抜歯&インプラント後、アパートに戻ってきて・・・②
昨日の続きです。お読みになっていない方はこちらからどうぞ。
アパートのセキュリティーのスタッフと、夫と②にに見送られ、救急車に乗り込んだ私達、母娘。救急隊員の一人が、シートベルトを締めるからと言って、シートベルトというよりも、遊園地の回転するジェットコースターに乗る時につけるようなものを、肩からバチっとはめるベルトのようなものを胸の前で閉められた。③は、救急車に乗るのは初めてだったので、興味深そうにきょろきょろ眺めている。それを見て、この子はもう大丈夫だとオカンはホッとした。
ストレッチャーの後ろに座っている隊員は、‘’ごめん、ちょっと電話をするから。‘’といい、家族と話している様子で、‘’知らない番号の電話がかかってきても出るな、やつらはあの手・この手でいろんなところからかけてくるから・・・‘’と私たちの前で堂々と話していた。😲 その話を聞いて、③が目でオカンに合図をしてくる。オカンもその隊員にみられないように、③に目配せしながら、もしかしたらこの兄ちゃん、【借金取りにおわれているのかも、大丈夫かな・・】なんて思ったりもした。😅
夕方の時間帯だったということもあり、普段よりかなり車が少ないマンハッタンでも、流石に渋滞。エマージェンシーではないため、サイレンを鳴らさずに救急車が走っていたせいもあり、救急車の中に多分30分はいたと思う。その間に、走ったり止まったり、走ったり止まったりを繰り返す救急車。 プラス空腹と歯の痛さで車酔いになってきたオカン・・・。気持ち悪いが、今ここで私が悪い状態にはなれないと気持ちを落ち着けながら、病院への到着を待った。ありがたいことに、そのあと数分で病院へ到着。
入り口に入ると、③はすぐ横の部屋に連れていかれ、オカンは受付で名前や状況などを受け付けの人に伝えていった。ふと、横をみると工事現場用の服を来たお兄ちゃんが車いすに乗せられて、やってきていた。受付は終わり、③が入れられた仕切りのない部屋に行って座っているように指示された。 ③に気分はどう?と聞くと、身体はだるいけど大丈夫という。安心して、座って待っていると、私たちのエリアのいる横にベッドが簡易に作られ、簡単なパーティションが置かれたな、と思っていたら、さっきの車いすの兄ちゃんがそこに横たわるように言われていた。いくらパーティションがあるからとはいえ、ナースとの会話はすべてつつぬけ。工事現場でヘルパーをしていて、足場から落ちてしまって落ちたところに大きな岩があり、そこに腰を強打してしまったらしい・・・・😨 ナースが兄ちゃんに、年いくつ?と聞くと、兄ちゃんは、19歳ですと。19歳って、オカン家の①より若いやんか。 それやのに、働いてえらいケガまでしてしもて・・・と思ったら胸がつかえてきた。😢と思ったら、ナースが、19歳か!ぎり子供やな!だから、小児科病院に連れて来られたんやな。と言って大声で笑った。んんん?そんな微妙な年の区切りか、ここは!と、オカンは心の中でそのナースに突っ込みをいれた。
③に、とっかえひっかえナースが来て、熱や脈を図り、まずはジュースを飲めと、アップルジュースを2つ置いていってくれた。③はのども乾いていたのもあり、その2パックを一気飲み。それからドクターが来て、質問をされ心臓の音などを聞いてもらったが、前日に長い時間トレーニングしたあとに、炎天下に長い間外出していたことで、身体が弱っていて、当日は朝からちょっとしかご飯を食べておらず、また水分を全くとっていなかったので、こうなったという可能性が高いといわれた。倒れることは、特別なことではないといえばないので、これはいいとしても、倒れた際に頭を打って脳震盪になって大変なことになるのが一番困るので、うまい具合にキャッチした ママは、偉かったと何度も褒められた。
倒れてから、この瞬間まで救急隊員、ナース数名、ドクターから何回も、 水をちゃんと飲みなさいと言われた③。ほぼ毎日汗をかくトレーニングをみっちりするのに、水はあまり飲まないのでよく私達もいっていたのだが、 今回のことで水分をとる大切さがよくわかったみたい・・・。
最後にナースが来て、もう大丈夫、家に帰ってもいいですよ。といわれ、 やったー!と喜ぶ③。オカンもやったー!だったが、その時に、③の靴を持ってきていないことに初めて気が付いたオカン・・・。😅自分の靴下を脱いで、③の靴下の上からそれを履かせ、二人で足早に歩いて、タクシーに乗り込んでアパートに戻った母娘であった・・・😆😂
アパートに戻って、③の顔を見て涙をうっすら浮かべる夫。いつもは動物園のように③とケンカをしている②も、戻って来た③を何度もハグしていた。
オカン自身ももアパートに着いた途端、歯の痛みがよみがえってきて、疲れもどっと出たけど、ほんと何にもなくてよかったとお天道様に感謝しながら長い長い一日を終えたのだった。
ニューヨークあるある 75
ニューヨークのアイスティーは砂糖が入ってないことが多いが、カナダのは入っていることが多い。
Have an awesome day!