【独学】もう挫けない。続けるための独学法。
■お金は使ったらなくなる。知識は・・・?🔎
お金は有限です。
今から近所の車ディーラーに行きましょう。最高のオプションを装備した、最高の車をオーダーすれば、たいていの人の財産をすぐに激減させることができます。
しかし知識はなくなりません。
どれだけ使っても、どれだけ教えてもなくなりません。
それどころか、知識は教えるほど強力になっていきます。
*ラーニングピラミッド:知識は他の人に教えるのが最も効果的な定着法
さらに、インターネットの発達、スマホ普及、5Gのような高速インフラがある今だから。
アナタは一瞬で、今までの時代では考えられないほどの知識にアクセスすることができます。まごうことなき天才、ニュートンやアインシュタインの時代には不可能でした。
私たちは彼らほど頭が良くないですが、彼らよりもずっっと多くの知識に、一瞬でアクセスすることができるのです。
世界の最先端に一瞬でアクセスし、必要なら連絡を取ることもできる。そんな状況、活かさないのは明らかに損です。
当たり前のことを言うなって・・・?
でも、考えてみてください。
総務省のH29年の調査では、
日本人の平均勉強時間は1日経ったの6分。
ビルゲイツは年間50冊の本を読むそうです。
優秀な人はみんな、勉強しているんです。
noteでも活躍しているけんすうさんのタイムラインをみたことがありますか?彼はマンガだけでなく、ビジネス書をアップしていますよね。
アナタの周りをみてください。
世界の最先端に無料でアクセスできる状況を、本当に、活かせていますか?
* * *
辛辣なことを書きましたが、ホントのところ情報過多の時代です。知識をどうやって学んでいけばいいか迷うことも多いのでは?
それは当然なのです。
日本の教育には答えがあって当たり前。受験のために用意された問題をどのようにショートカットして解き、点を稼ぐか。そんなことばかり学んできました。
真面目な人であればあるほど、
知識を自分で解釈する機会を奪われてしまっているのです。
私は、学ぶ人全てを応援します。
学校を卒業して、
何を学ぶべきかわからなくなってしまったアナタ。
学ぶべき事はハッキリしてるけど、
なかなか動けないアナタ。
現状には満足してるけど、
本当はもっともっと明るい未来を見たいアナタ
アナタを応援します。
この時代は、大学やスクールに通わなくても自分で勉強を進めていける時代です。
独学シリーズとして、学びについての知識をマガジンに綴っていきます。
ぜひ、私の仲間になりましょう。
今回は独学シリーズの3本目。
1本目はそもそも何を学ぶべきか
2本目はどんな教材を選ぶべきか
を記事にしました。
3本目の今日は、独学をどう続けるか?をお伝えしていきます。
■1.独学レコーディングのススメ
独学を続けるためには、独学レコーディングが最適な方法です。私も実際にやり続けて独学が続いています。去年1000本以上論文を読めたのは独学レコーディングの力が大きい。
独学レコーディングとカッコつけましたが、やるのは超シンプル。
スマホに今日学んだことを書いておくだけ。
例えば僕の場合...
・本ならページ数(読んだページ数)
・論文なら落合メソッドでnotionにまとめる
・プログラミングなら、ポイントとなるコードをnotionにまとめる
・コンテンツ分析なら、スプレッドシートにメリット・デメリットをまとめる
などの方法で必ず記録を取るようにしています。
さらに、「今日は調子良く頑張った!えらい!」と自分を褒めるコメントを書いておきます。馬鹿らしいかもしれませんが、ここがポイントです。
これらの方法は、ビギナーの方にとっては難しいかもしれません。勉強しはじめの頃は、「本のページ数だけ書く」など続けられることをやりましょう。
独学は、続けることが何よりも大切です。
運動と同じで、いきなり早く走る事はできません。一気にジャンプする事は不可能なんです。
だからこそ、独学レコーディングをしましょう。記録は嘘をつきません。
明日のアナタは、今日のアナタが学んだ記録を見て、頑張る気持ちになれるのです。記録を途切れさせないように。昨日の自分に勝つために。昨日よりもっと前に進むために。
周りに同じことを学ぶ人がいない独学者にとって、独学レコーディングは1番大切な仲間なのです。
2015年のゲーテ大学の研究では、学習日記をつけることで勉強時間が2倍増加しました。また、独学に最も大切とされるメタ認知能力もアップすることがわかっています。
メタ認知とは自分を客観的に捉える力のこと。メタ認知能力が高いと、だらだらと時間をムダにせず、勉強する力に変換することができます。
ポイントは、ちゃんと自分を褒めるコメントを入れてあげること。学習ポイントでもOK。残念ながら、単純に日記を書くだけではモチベーションが大幅に上がる事はなかったので、モチベーションをあげるエンジンをきちんとくっつけてあげる工夫が必要です。
■2. SMARTゴールの設定🎈
独学には明確な終わりが存在しません。自分なりのゴールを自分で決めなければいけないのです。
独学を意味ある学びに変えて行くためには、SMARTゴールを設定するのがオススメ。今日はこれをやろう!とゴール設定すると、途端に効率が上がります。
SMARTゴールとはGeorge T.Doranが開発し、セントルイス大学のRubin博士が広めた目標設定の方法です。
Specific:シンプルで明確な
Measurable:測定可能な
Achievable:達成可能な
Realistic:現実的な
Timed:時間制約がある
(*R にはいろんなバリエーションがありますが原著ではRealistic)
これら5つの条件を満たすことが、ゴールに必要な条件なのです。
想像してみてください。
ゴールを告げられず、急にアフリカの大地に捨てられ、走れと命令されたらどんな気持ちですか?
私はすぐに心が折れてしまうと思います。
SMARTゴールは、達成できるゴールです。終わったことも明確なゴールです。だからこそ、乗り越えることが楽しくなるのです。
無理なゴールを設定しても絶対続きません。
ダメダメなゴール設定の例
・ハイパーメディアクリエイターになる!
→ そもそもどうやってなるの?
・とりあえず頑張る!
→ 何を?どこまで?
・明日までに本を3冊読み切る
→どの本?絶対読みきれないでしょ。
続かないことがダメージになって、独学を辞めてしまっては意味がありません。
まず、続けることが重要です。
だから、SMARTゴールを設定しましょう。
SMARTゴールの例
・朝、仕事に出るまでに本の1章だけ読もう
・帰りの電車で、昨日勉強したポイントを復習しよう
・寝るまでに、気になるフレーズを10個リストアップしよう
このくらい簡単な目標で大丈夫です。
毎日やるからこそ、1日の目標はちゃんとクリアできるもので十分。
欲張って、わざわざ自分の心を折る必要はありません。
3.行き詰まったら2つのチャンス!
勉強、とくに独学でありがちなのは、理解できなくて行き詰まってしまうこと。しかし、行き詰まったら2つのチャンスがあります。
1つ目は、検索学習のチャンス
2つ目は、全体理解のチャンスです。
検索学習とは、
わからない言葉の意味を調べながら学びを発展させることです。
LearnBetterによると、検索学習は他の学習法よりも50%ほど効率的な勉強法だそうです。
検索学習は選択肢から答えを選ぶ問題とは全く違います。自分の知っている知識を絞り出し、その知識と新しい知識を自分の意思で結びつける。
その行動こそ、最も効率的とされる「アクティブラーニング」の基本概念なのです。アナタが行き詰まった時。それは能力を飛躍的に向上させるチャンスです。
知らないことを遅れる事はありません。学んでいない人は、そもそも知らないことを悩んですらいないのです。アナタが高みに上るチャンスを見逃さないで。
2つ目のチャンスは、全体理解のチャンス。
学んでいる途中で行き詰まってしまう事は、実はしょっちゅうあります。誰にでもある経験です。つらいです。
しかし、大抵の場合、詰まった部分は膨大な知識の一部分にすぎません。
それは大きな木の中にある、たった1つの葉っぱに過ぎないのです。
アナタが行き詰まった時。検索学習の道を選ぶことが辛い時は、気にせず前に進みましょう。
前に進んで、大きな木の幹、太い枝を確認した上で、本当に詰まったところは大切なのか?それを後から確認すればいいだけです。
詰まることを恐れる必要はありません。
そうでしょう?
まとめ
・ニュートンよりもずっと多くの情報にアクセスできる独学天国😉
・ラーニングログを使って、未来の自分を助けよう!
・SMARTゴールを設定して、着実に一歩ずつ進もう!
・行き詰ったらチャンス。検索学習で学習効率UPか、無視して進んで全体理解の2つもメリットあるよ!
独学法の教科書とも言えるバイブルをGETしよう!
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↓:僕の作ったプロダクトたち
😉ここまで読んでくれてありがとう!
引用
Boekaerts, Monique, and Markku Niemivirta. "Self-regulated learning: Finding a balance between learning goals and ego-protective goals." Handbook of self-regulation. Academic Press, 2000. 417-450.
Schmitz, Bernhard, Julia Klug, and Michaela Schmidt. "Assessing self-regulated learning using diary measures with university students." Handbook of self-regulation of learning and performance (2011): 251-266.
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