金魚のふんのまとまらない感想文
早稲田祭、FM Wasedaの講演を終えて、タクシーで駆け込む、笑え金魚ちゃん2回目の公開収録。去年もラジフェスの不毛な議論ネタフェスで遅れて行ったなぁ、デジャブだなぁと思いながら、今年も既に開演時間が迫っている。
そうこうしていると17:30が過ぎ、タクシーに乗っていたロマンティックえねごりさんがスマホでツイキャスの中継音声を流す。ざらついた音質に懐かしいカーステレオのカセットを懐かしみながら流れてきた声を聴いて、
「あっ、いつも聞いてる声だ」
と思った。やっぱり、あの3人は自分の中では飛びきりのラジオスターなんだと、改めて認識させられた。
今回の公開収録に参加するか、かなり迷っていた。今年の夏に何度も東京へ行ったこともあり、ラジフェスがなかったこともあり。金魚ちゃんにしばらくメールを出していないのもあった。ギリギリになって、去年のオフ会の楽しい記憶とYYさんとの幹事の約束を思い出して、ようやく決心したくらい。
どうせ行くならとオフ会の幹事グループには入れてもらったけれど、当日までほとんど人任せ。楽しい鹿さんや他の皆様、ご迷惑をお掛けしました。
そして当日。
始発の新幹線で東京へ。まだこの街には胸踊る。いつかこの高揚感もなくなるのかな。
J-WAVEで働きたい金子ディレクターの講演を就活イベントのようにメモしながら聞き、顔馴染みのリスナーさんとCoCo壱カレーを食べる。藤井青銅さんの講演はアイデアマンのスゴさを再確認し、「お笑いのプロ」によるリスナーゴシップを小耳に挟みながらDJ松永さんの講演を会場外で盗み聞き。「インカレはバカへの救済措置」。充実した早稲田祭は名残惜しいが、タクシーに向かって駆け出す。
会場に到着し、長い長いエスカレーターを登ってドアを開けると、こちらを向いてずらっと並ぶリスナーの顔。怖じ気づきながら席の後ろ、窓際に座る。
でも、2回目のパーソナリティーお三方の顔を見ると安心して楽しむ体勢に入れた。普通の人じゃない、オーラと包容力を感じた。内容はアップされると思うので割愛するが、コントでお三方と話せたことはとても光栄でした。顔見知りのリスナーさんとは友達感覚で話せるが、お三方にはそれとは違って緊張してしまうオーラがありました。コント中にマウントレーニアを飲むあさのさんは余裕がエグい。
何より、あの漫才に入るまでの時間、「このあと、何が待っているのだろう」とドキドキしながら待っていたところに、「あんけいよー」というパーソナリティーを僕は好きなのだと思った。手を挙げて話そうか迷っていたのもあるけれど。
放送が終わり、パーソナリティーの方に混ぜてもらって退館時間へバタバタと片付けをしたり、奥森皐月さんと「見えないラジオ」の話をしたり、ラジオ維進軍の祝賀会を行えたり、色んな方と話せたのはダントツで楽しい時間でした。初めて会う方と深い話もできる空間、素晴らしかった。寅人さんにいじってもらえたのも嬉しかった。愛嬌と陽のエネルギーに溢れた人だけど、思いやりにも満ちていて、人間の厚みの差を実感した。オフ会、二次会ではわりと気合いを入れて仕切りなんかをしていたのですが、上手く出来ていたでしょうか。来年もこんなことができれば、なんて思う時間。
この公開収録を通じて、やはり金魚ちゃんは自分の中で特別なのだと実感した。これからも笑え金魚ちゃんについていけば、楽しい時間を過ごせるに違いない。
次回は「たりないふたり」などを通じた秋の東京道中記・後編を書くと思います。多分。