ある日曜日の午後の出来事
昨日の日曜日、おかんは久しぶりに地下鉄に乗った。週末だったので、混んだ状態ではなく、席はいくつか空いていた。なので、おかんは空いている席の一つに座った。そしたらおかんの右横に座っていたおっさんが、おかんの顔をガン見。😒😒😒
まあ、きっとおかんが吉永小百合だから見とれているのね💓、と思い口角を上げかつ目でスマイル😉を返したら、おっさんは、思いっきり眉間にしわを寄せて、聞き取れないくらいの小さな声でブツクサ独り言を言い始めた。 ニューヨークには少なからず少し距離を置いた方がよさそうな輩がいるので、彼もその一人かと思い目をそらした。しかしながら、真横にいるおかんの顔をまだじっと睨みつけているのがわかる😒。そして本当に小さな声だったのだが、
なんで俺の横に座るのか・・・
と、何度も何度も繰り返して“ぶつぶつ“言っているのが分かった。 そこでおかんは気が付いた。あああ、今巷で起こっているアジア人フォビアだな。
おとといだったかと思うが、ニューヨークの地下鉄でアジア人男性が、他の乗客に、お前はコロナだろうと言って、スプレーされる事件が起こっていたのだ。まさか、そのようなことが自分にそれがふりかかるとは・・・・。😨以前のおかんだったら、
「おっさん、何やねん?言いたいことあったら聞くで。何か問題でもあるんか?」🤬
と、ちょいケンカ腰ですぐに反応していたであろうが、今回は
「Can I help you?」(何か私にできることはありますか?)
とおっさんに冷静に言った。そうしたらおっさんは、そのあと眉間のしわをこれ以上は寄せられないだろうというぐらい寄せ、スっと立って遠い席に移動していった。おかんはその後、数駅先で降りたが、おかんはここでいくつかのことを学んだ。
1. 思ってもいないことが突然自分の身に降りかかることが時としてある。
2. うわわ・・・🥵とならず、冷静に状況を判断。
3. もし自分の身に危険が及びそうになったら、その場からまずは逃げる。
今回の件は、おっさんが移動して幕を閉じたが、もしそうでなくおっさんが何か言ってきた場合、言い返したいし悔しいが、まずはその場所から離れる。何故なら、そこでセーブされるエネルギーは莫大なもので、意味のないことに費やすべきエネルギーは、もったいない以外ない。(ふっ。。。おかんも成長したものである・・・。) そしてヒロチン師匠も、怒りが抑えられない時、感情の波に乗れない時は、その場から離れるようにと仰っている。
ここにもコロナ騒動で恐怖心をあおられている人が・・・。と、恐怖心で思い出したが、ひと昔前になるが、【ボーリング フォー コロンバイン】という映画があった。銃がどこにでもあるアメリカ、まさにここは人々が恐怖感を駆り立てられている社会だということを描いた映画だったが、まさしく今の状況もそう。それをあおってどこかで儲けている人たちが笑っていることも知らずに・・・。
おっさんから離れ、移動した席でふと目を挙げると、広告が目に入って来た。女性の鉄分不足についての広告だったが、広告主はDaiichi Sankyo (第一三共)となっていた。(写真、うまく撮れてなかった。)
聞いたことある日本の会社の名前だけど、ニューヨークの地下鉄に大々的にこんな広告出すなんてすごい、儲かってはるんやなあ・・・・と思っていたら降りる駅に。この日はこの後、知り合いとブランチの予定だったのだが、1時間ほどまだ時間があることに気づく。なので、ちょいとゆっくりしようかとカフェに入って、コーヒーを。
今日初めてのコーヒーだったので、とっても美味しくいただけました。 さっきのちょっとイヤなことも、この1杯のコーヒーで全て忘れて、おかんは日曜日の午後をまどろむのだった・・・。
ニューヨークあるある・38
本日の最高気温、19度。このまま春に突入か?
Have a nice day!
うちのヒロチン師匠でございます。師匠にはたくさんニックネームがあり、それは弟子たちが好き勝手につけて呼ぶからでございます・・・。🔽🔽🔽
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