なりたい自分へ~脂肪吸引レポ~
記憶に新しいうちに、せっせと書き溜める。
このnoteの続きです。
今回は脂肪吸引当日のレポと、それによってなりたい自分について。
X Dayは突然に
あっという間に施術当日になった。
先生に伝えたいことをちゃんとまとめるつもりだったけど、バタバタしていて(いつもの言い訳)、結局クリニックに向かう電車の中で慌ててメモに書きなぐる。
頬
できる限り自然に。丸みは残したい。左右差が気になるので左側を多めに取ってほしい。顎下
がっつり吸引!ジョールファット
特に希望なしバッカルファット
コケるの嫌だから取り過ぎないでほしい。顎の注入
できるだけ自然に、控えめに。
(そもそもこれはやりたくなかったけどモニターになるために仕方なく…)糸リフト
特に希望なし
朝8時到着の電車で向かう。緊張はそこまでしていなくて、どちらかと言えばわくわくの方が大きかった。
美しくなりたい。
可愛くなりたい。
自分の好きな自分になりたい。
クリニックに到着して、支払いや問診、洗顔、写真撮影を終えて先生とお話しする。メモに書きなぐったことはちゃんと伝えた。
あとはもうこの人のセンスを信じようと思った。
手術台に上がってからが、とにかく長かった。
看護師さん二人が慌ただしく準備している。
5分置きに血圧を測られるのが本当に嫌だった。(血圧測定がだいっきらいなので。締め付けられると意識遠のきそうになる。)
40分後くらいかな、麻酔を落とされた5秒後にはブラックアウト。その瞬間の感覚が今でも残っている。ちょっと怖い。その時は怖くなかったけど。今は思い出すと怖くなる。死ぬときもこんな感じなんだろうか。黒いもやもやがブワッと覆いかぶさってきた。
目が覚めたら、教えてくださいね~と看護師さんに言われていたから、
「起きた」
家にいるときみたいに、呟いた自分が恥ずかしい。
そして、ちょうどそこで手術が終わった。
丸々眠れてよかった。
取れた脂肪を見せてもらう。ブヨブヨでキモカワイイ。
そして、術直後の顔を、鏡越しに見る。
脂肪が取れてスッキリして嬉しいとか、ダウンタイムが不安だとか、そういう感情よりも
まず「ああ、よかった」と思った。生きていて、よかった。
顔の脂肪吸引は6カ月後が完成だってしつこいくらいに聞かされていたから、今の出来に一喜一憂はしないつもり。でも、まあ、悪くない。
ちょっと顔が綻ぶ。綻んでいるつもりだけど実際には、痛くてつっぱっていて全然笑えない。せめても、と心はとびきりに綻ぶ。
少しふらつきながらも、一歩一歩しっかり地面を蹴って、家に帰る。それなりに暑い日だったけど、私は元気だった。昨日の自分よりも、今日の自分の方が好きかもしれなかった。
途中のスーパーでゼリーやジュース、普段は我慢して買わないようなものをかごに突っ込む。
帰宅して鏡を見て、ギョッとしつつ、着替えてベッドに倒れ込む。
終わったんだ。ふつふつと実感が湧いてきた。
コンプレックスを一つ潰すことで
起床直後のパンパンな自分の顔を見て、絶望しないようになったらいいな。
職場のトイレの鏡に映る自分を見て、微笑むことができたらいいな。
好きな髪型をして、好きな服を着て、自信を持って出歩けたらいいな。
友達と会うたび、少なくとも見た目に関する劣等感を感じないようになれたらいいな。
好きな人と一緒に撮った写真の中の自分をみて、悲しくならなかったらいいな。
好きな人の目に映る自分が、少しでも可愛くなったらいいな。
自分のことをもっともっと好きになれたらいいな。
コンプレックスはまだまだある。
でも、顔の大きさが、多分一番のコンプレックスだった。
気を抜くとすぐ二重顎になっている横顔がいやだった。笑ったときに異常に膨らむほっぺがいやだった。
脂肪吸引をしなくても、これまでどおり普通に生きていくことはできただろうけど、でもしたことによってもっともっと楽しく生きれるんじゃないかと思う。少なくとも今は、そんな希望を持っている。
ダウンタイムがどのくらい続くのかは未知だけど、発狂せずに耐え抜きたいと思う。
はやく大きな口で笑いたいな~~~!
期間限定のサムライマックにかぶりつけなそうなのだけが悔しい・・・
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