妊活を始めるまで
私達が出会ってすぐの頃、妻(私)は子宮内膜ポリープで通院していました。最初は子宮頚癌かもしれないと言われ、何度も精密検査を受けて、子宮にポリープがあるのが分かりました。婚活を始めた頃は、子宮頚癌じゃなくて良かったー!という状態だったので、まさかポリープがあるとは思いませんでした。そしてそれが判ったすぐ後にプロポーズをされ、正直に打ち明けた時に、夫は「治るまで待つよ」と言ってくれました。そこでなんて優しい人なんだろうと感謝すると共に、物凄く申し訳なかったのを覚えています。
結局、すぐに治療したため手術せずに投薬で完治したのですが、付き合ってすぐの一番ラブラブな時期に、1カ月も夜の行為がお預けになってしまい、夫には色々我慢をさせてしまいました。
そういう経緯があり、ポリープ完治した後に初めて結ばれた時には二人とも感極まって涙が出たのですが、夫のこういう所が、いいなと思いました。
なので、入籍前ではありましたが、年齢的にもすぐに妊活をスタートさせようという事になり、同居を始めて事実婚状態になった時から私たちの妊活が始まりました。
お互いアラフォーで時間の猶予がない中ですが、やれるだけの事をやって子供を授かりたいという夫の希望と、不妊治療は怖いからしたくないけど子供は欲しいという妻(私)の希望により、何度も話し合って、チャレンジする事になりました。でも、夫が「もしどれだけ頑張っても子供ができなければ、2人で生きていこう」と言ってくれたのは嬉しかったです。
子供が欲しいはずなのに、諦めることになったとしても、私と居たいと言ってくれる人なんて、他にいないと思いました。
この時、夫を家族と思えるようになりました。