エリザベス女王杯回顧
今週も外れました、オウノミチです。
今週のエリザベス女王杯は良いレースでした。
レース前の雨は、エリザベス女王の逝去を悲しむ人達の涙雨か。
見逃せない内容の競馬に、雲の上のエリザベス女王も興奮していることでしょう。
レースは、ベテラン田中勝春騎手のけれんみのない逃げで後続場を引っ張っていきます。
アイルランドオークス馬のマジカルラグーン、ウインキートス、ウインマイティがその後に続き、かなり厳しい流れになりました。
レースが動いたのは残り800m後続場がしかけ始め、一気にペースアップ。
早めに抜け出したウインマリリンを外からジェラルディーナ、さらに後ろからライラックが追い詰めゴール。
外国人騎手の1,2,3着となりました。
全体ラップは 1.00.3ー1.00.5ー12.2 で 2.13.0。
上がり3Fは勝ち馬が35.4で最速でした。
わりと予想通りの展開になりましたが、1,2着馬を買えていませんでした。
9Rを見たときに、外枠で決まりそうだなと思いよぎりましたが、追加で買うことはできず、大波乱の結果となりました。
さて、勝った馬ジェラルディーナ、2着ウインマリリンはどちらも父グラスワンダー系。
グラスワンダーはロベルト系で好調期に入ると、大崩れしない血統。
どちらも成績の安定してたところを見逃すべきではありませんでした。
2着同着のライラックは馬場がドンピシャ。オルフェーヴルに母父キングカメハメハはエリザベス女王杯に最高のマリアージュでしたね。
4着アカイイトはファレノプシスですね。次回以降平坦の2000m以上に出てきたら要チェックします。
5着ナミュール。力は出し切ったと思いますが、やはり曾祖母のキョウエイマーチを知っている身としてはマイル路線がベストではないかと思ってしまいます。2000mまでかなぁ。
デアリングタクトは内枠に泣いた感じです。道中何度も外に出そうとするが出せず、4コーナーでやっと外に。それまでに悪いところを走らされ体力を消耗したように見えました。
本命イズジョーノキセキも馬場に泣かされた感じ。デアリングタクトもそうでしたが、息の入らない平均ペースの展開は向きますが、雨の重馬場は向かないという事がわかりました。
人気のスタニングローズはやはり早いペースの先行争いに巻き込まれ、向かない流れでした。
マジカルラグーンは予想通り、日本の馬場に全く向いてませんでした。
父ガリレオは日本の馬場には向きません。どこかの予想家にそうお伝えしたいです。昔の予想を思い出せ。
ただし、フランケルは違います。スーパーホースですから、あくまでも父ガリレオには騙されない様に。父と母父は全然意味合いが違いますということをお伝えしておきます。
レース前の厳かな雰囲気。そして、非常に洗練されたレース前VTRからのファンファーレの流れ。そして、あの必要のない合いの手コールがなかったのが何より良かった。
とても素敵なレースでした。
天国のエリザベス女王も喜んでいるのか、否かは、買った馬券しだいでしょう。
11Rには雨もやみ、天国からも競馬も見やすかったのだから。
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