欠かせないコーヒーをみんなで楽しみ続けられる未来に繋がると良いですね!

コーヒーだけでなく、お菓子を盛る器やコップなども機能的で流行りのないデザインがフィンランド。特に日本でも人気のArabia Iittalaは長年愛されているテーブルウェアのブランドです。このブランドが2019年から新しく始めた活動は、お客様から使わなくなった自社製品を買い取って、店舗でビンテージ品として販売する事。お値段もお手頃ですし、状態もしっかりチェックする事ができます。日本で買うととっても高い人気のビンテージのお皿もお手頃⁈価格で見つかる事もあります。もちろん廃盤になっている色なんかは人気なのですぐに売れてしまいますが、それでもちょこちょこお店を覗いていると掘り出し物に出会えるかも!ウキウキ。

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長々と書いてしまいましたが、楽しみながらサステナな活動ができると良いですよね。フィンランドはエコであること、サステナである事を考えている企業も多いですし、それが文化になりつつある気がします。




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