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29歳無職独身女、カナダへゆく。(カナダ生活と海外の洗礼編)
メリークリスマス!!!
お久しぶりです、小浦です。
12月25日、カナダでは本日がクリスマスです。街のあちらこちらではイルミネーションが輝き、サンタクロースの帽子を被った人もちらほらと見られます。日本と盛り上がり度が違う気がするのですが、それもそのはず。
なんとカナダでは、クリスマスは祝日!
ほとんどのスーパーやレストランも休業となり、家族や友人たちと楽しく過ごす1日です。素敵ですね。こちらのクリスマスの本気度がうかがえます(*'ω'*)
え、私ですか? もちろんぼっちです。
うるせえ!!!!!!!!!これにはいろいろと深い訳があるんだよ!!!!!!!!!!!!一応最初はぼっちの予定じゃなかったんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当は、以前お世話になった最初のホストマザー家族のクリスマスパーティーに誘われていて、ずっと日程を開けていたのですが。
当日に「親戚が多く来られることになり、やっぱり家族と今のホームステイ生だけでパーティーをやる」ということになったみたいで。そうだよね、料理の量とか家の大きさとかあるもんね……。
いいんです、本来はもう契約が終わっているのに行こうとしてた私が図々しかったんです……。ホストマザー大好きありがとうね(´・ω・`)
さて、そんな訳で。クリスマスに1人ぼっちで缶ビールを飲むという絵に描いたような限界アラサー女が完成したので、noteに逃げてきました。
カナダ生活のネタも増えてきたので、私のようなクリぼっちの皆様が読んで楽しんでいただけたら幸いです。
……ちょうどそろそろ更新しようと思っていたし。そうだし。別にみんなのキラキラインスタグラムに心がやられたわけじゃねぇし。なんで私はアイドルでもねぇのに恋愛禁止やってんだ!!!!!!!
もしかして私、アイドルだった………????
ホームステイ戦い編 ~俺の屍を越えていけ~
それは、カナダに到着して約1か月目の出来事。
ワーキングホリデーの初期試練(銀行口座開設、SINナンバー登録、BCID作成)なども終わり、ほっとしていた頃でした。
しかし、そんな私にもいよいよ最終試練が待ち構えていました。そう、住宅問題です。
ネット情報だと、バンクーバーの住宅不足は大変深刻で、シェアハウスを見つけるのはなかなか難しいとのこと。(海外では日本のような完全一人暮らしはほぼ出来ません)
私自身も、もしシェアハウスが見つからなければ、それまでは渡航前に契約していたホームステイの期間を延ばして過ごそうと思っていました。しかし、このホームステイに問題が発生したのです……。
まぎわらしいので、ここで整理しますと、私はホームステイを2回経験しています。
1回目は2週間だけの契約ところで、こちらがクリスマスパーティーに誘ってくれたお家です。今も連絡を取り合う優しい大好きな家族(*'ω'*)
問題は、2回目のホームステイ先のお家でした。
2回目のお家は仲介業者を利用して申し込んだのですが、実際に到着すると、家が写真と違いカビだらけだったり、女性専用物件のはずが男性が何人も住んでいたり、というかホームステイ家族は一緒に住んでおらず別宅に住んでいて、私が住む家にはホームステイ生が11人住んでいるという謎すぎる物件でした。完全にすし詰め状態。
あれ、いろいろと契約が違う……………。
私はハウスダストアレルギーなので綺麗なおうちを希望していたし、男性が5人も住んでいるのもおかしいし、部屋には鍵がかからないので男性がいつ入ってくるかわからないし、11人も住んでいたら、そりゃ騒音がすごい。
ホストマザーたちは一緒に住んでいないため、深夜まで友人を呼んでパーティーをする部屋もあって、挙句には盛り上がって夜の営みの声が聞こえる始末。おいおいおい。
もちろん仲介会社にも問い合わせましたが、「えーー!びっくりーー!!!きっとホストマザー側が私たちに嘘の報告をしたんですね! でも知らなかった私たち仲介会社も被害者なんです……」という返信が来たと思ったら、「まぁ今回はお互い仕方ないですね!契約まで我慢してください!お金は諦めてくださいね☆(要約)」と勝手に解決したことになる始末。マジかよ。こ、これが海外……!!!!!
それでもなんとか交渉して、交渉して、交渉して、ツイッターの有難い有識者の皆様のお力もお借りして(あの時は本当にありがとうございました(;_;)!)、最終的に契約分の半額が返金となり、無事にホームステイの契約を解除して家から出ることができました。
貯金を切り崩して生活している今、お金が返ってきて本当に安心しました……。よ、よかったぁ…………。本当にあのとき助けてくださった方たち、相談に乗ってくれた皆様、心からありがとうございました。何度感謝しても足りません。どれだけ心強かったか……!!!!!大好き!
しかし、このホームステイ問題、悲しいことにカナダではよくあることで、3人に1人はトラブルがあると聞きました……。悲しい。
後に出会う友人は、ホストファザーからセクハラをされて引っ越してきたと話していましたし、入居初日に契約書の倍のお金を請求されて、払えないと話したら極寒の中を追い出されたという子も聞きます。
半額とはいえ返金された私はまだ良い方で、ツイッターでも泣き寝入りの方を多く見ました。本当に留学生は舐められる。悲しい……。(´・ω・`)
今回の学びは、当たり前だけど日本の常識は全く通じないということ、負けずに交渉すること、最低限の国の法律は学んでおくことです。
特に2つ目に関しては、私は本当に苦手でストレスだったのですが、言わないと「なかったこと」にされ、どんどん搾取されていきます。うっ、しんどい……今思い出しても胃が痛む…………。
もし今現在、ホストファミリー問題で悩んでいる方がいましたら、私でよければお気軽にご連絡ください。どこまで力になれるかはわからないけど、私も皆様から助けていただいたように、私の知っている知識を共有できたらと思います(;_;)(2024年9月までの情報しか知りませんので、最新情報の法律はわかりません。ご了承ください)
幸い私は現在、なんとかシェアハウスを見つけ、快適な生活を送っています。最初は交流がなかったシェアメイトとも今では仲良くなり、この前は一緒にイルミネーションを見に行きました(*'ω'*)年越しも一緒に過ごす予定です!楽しみ!!!
みんな、負けずに住宅を見つけていこうな……。~おれの屍を越えていけ~
ただ、例のホームステイも1つだけ私の好きなところがあったので、ご紹介させてください。
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なぜか私の部屋にだけついていたミラーボール。
入居初日にミラーボールが光り輝いて回っていたので、ひっくり返って爆笑しました。イヤホンでマツケンサンバとか流しちゃったし。
きっとせめて部屋が綺麗で、本当に女性専用で、深夜にパーティー(夜の営みつき)とかなければ、今も暮らしていたのかな。いやどうだろう……。
でもここのお家で韓国の子とお友達になれたし、助けてくれた人とも出会えたし、今は自分自身の勉強代だったのだと考えています。次は私が誰かが困ったときに寄り添えたらいいな。
海外で住む場所は本当に大切です。
皆さんが安定した快適なおうちを見つけられることを心から願っております。~おれの屍を越えていけ~(2回目)
カナダポストストライキ編
やっと家も落ち着き、友人も出来始め、ゴミカス馬鹿アホ低レベルだった英語も、ゴミカス馬鹿レベルにまで成長した。(それは成長したのか……?????)
さて、あとは仕事を探すだけじゃ!!!うおおおおお!!!!!!!待ってろよ!!!!!!働きたくはねぇけど!!!!!!!!!!!!
……と思った矢先、とんでもないことが起きたので書かせてください。ほんま海外の洗礼つれぇ。
まずお伝えしたいのは、私自身はカナダで保育士をする予定でいます。
こちらでは保育士をECEというのですが、カナダでECEとして働くためには、日本の保育士免許をカナダの保育士免許に書き換えなければなりません。
これに関しては日本で既に準備を始めていました。すべて英語だけの資料とか送られてきた日には横転し、その手続きの多さに顔が幾度となく無くなり、床に大の字に寝転がって変顔をしたりとかしたのですが。それでも8か月以上かかって、ようやく最終段階まできました。
さて、最終段階。
これまで必死で用意してきた資料を紙ベースで印刷し、カナダのECE本部にあとは郵送するだけ!!!
ようやく、ようやく資格が手に入る!!!! よっしゃぁああああああああああ!!!!!!と思っていたときに、こちらのニュースが舞い込んできました。
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カナダ郵便局、ストライキ開始。
おぃぃいいいいいいいいいいいいいいいっっっつつつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
半年以上かけて、ようやく、ようやくあと一歩というとことで、カナダの郵便が何も送れなくなりました。
もうね、ニュース5度見。
いやいやいやちょっと待って、嘘だと言って。ちょっとカナダポスト待とうぜ、いやほんと、待って。待て待て待て。ちょっとほら、な、とりあえず酒とか飲もう。
何が問題かというと、郵送ができなければ私の保育士資格が発行されない。つまり、海外で保育をするという夢が叶えられず、貯金は減る一方。ストライキしている間もビザの期限はどんどん消えてゆく。
嘘でしょう……。しかもこれはホームステイ問題と違って、自分一人がどうこう動いたところで解決できない企業の問題である。
そりゃ権利は大切だけど、でもこんなことってあっていいのか……。小学生時代、マラソン大会で一緒に走ろうねと約束したのに序盤から私を置いていった池田さんの顔が脳裏に浮かぶ。お前は池田さんか!!!(ちょっと何を言ってるかわからない)
とにかく民間の郵送会社を3つ回ったけど(これも友人が教えてくれた(;_;)愛してる)、やはり資格関係の書類の郵送はサービス外だという。
また、こっちには私書箱という住所があり、これがまた厄介で、とにかく現時点ではもうカナダポストが動き出すのを待つしかなくなったのであった。
もうどうすればいいの……。でも、こんなときこそプラスに考えよう。そうだそうだ、嫌なことには良いこともついてくるものだ。とにかく私は今、とても辛い状態にいる。でも、ということは、これ以上の試練はないということなのかもしれない。
これ以上ショックなことって、もう起こらないだろうな~~(´∀`)
岡 田 将 生 結 婚 。
完全なる前振りすぎる。
私が「大豆田とわ子」と「虎に翼」から虜になっていた俳優、岡田将生が結婚したのである。
う、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
お、お前!!!お前!!!!!!!!!!
せめてカナダポストの傷が癒えてからにしてくれよ!!!!!!!(知るか)
いや高畑充希ちゃん大好きだけど!!!!!違うの!そういうことじゃないの!!!!!!私と結婚するんじゃなかったの!!?!?!?!!?
まさにダブルショック。傷がえぐすぎる。池田さんとかかわいく思えてきたわ。今何してるんだろ。
仕事を見つけられるのも延期、恋人もおらん限界アラサーには、あまりにセクタムセンプラすぎた。助けてスネイプ先生。
しかし、幸いにも私は友人に恵まれていた。
このことを日本の友人に電話で話したら、友人が「仕方ないなぁ、あんたが元気になるように、あんたが好きなお菓子とかを日本から郵送してあげるよ!(*´ω`*)」という優しい言葉をもらったのだ。
うわーーーーーんありがとう!!!!!!すごく嬉しい!!!
本当に友達って大切。日本のお菓子も楽しみだな!!!
よーーし、元気出すね! わざわざ本当にありがとう!!!私、頑張るからね!!!!!!
お菓子、待ってるね!!!!!!!!!!
ん????????
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いやストライキしてんだわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あまりにも自分がバカすぎて泣いた。
ちなみに、現在は無事に申請をすることができましたのでご安心ください。本当にさ、もうちょっと頭よくなりたいよね。もう手遅れなんか??????????(手遅れです)
日本企業って、本当に真面目に働いててすごいなぁと思う。海外すげぇよ。目から鱗の日々だよ。池田さん元気かな。
なんやかんやのホームシック編
すみません、こんな風なタイトルをつけておいて、私は別にホームシックとかにはなってないです…………。(ええええ)
もともと一人で過ごすのが全然苦痛じゃない性格なのと、日本で働いていた頃はほぼ毎日13時間労働だったので、それに比べたら今は天国のような生活をしているのもあるかもしれない。
もちろん母親や友人たちには会いたいし、話したいことが沢山あるなぁとは思う。ちなみに友人たちについては、こちらの記事に詳しく書いてあります。
ただ、強いて言うなら。
もし今、何が1番恋しいのか?と聞かれたら、私はこう答える。
サイゼリヤ!!!!!!!!!!!!!!!!
もう、とにかく今、お前が恋しい。
1000円のボトルワインを頼んで、ミラノ風ドリアを注文し、ポップコーンシュリンプを永遠に食べながら友達と笑い合いたい。
少なくともカナダでは、サイゼと同じ値段で食事なんて絶対にできない。そもそも物価が高いし、TIPもある。マクドナルドでさえハンバーガーをコンボで頼むとなると、20ドル(日本円で約2千円)は平気でいく世界だ。
安くておいしいごはんが普通に食べられる。
日本ってなんて良い国なのだろう、日本食が恋しすぎる。吉野家もスシローも恋しい。ドリンクバーで長時間ダラダラしたいよ~~~~うおおおおおおんん~~~~~~~~~~~~~~~~
よくネットでは「初デートにサイゼはありか無しか」という議論が巻き起こりますが、もう海外在住者はそんなのいいからサイゼに行こう!!!サイゼに連れて行ってくれ!!!!!!!!!と暴れまわるに違いない。岡田将生、こんな私とかどうですか? DM待ってます。
そういうわけで、私のホームシックは食べ物である。食い意地ありすぎて本当にごめんと思う。なんて恥ずかしい大人なのか。
でも、最近、また1つ新たに恋しいことが生まれた。
それは、カナダで出会い、一緒にサバイバルして励まし合った友人が、先月ワーホリを終えて日本に帰国したことだ。
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彼女とは同じ語学学校で出会い、私が右も左もわからない頃は、バンクーバーのだいたいの道、お店を教えてくれた。
自炊をしたくても日本の調味料がどこに売っているのかすらわからなかった頃は、自宅にある醤油やみりんをケースに入れて分けてくれたし、寒くなってきた頃には毛布をプレゼントしてくれた。
本当に、感謝してもしきれない、優しい大好きな友達。
お互い日本では全く違う県に住んでいて、仕事も年齢も違ったのに、私たちはウマが合い、一緒に遊べば何時間でも話していられた。何気ない話や、バカ話、真剣な話までずーーっと語れたし、彼女と出会えたことは私のカナダ生活の中で、最もラッキーなことの一つだと思う。
そんな友達が、帰国。
帰国前の最後は、仲の良いグループで最後に旅行をし、エアビーを借りて、深夜4時までみんなで喋り倒した。
私がお風呂でシャワーの出し方がわからず、下の蛇口で修行僧のように髪を洗ったことを馬鹿にされたり、みんなでベッド取り合いの腕相撲大会をしたり。
Nanaimoに行こうという話になり、エキスポラインの話をしている私と、別の場所の話をしているみんなとで話が嚙み合わず、合点がいったときには全員で笑いすぎて倒れた。
友達の恋愛話が面白すぎて過呼吸になったり、大量に買った食べ物を永遠につまみながら、寝ぼけた友達が「唐揚げ食べたいんだけど!」と唐揚げを食べながら怒っていて、もうそんなくだらないことにもいちいち大笑いした。本当に楽しい時間だった。
いよいよマジで寝るか、となったとき、電気を消して、同じベッドに入って。私が照れながら「私と友達になってくれてありがとう」と友達に話したら、友達からは「こちらこそ出会ってくれてありがとう」と返ってきて、泣いた。
まぁその後の友達いわく、私の寝相が悪すぎて、寝てたら殴られたとクレームを言われたけど。ほんまごめん。
で、そんなこんなで、ワーホリを1年やり遂げた友人を、先月空港で見送ってきました。なんかもうたまらない感情があふれ出した。
友達の背中は、どこか頼もしくて、それでいてすごくカッコよかったです。
よく海外で「日本人の友達は作るな」という人もいるし、英語力を考えたらそれはもう仰る通りで、その選択をした人をどうこう言うつもりは全くない。それもそれで強い、芯の通った選択であると思うから。
だけど、カナダだから出会えた日本人がいるのもまた事実で、私は彼女に出会えたそれだけで、カナダに来た意味はあったと思うのです。帰国した今もずっと連絡とってるし、きっと一生の友達になるんだろうなと確信してる。
今現在私と仲良くしてくれている友人の中にも、私より短いビザの子たちがいて、またお別れがあるのかと思うと悲しくなってくる。
うわああああああ~~~~~みんな私が帰国するまで帰らないでくれ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~頼むよビザ配布してくれよ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
でも、いろんな葛藤の中で、なんとか私も、あっという間にカナダ生活3か月目に突入しました。そんな今日この頃です。
終わりに
海外で暮らして。出会いもあれば、別れもあって。
それだけじゃなくて、どんどん減る貯金を見ると胸が痛むし、心の余裕はなくなるし、英語力も心配だし、洗礼も受けまくってるし、日本の常識は通じないし、毎日がサバイバルな日々ですが。
出会ってくれた人への感謝を忘れず、これから出会う人にとっても、私との出会いがプラスなものであるように、人にやさしく頑張っていきたいと思う今日この頃です。人にやさしい人になるというのが、小さいけれど今の私の夢です。相変わらずアホなことばっかしてるけど。でも、別れた友達を見て、その思いが日に日に強くなってきています。
まぁその帰国した友達が先日「スシロー行ってきたよ!」と写真を送ってきた日には殴りそうになったんですが。人にやさしく頑張ろうと思います。
がんばるぞ!!!!! ワーホリ!!!!!! みんなも頑張ろうね!!!!!!!!!!! でももうマジでストライキはもう本当に勘弁して!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
小浦れい