ピクスクTRPG解題編・そして…?
はじめに
2022年6月4日(土)、5日(日)
ピクトスクエアにてジュヴナイル伝奇シリーズの
オンラインオンリーイベントを開催いたしました。
ご参加いただきました全ての方へ御礼申し上げます!!!
このイベントの中では2日間に渡り
①会場内の時間経過によって変わる演出
そして
②仕掛け人であるサークル側による江戸時代の人間になりきった
TRPG
(テーブルトークロールプレイングゲームを模した形だがダイスロールは無い)により
伝聞形式で紡がれる物語&謎解き企画(※TRPG企画)を行いました。
ここではその当日の二日間にわたって行われた
TRPG企画の概要やラストへの流れや結末について
まず簡単にまとめようと思ってます。
(イベントの振り返り記事はまた別にまとめようと思っているので、
一日目を含めてのイベント全体を振り返りたい方はまたそちらをお読みください^^)
ここでは、2日目に会場を訪れた方へ
「あれはなんだったのか?」
「途中なにがあったのか?」
「結末とはなんだったのか?」
を解決する糸口になるよう注力したいと思っています。
最後までどうぞよろしくお願いします!。
まずイベント会場の「時間経過による演出」とは何か?
①の、会場内の時間経過によって変わる演出ですが、
これはまず、ピクスクというのは
このようなイベント会場マップ画像がデフォルトで用意されており、
イベントの主催者はこのマップを好きなように装飾することが
許されています。
例えば今回はこのマップを「こやつを…こうして…こうして…こうじゃ!!」
…という具合に、皆守にちなんだ
紫煙ただよう「アロマを吸うエリア」にしてしまう事もできます。
※このマップは、参加者から「インターネット喫煙所」と呼ばれた※
これはピクスクの主催者だけが見れる管理画面ですが、
このページから「会場のホール設定」の、
「画像設定」を差し替える事で、主催者の投入した画像と
会場の景色とを全く同じものにすることができます。
(ただし会場に入ったお客さんに届くまで10分くらいかかる)
TRPG企画とは、
この10分間のタイムラグを考慮しつつ、
主催がひたすら人力(じんりき)で、
会場の画像の一部を書き加えた新しい画像を
「リアルタイムでひたすら手作業で更新し続ける」という
ちょっと人道を無視した企画です。
ですが、書き加えたり書き換えた画像を更新しつづける事により
会場に出たり入ったりする人にはまるで
「人がずっとしゃべっていたり、景色が変わっているように見える」
という、
まるでゲームの中にいるような体験を得られる訳です。
時間経過の画像を連続して並べると以下のようになります⇩
全体にテーマやストーリーが決まっていて、
前回夏のイベントの一日目は魔人の剣風帖の
プールに起きた怪異を描いた「第8話邪神街」、
(もともとはJADEが高校生だった頃の初登場回の話なのですが、
これに九龍の喪部と葉佩と黒塚が加わるストーリー。)
2日目は幽撃隊の「特別依頼人および第9話」を
基調にして、2014年の皆守と阿門を描くなど、
大体どれもシナリオに九龍のキャラクターを絡ませて
九龍しかやった事ない人でも、他シリーズとの
つながりや兼ね合いを楽しめるようにしていました。
そして今回は九龍×外法帖という事で、
テーマは「タイムスリップ」にして
血風録初回限定冊子に描かれたストーリーを取り入れた
イベントにしようと思っていました。
(この冊子は九龍と同時期に発売されたPS2版の外法に付属していた本)
脚本上、江戸時代と九龍は接点がなさすぎるので
(唯一真里野のプリクラが外法の京梧のコスプレだという点はあるものの)
こういった本の存在はありがたいなと思います。
今回のTRPGシナリオも大体これに沿っていますが、
この本には出てこない人もいっぱい登場するので、
・タイムスリップ&葉佩と皆守が江戸に行く
・如月が江戸時代で活躍する
・最後花火で終わる
という展開だけはそっくりそのままで、途中から話は変えています。
主催はとにかくこのストーリー構成を先にある程度固めてから
イベントサイトの告知をしなければなりませんので
最低でもこの物語の構想だけは2か月以上前
(2022年4月)には作っていなければなりませんでした。
別の同人誌を作る傍らでこれを同時並行するのは
脳が混乱する作業でしたが、
ストーリー構成の前段階だけはそれだけ
手間暇がかかっているという事ですね^^
さて、いよいよTRPG前日の話になりますが、
主催側として、
前回同様…事前に差し替えの差分の画像の用意は全くできなかったので、
今回も「その場で描き、その場で台詞を考えて打ち込み、
会場のデータ反映を逐一見に行って、
その場でひたすら物語の区切りが来るまで更新する」
という作業をする事になりました。
※事前に画像を準備する事については
これ本当に難しいんですけど、
会場演出についてはその場の即興劇の要素がすごく大きいのもあって
なかなか用意周到な準備をしてというのができなくて…
事前に作り込みをすると、ファイル管理があまりに膨大になったり、
毎回レイヤー数もとんでもない数(30~70枚)出るし、
これの他に別の企画準備や広報(サークル情報ピックアップ)や、
サークル参加者や一般の方から諸連絡があるとそちらが優先なので、
どうしてもこれは最後の最後に用意する事になりますね。
今回は、事前にマップ作りに関して
サークル:ネギ塩牛タンの鳩三郎さんに大っっ変お世話になっています。
(今回の特殊系のマップ、アバターは彼女の手によるものです!)
また、当日も主催自身が作業のし通しで休憩に行けない時、
彼女が助けてくださってます。ありがとうございます!!
前回このTRPGイベントの企画を行った時は
水も飲めないぐらい忙しかったと書きましたが、
今回だと初日の6月4日の土曜日夜は4時間ぶっ通しで、
日曜日は昼の11時から夜の11時30分までひたすら描画して台詞を打ち込むという悪夢のような作業時間となりましたが、
途中で1時間の小休憩を2回取ることができたのは完全に
鳩三郎さんのおかげです。
余談ですが、今回のイベントは2日目の夜8時ぐらいから完全に
主催はヴ―ドゥ―教のゾンビみたいになり…
(前頭葉が壊されて本当にアーとかウーとか言っちゃう感じ。
九龍の夕薙さんがなんか解説してましたね…^^)
いや、マジで死ぬんちゃうかなと思いましたが、
助っ人の鳩三郎さんに寸前で助けられました!ありがとうございました!
②仕掛け人であるサークル側によるTRPG
話を元に戻しまして、今度は
サークル側が演じ手となるロールプレイングゲームの話についてです。
今回はこのような形で
事前に2日目にサークル参加する方々へ
「こんな役を会場でやってくれる人を募集します」
という事前告知をして
立候補&やりたい役を3つまで希望を出してもらう事にしました。
前回のイベント時は勝手にこっちで
「この人は〇〇が似合いそうだ」と決めてサークル頒布情報を見て
役を当て書きしていたのですが、
当日それをやると本当にしんどいし、
待ってる方もしんどいので
今回は脚本上必要な役はある程度最初から役名を公表して
募集する方式に変えてみました。
(一般参加の人もその方がイメージつきやすいかなぁと…!)
※当日も役名を名前の後ろにつけてわかりやすくしていただきました!
実際のTRPGでもまずパーティの職業決めを皆でワイワイ割り振り
したなぁという思い出があるので、こういうの結構楽しいですよね^^
今回のイベントのそれぞれの配役はこのようなものでした!!!!↓↓
寿司大好き人間: すゆうさん(サークル:写字室)
お祭り大好き人間&火付盗賊改方: ロビさん(サークル:shallop)
雪かき名人: テトさん(サークル:O2〔OriginDuet)
下忍二人: みやなぎさん(サークル:ときつむ。)
: ウリ藤さん(サークル:ばじるんるん)
如月骨董品店の常連客: maruさん(サークル:bibiki)
神のしもべ: ヨニソバさん(サークル:そばにお)
狂気に触れる虫好き: やぎこさん(サークル:こすもすばたけ)
皆様改めてありがとうございました!!!
最初に募集した時はお祭り大好き人間、下忍、虫好きさんに
希望が集中したのですが、交渉の結果このようになりました!
あと今回、火付盗賊改め方とお祭り大好き人間は同じサークルさんに
兼任していただくことにしました。
(理由は、この上記のご希望いただいたサークルの半数以上が
鬼哭村・鬼道衆サークルだったため、
どうしても江戸の治安を守る役ができるサークルが
限られていたという理由で、剣風帖サークルのロビさんに兼任をお願いしました。
ロビさんはアバターまで作りまで快く引き受けてくださり(御厨さん!!)
他の外法帖アバターまで量産なさって、本当にありがたとうございました。)
このサークルの皆様にTwitterのDMにて脚本をお渡ししました。
江戸時代が舞台なので、事前に「内藤新宿周辺の地理」に関する
資料をお渡ししたサークルもあります。
残りの脚本を渡せなかった
演じて頂く上で時間経過との繋がりが大きく、
情報がそもそも複雑なサークルの方々は
「今から音声チャット可能ですか?」とDMを送ってから
もくりに入室していただいて、
音声で「これから会場はこうなってこう変わっていくので、
コレコレこうなったら、こういう事を言ってほしい」という風にお伝えをしていきました。
(中には重要なパスワードだったり、本部席で起こる事への言及だったり…そんな感じの事を口頭で伝えています)
なお、それでも一人一人にお渡しする情報は
かなりざっくりしたものが多く、
★主に時間経過に関わるもの=このあと祭が始まるよ、とか
★物語背景に関わること=実は外法主人公がいなくなってる、
とかこんな感じなのですが、
とにかくサークル参加者自らが住人となり自らの言葉で
台詞に織り交ぜていただくことで、
会場の変化と、住人の台詞が一致していくリアルな光景が
目の前に広がりそして会場に物語が生まれていく…
そんな生きた空間になる訳ですね。
当日の皆さんの様子はTwitterで後から知った部分も大きいのですが、皆様本当にありがとうございました!
もちろん時間配分と情報伝達がうまくいかなくて
「本部席のリンクが違うのになってます~」とご連絡いただいて直していったり、
TRPGサークル参加の皆様には申し訳ない時もあったのですが、
サークルの皆様それぞれがものすごく柔軟に対応してくださって、
会場での皆さんが江戸時代の人間の様子を熱心に演じる様子を
後からお聞きした時は
本当にすごいな…ありがたいな…と思うばかりでした。
そうしてサークルの皆さんが会場内で生き生きとロールプレイを
してくださったおかげで、
一般参加の方も「なんだなんだ?」という興味を持っていただけtと
思うので非常に有意義なイベントにすることができました。
解題編
ここからはストーリーを追う解題編です。
まず初日の土曜日の夜、TRPG開幕前夜・プロローグがありました。
一日目終了後にTwitterにざっくりとした解説をアップしていましたので、
それの画像を貼りつつ、あらすじも改めて
補足していけたらいいなと思います。
<あらすじ>
2004年、12月―。新宿夜9時。
犬神杜人は真神學園からの帰り道、血の匂いを嗅ぎつけた。
時は12月なので、外気は冷たく、今にも雪が降りそうだった。
(⇒やがて会場に雪が降り始める。犬神退場)
するとその雪を喜ぶエジプト人留学生トト・ジェフティメスが姿を現した。
トトは日本で初めて見た雪景色を忘れられないと言うと、
そこへ謎の剣士も現われる。
謎の剣士は雪が忘れられないというトトへ、
「もしこの雪が1年間降り続いたらどうする?」
と質問を投げかける。
「弱い生き物は皆死んでしまう世界。そんな世界で何を信じられる?」
そうさらに尋ねると、トトは
トトは天香學園で出会った大切な人(おそらく九龍主人公)の事を挙げ、
その人がいるから自分は大丈夫なんだ、と剣士に伝えます。
すると剣士は謎めいた言葉を残して去っていきます。
しかしトトは「柳生」という剣士の台詞を「和牛」と聞き間違え、
壮大な牛肉を求めるクエストが立ち上がりかけたが、
それは明日へ持ち越されるのであった―。
場面は変わって新宿某所。
七瀬が夜道を急いでいると、道の向こうから真里野の声がする。
「こんな時間にも剣術修行するなんてえらい」
そう思いながら声をかけると、
そこにいたのでは真里野ではなく、声が似ている謎の密教僧だった―。
(※CV:どっちも小上さん)
しかも七瀬は知らない内に、その密教僧の用意した
魔方陣に足を踏み入れてしまっていた。
同刻、新宿某所。
真里野は七瀬のためのクリスマスプレゼントを選ぼうとしたが
夜になってしまい、寮へ戻ろうとしている途中、
七瀬のピンチに遭遇する。
しかし七瀬は真里野の目の前で突然姿を消す事になってしまう。
真里野は一人叫び、
あらん限りの方角を七瀬を探しに行ったが、
ついに見つからず、新宿の街で力尽き泣いている所を
真神學園の新任教師・美里葵に声をかけられる。
美里は翌日真里野に密教僧の事を話す事にして、
真里野に今日は家路につくように諭すのだった…。
(プロローグー完)
…ここまでがTRPG開幕前夜のストーリーでした!
思わずニヤリとした方もおられるかと思うのですが
あとこのプロローグだけでも退魔陣、双龍変、
他に妖鬼譚、朧綺譚、朧夜行、符咒封録などの要素を
ちょこちょこと取り入れており、開幕初手からやけに
クソマニアックでディープな展開となっております…。
(これらの作品をある程度通過してる人の反応は「あああ…;」
って感じでしたので、こちらとしてもちょっと嬉しかったです)
ちなみに九龍と、他のジュヴナイル伝奇作品の魔人シリーズは
同じ新宿を舞台にしていて、時間軸やキャラを
共有している場合があるんですね。
2004年ですと、双龍変という作品が存在します。
(剣風帖と、あと外法帖を元にしたノベライズ作品です)
この双龍変に出てくるのも剣風帖から6年後の世界なので
、教師になった美里先生や、髪の毛が伸びた
犬神先生が出てくる訳です^^(ポニテは萌えますね!!!!)
本当に九龍以外にもジュヴナイル伝奇作品はいっぱいあるので
是非どれかプレイしてほしいです^^
2日目
真里野は、葉佩、八千穂、皆守と一緒に新宿の真神學園を目指します。
以下、主催の手持ちのログを順番に貼っていきます。
(ただしこれはクリスタ上での編集画面なので、
会場のアバターがうっかり移り込むこともなく、お祭り的雰囲気のないものなので、あくまでもストーリーを追いたい人向けですがどうぞ;)
この辺りのから、シナリオは事前に告知をしているものと沿っていきます。
(補足:この辺から台詞がめちゃくちゃ多くなってきてます^^;
すでにこの時点でリアルに午後3時近かったので
次の企画に行く必要があったためです)
そしてこのあと…
江戸時代内藤新宿の本部席を利用したこちらの企画が始まります!
これは、本部席のリンク先のポイピクにアクセスすると
式神占いで式神が作れてしまう!という企画です!!!
本当にあなたにぴったりの式神を作れてしまいます!!
ここにアクセスして、
ポイピクを開いてもらい、最後にスタンプを押してもらうのですが、
最終的にスタンプはなんと、
371個も集まりました!!!!!!!
ありがとうございます!!!!!!!!
実はこのスタンプ集めようぜ企画…
タイムスリップに絶対必要なアクションではあったのですが、
前からTwitterで皆さんがラクガキとかを上げて
他の人がポイピクのスタンプを押すのが
実にゲーム要素があって面白いなぁと思っていたので、
だったらソシャゲのレイドバトルみたいにすればいいじゃないか―!
と思い立ち採用する事にしました。
目算では333個達成まで2時間はかかるだろうと思っていたので、
2時間で体調や食事など休憩がてら
体制を立て直そうと思っていました。
この時点でずーっと早朝からほとんど食べずに作業をし続けていたので、
一応少しゆっくり休憩を取れるだろうと思っていました。
ところが皆さんTwitterで「七瀬さんを救いたい!」という必死の想いのRTを
してくださったおかげで大健闘の末、
なんと1時間強で目標を達成してしまいましたー!
(主催、嬉しいやら悲しいやら―!!おい、休ませろ!!!笑)
ちなみにこの頃、一瞬だけ会場を覗きに行けたのですが、
中央の屋台の側で、寿司好き役のすゆうさんが
ものすごく一生懸命動いてくださってるのを
チラッとだけ見れてすごく感激しました!
役の完成度がハンパなし…!ありがとうございます!!
アバターも今回「江戸時代っぽい人作ってみます」と
ご自身で作って下さいました!
ここで少しマップにまつわる話を少し入れたいと思います。
ちなみに今回の江戸マップ、全体像はこんな感じでした!
以下は鳩三郎さんがご用意してくれました!⇩
「左上の龍泉寺、花園神社、式神創成機、杏花さんの瓦版屋、犬神の長屋、
真ん中の寿司屋台、右の久寿屋、下段の弥勒の屋敷、座っているガンリュウ、九角家の墓…」
本当にすごい!
(といっても彼女いわく、ネットの素材を利用してます…との事。
それでも彼女の素晴らしいドット絵もいくつかあるので本当にすごい。
毎回Googleドライブで送っていただき本当に感謝しています。)
彼女から教えてもらったネットの素材サイトはこちら↓
ドット絵世界様 http://yms.main.jp
ぴぽや様 https://pipoya.net
ブーソン様 https://boosungx.booth.pm
私も素材をお借りしつつ、
如月骨董品店や、鬼哭村(柵・木々・滝)、
その他内藤新宿の街並みを制作いたしました。
そういう訳でこの江戸マップは二人の手による合作です!
ちなみにサークル配置と、街並みとTRPGのそれぞれの役は
ある程度対応しております。
例えば寿司屋台の隣に寿司好きを演じるサークル、
お祭り大好き人間役の隣に花園神社、
鬼哭村には下忍、如月骨董品店には常連客など…
配置は意外と密接に関係しています。
地理も今回、
甲州街道と青梅街道の分かれ道である新宿追分(しんじゅくおいわけ)は、
現代にも残る外法帖の特に重要なスポットと考えていたので、
なるべくピクスク会場で再現したいと思いました。
さきほどの寿司好き役のすゆうさんへは
このような画像を渡していました。
血風録ファンブックによると、
支奴たちの住む長屋と、それから蕎麦の久寿屋はこの
新宿追分(しんじゅくおいわけ)※現代でいうと新宿三丁目付近
にあるという事だったので、
これは是非ピクスクで再現したい!と思い、すゆうさんに
「ここら辺の地理説明もできたらお願いします><」
とお願いしていました!
すゆうさんありがとうございます!
こんど新宿3丁目付近の散策に行ってみたくなりますよね^^
(この新宿三丁目から四ツ谷に向かうルートが外法に出てくるみたいです)
実際の新宿と言えば…
今回は新宿歴史博物館へ事前に取材も行ってきました…!
いやぁ模型…マジすごいっすよね…
ゲーム開発者もよくここを訪れていたらしいですね!
(本当はこれをイベントで再現したかったですがさすがにMU・RI★^p^)
花火に関する知識は、両国の花火資料館で勉強させていただき、
それを当日、sallopのロビさん(お祭り大好き人間役※)の方から
会場で皆様にお伝えしていただきました!
もしロビさんから花火の豆知識を得られた方はラッキー!だったかも…?
さて、TRPGのシナリオの話に戻ります。
皆様のポイピクスタンプ企画のがんばりがあって、
ついにタイムスリップが起こりますー!!
この辺のログがあまり残っておりませんので手持ちのだけで失礼します↓
葉佩たちと七瀬さんと、あとついでにトトも
ついに皆で無事、タイムスリップをします。
※ここから詳しくは実況タグなどをご覧ください。
とえりあえずまた、かろうじて残っているログを貼り付けていきます。
(ログ取りする時間もこの辺りになるとなかなか…;)
そして会場は閉ざされた雪の世界へ―!
この雪マップ、なんと当日の夕方、鳩三郎さんが作って下さいました。
(ありがとうございますーー!!)
地面の雪は素材で、建物に積もった雪は二人の合作です。
(いや、もう本当にギリギリでした!鳩三郎さんあの時は助かりました!)
あと、虫も湧き始めます。
外法をプレイした事ある方はこの虫に見覚えが…??
虫たちがあちこちにいる原因は、この二人が時空のゆがみにより
復活していたせいです↓
蜉蝣(かげろう)という女性キャラは体内で大量の虫を飼っています。
なので会場にうようよしていた虫は彼女の出したもの。
狂気の虫好き役のやぎこさんは前回に引き続いてのご参加でしたが、
この蜉蝣の出した虫を可愛いなと思って愛でる
という難役を引き受けてくださいました。
(よくこの何役をお引き受けくださったと感謝しています!)
やぎこさんは当日も会場に沢山出入りしてくださってたみたいで…!
ありがとうございます…!!
私はリアルタイムでは会場に出入りできず分からなかったのですが、
彼女の高い演技力を後からTwitterのログで拝見しました!
ちなみにやぎこさんの虫が好き…というのは演技です!!!!
ご了承くださいね!(笑)
虫の蝶とムカデのドット絵ですが、ゲームグラフィックを見て
鳩三郎さんが事前に作って送ってくださいました!
ハエは主催作。
制作裏話ですが、
もう当日の夜のこの頃になるとアバターが全然できてなくて、
作らなくちゃいけないのですが、作る時間がなくて、
作る時間があったとしても一体につき1分~3分しかなかったので、
基本的に一体3分以内で作る事に…。
(このハエも3分ぐらい…?)
会場の画像差し替えには基本的に10分かかるんですね。
でもそれはあくまで目安で
4分とか、15分で反映されることもあります。
で、一回会場の景色を差し替えたら、
その次の景色の画像を次の10分が来るまでに
仕上げなければならないんですね。
10分のタイムレースを延々と何時間も過ごす訳で、
その間に、キャラ配置、台詞を打ち込んだり、描き込みしたりするので、
アバターが無い時は無理矢理
時間を見つけて作っていました。
実際、前日のTRPGプロローグに出てくるキャラクターですら
制作が間に合ってなかってので
(犬神、美里、月照、神夷、トト、八千穂、杏花、支奴、ハエ)
この辺りのは全部その場のその10分のルーチンワークのなかで
1分~3分を削り取ってそこで描いて載せました。
事前にこの辺は作りたかったのですが、いかんせん
やるべきリストとして机の上に貼っていても、
いざイベント運営上の他の事に時間がかかるとこっちにはなかなか取り掛かれず…。
他にもハエスプレーなどを描きたかったのですが
当日間に合わず、鳩三郎さんにお昼ぐらいに
「あとでこんなの出てくるんですけどお願いできます?」
と言ってご用意いただいたのがこちら↓↓
コレ!
これは、本部席の如月骨董品店にアクセスすると手に入るアイテム群です!
鳩三郎さんが無理言ってすみません!すごい上手い!!TT
如月骨董品店についてですが、
もともとそれぞれの店の配置はこうなっていました。
そして本部席に如月骨董品店がそのまま移動してきまして、
本部席まさかの今度は如月骨董品店のお店になってしまうという構図です。
画像はなんだか珍妙な事になっておりますが、
これは昨夏のイベントで使用した如月さんズです。
外法帖で出てくる本物の奈涸、涼浬の兄妹は前述の通り、
主催の体力がもう赤ランプだったのでご用意できませんでした。
(※本当に赤ランプだった…)
そこら辺の、運営上店が移動している経緯や
兄妹がいない事情も含めて
如月骨董品店常連役のmaruさんにもくりで説明して、
maruさんも「わかりましたー!なんとかやってみますー!」
と仰ってくださり、
(メモまで取って下さって…!)
非常に心強かったです…ありがとうございます。
maruさんに色々情報のやり取り失礼しました!
会場でも色々とありがとうございます!!
ちなみに如月骨董品店の移動と、珍妙な商品入荷…上記のハエ撃退グッズ…。
この江戸時代らしからぬグッズも
タイムスリップで時空が歪んでいるからこそゲットできる代物…。
当然ながらゲームでは売っておりません!^^)
黒蝿王はハエを操ります。
なので…会場にいるハエは全部この黒蝿王さんのせいです…。
そしてこの礼拝堂の中にいるひときわ黄金の氣を纏っているハエ…
この黄金の陽の氣…
実は…その正体は外法主人公でした。
彼はゲーム本編エンディングの手前で、
黒蝿王の強烈な恨みを買ってしまうんですね。
(どうしてそんなに恨まれてしまうかは、ぜひ外法最終話をご覧になってほしいのですが…)
そして恨みのまま死んだ黒蝿王が再び時空のゆがみ…
タイムスリップで蘇り、
その強力な恨みの呪法が彼(外法主人公)をハエの姿に変えてしまう…という
ストーリーが実はこのイベントにありました!
※このハエになってしまう展開はあくまでも非公式です!
この主人公の黄龍ハエは礼拝堂の聖なる気に引き寄せられたのかもしれません。
また、彼は外法最終話でとある念珠を渡されて懐に入れていました。
念珠
=祈りの道具…
そういった事もあって祈るところにいるのかもしれません。
ちなみにこのTRPGでこの礼拝堂をよく使っていたのは
神のしもべであるほのかさん役のヨニソバさんでした。
夜ぐらいにもくりに来ていただいて、
祈りの言葉や、お掃除の事、
「最後パスワードを渡します!」とか
そういったやり取りをさせていただきました。
また、今回礼拝堂が2つマップ上に存在
(主催とサークル:ばじるんるんさん)
していたのですが、それぞれの使い方…
オープン情報とクローズ情報の使い分け方を説明して、
あとは彼女に全てをお任せしました。
後でTwitterで彼女がものすごく奮闘してくださってるのを見て
すごく感激しました。
(あの時はもくりで詳細なメモまで取って熱心に聞いて下さって
ありがとうございました!)
また、下忍のお二人も、会場をすごく盛り上げてくださってるという話を、
火付盗賊改め方のロビさんからもくりで教えてもらいました。
もうこの頃は会場にちっともいけない数時間だったので、
彼女のこの会場での情景の話を聞いて、
すごく元気をもらっていました。
(ロビさんは最後の花火の演出の説明をするために
夜に一回もくりに来ていただきました!ありがとうございました!)
下忍のお二人(みやなぎさん、ウリ藤さん)も朝から
会場にいてくださって、
アバターも事前にご自身で作ってこられました。
下忍の他にも、天戒様、御神槌をそれぞれ推してらっしゃって
それのアバターも作りつつ…新刊も作りつつ…ですので、
非情に外法への愛、そしてこのイベントにかける情熱を感じます。
お二人が会場にいるところを他の方がTwitterにあげてらっしゃって、
下忍のお二人が写っているのを見てほっこりしました^^
盛り上げてくださってありがとうございます!!
テトさんは雪かき名人のおじいさん役でした!
ログを拝見して可愛かったです!!
でも他の参加者から「お百度参りの人」と言われていて
何のことだかわからなかったのですが、
後でTwitterで拝見し本当にお百度参り※
※お百度参り…ピクスク会場上の寺社仏閣をアバターで回って
祈りを捧げる行(ぎょう)。
※花園神社、龍泉寺、礼拝堂、九角家の墓…などを順番に拝み巡る。
これには「ちょ、なにやってんすかv」と吹いてしまいました。
さて、マップにも残りのストーリーがあるので最後の時間の
更新についてまた画像だけ載せていきます。
最後は九龍主人公たちが会場ぐるっと一周していく演出…
実際は画像を差し替える時間がもうなかったので
こういう演出になってますが、
会場では一枚の絵としてみる事もできました。では、いきます!
この辺りのシーンはけっこう実況で上げてくださってる方々も多かったですね!見逃した人はそんなにいないとは思うのですが一応^^;
今回もう…本当にこの時点で22時半ぐらいでして本当に本当に限界で、
これまた鳩三郎さんに全部キャラアバターを作っていただきました…;;;
(ああもうすみません;;;;本当にありがとうございます!!!)
夜8時にゾンビになってた時、もくりで
「すみません…おおお願いします…」と死にそうな体でお願いしましたら
「間に合うかわからないのと、クオリティがどうなるかわかりませんが正面絵だけでよかったらアバター作りやってみます」と仰ってくださり…神!!
もう彼女は今回のMVP!本当に…ありがとうございます…!
お蔭様で大集合できました!↓↓
この虫マップ、宇宙マップも彼女の作。
そしてこの柳生を取り囲む巨大な鬼も!!!!!
すごい!!!
(筆者は蜉蝣、黒蝿王、柳生をやりました!)
この辺りの会場の動き…もう全然見れてなかったんですけど、
とりあえず23時台になってしまって、真の限界オブ限界を迎え、
全てを全投入する事に決めました!
そのテンパり具合がわかるツイート群がこちら↓↓
うーん!
そして鳩三郎さん作のマップを同時に投入していきました。
いや、まだあとラストシーンと、緋勇龍斗が残ってる…!
いやぁ~なんて雑なツイート!
「会場のどこかに緋勇龍斗はいるんですがどこでしょう??」
という謎解きゲームを当初はやりたかったのですが、
いかんせん全てが押せ押せのギッリギリ!
事前に如月骨董品店常連客役のmaruさんにも
「ラスト間際にとんでもないものをもう一回入荷するかもしれないので、よろしくお願いします」とお伝えしていていまして
(あの時分はお世話になりました!)
実はこのラストタイムのときに
本部席から繋がっていた如月骨董品店(ポイピク)に新しい投稿が置かれていて、外法の主人公・緋勇龍斗はその中にいました。
※ただし、パスワードがあって鍵がかかっていました。
このパスワードは祈る人…つまり
礼拝堂にいるシスターほのかに聞くとわかるようになっており、
マップ右下の礼拝堂にいるほのかさんに
「祈りとは?」という風に質問をすると、
祈る時に必要な道具について説明してくれる事になっていました。
その祈りの道具こそが、
龍斗ともう一度出会う為の奇跡を起こす念珠
=念珠
=キリスト教で言うロザリオ
=英語表記で「rosary」
この念珠の英語読みのロザリィがパスワードでした!!
ですが…この時点でイベント終了のタイムリミットまで数分前…!
この謎を解き、会えた人が果たしていたかどうか…!!
(ちょっとさすがに無理か…!?)
でもまさか、
「祈る人のところに行ってヒントを聞けば主人公に会える」というのを
この土壇場でも理解していた人たちがいて、
龍斗にちゃんと会えていた人もいた!というのをイベント終了後に知りました!(後から聞いて本当にすごい!!!と思いました!)
ありがとうございます!!TーT
そして、ラストシーン…
たぁ~~~まやぁ~~!!!!!!!!!!!!!
この花園神社の花火は、実は原作(血風録初回限定版漫画)でもタイムスリップした人間が元に戻る為に必要な引き金でした!
※原作で花火の大玉にされていたのはこちらの神様↓↓
さすがに一目連大神まではアバターも用意できなかったですが;
でも気になる人は、符咒封録と、江戸時代にタイムスリップする原作を読んでみるときっと楽しいと思いますよ!!!!
いやぁ…終わった…!!!
じつに長きにわたる戦いがここでようやく終わりを告げました…涙
黄昏刻に龍ぞ棲む3TRPG企画ついに終幕!
会場に出入りし、目撃してくださった方、
参加してくださった方、誠にありがとうございました!!!!!!!!
お疲れ様でした!!!!!!!!!
最後に皆様と記念撮影しました!!
(外法帖の方陣技で!!!!)ではどうぞ!
いやぁ~~めちゃくちゃ楽しかったですなぁ~~
これ、最初こーゆさんが「花園神社で写真撮影しましょう」っておっしゃって、そこに九龍しかやってない人も一緒に混ざってやってくださいまして…!
「方陣技(=敵を取り囲んで発動する技)を叫ぶ」というのが
前回のイベントの時の写真撮影としてなんとなく定着していたので、
今回も皆さんでさせていただきました!!
「まだまだ!先に們ちゃんが台詞を言ってからやってください!」とかタイミングの指示出しもめちゃくちゃ楽しかったです!
本当に九龍だけしか知らない中でも一緒に方陣技やってくださって、ありがとうございました!!!
888888888888888888888888!!!!!!
……で、
最後の方、その日TRPGやってくださった方々が何となく残ってくださってるんですね。
お話しているとどうも「帰りたくない」という事を何名か仰る。
ここに内藤新宿があって、鬼哭村がある…非常に落ち着くんだ、と。
しかも外法にフィーチャーしたイベントなんてそうあるものでもないのに
バーチャル会場は今日これが終わったら跡形もなく消えて、
もう入れなくなってしまう…出るに出られない、と。
(そうなんですよね…悲しい^^;)
例えば彼女らにとって外法の鬼哭村は故郷みたいなものなんで、それがバーチャル上に立ち現れたら…とても嬉しいですよね。
でもこれで明日月曜日なのに帰れなくなってしまうのは非常にマズい…
なので、
「夏で良ければもう一回ぐらいはできますよ。完全に今度は外法オンリーでって感じですけど。私も今回また魔人の本やグッズ出せなかったので…。あ、企画とか、もうこういうのできませんけど。」と言いましたら
なんかそこからすごい色々、会話を皆さんとしまして、
「じゃあとりあえず皆さんお盆頃に一回鬼哭村への里帰り、って事で。
お盆に外法のオンリーのおかわりをしましょう。
今回と同じ会場のデータを使いますので、またこの会場と同じものが見れますよ。それだったらいいですよね?」と伝えましたら、
なぜか
「いや二か月で本は作れないです…」
「外法再燃したので、再プレイしてる時間がほしいです…」
など何かグダグダ言っている人たちがいたので
「再プレイしながら原稿やって、一日一話クリアすれば外法も1か月ぐらいで終わります!!!できる!!!」
「あと、お盆に帰省するだけなんだからそんなに本を作らなきゃとお土産を頑張らなくて良し!気楽に帰省してください!」
とお伝えし、その日は解散となりました!(次回開催の言い方が雑!笑)
この時会場にいた何人か「夏に向けて生きようと思います!」とか
「ずっと書きたかったあの話をまた書きたいです頑張ります」と仰ってくださいました。いやぁ!たのしみですよ!
という事で、
8月ごろ、小さな外法オンリーをまたやる事になりそうです。
(注:ジュヴナイル全般オンリーではないと思うので注意)
ただ、外法の人いわく、新規でプレイしている人たちともしゃべってみたいとの事でしたので
プレステ3か、Vitaか、プレステ2をお持ちの方はぜひ1回プレイしてまたこのバーチャル内藤新宿へ遊びにいらしてください^^
日にちは8月13日、14日の土日当たりを考えております。
ワンドロの企画のリクエストがあったのでそれぐらいはやるので、その時は外法をプレイ済みの状態だと大変戦力として重宝します。
またいずれ告知する事と思います。
あと今回鳩三郎さんに作ってもらったのに全然使われることがなかった【禁断のマップ】もその8月に解禁したいと思っています。
(私も描き加えました…!まさに禁断のマップです…!)
ぜひお楽しみに!!!
いやぁ…もう…この時深夜1時近く…!ひぇええ。(ゾンビがよう人間のフリして早朝から頑張ったわよ!)
いやぁ最後…なんかとんでもない事になってしまいましたが
黄昏刻に龍ぞ棲む3・TRPG企画、これにて終幕です!!!
会場に一瞬でも足を運び、そしてご参加いただいた皆さん、
誠にありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!
TRPGまとめはここまでです!お読みいただきありがとうありがとうございました!!!!!!!
2022年6月8日 黄昏刻に龍ぞ棲む3主催もぎ
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