第41回フェブラリーS〈ステップレース検証・調教診断〉

対象レース(レースの振り返り)

↓ダート路線の振り返りはこちらから↓

https://note.com/oumanoaura/m/m09e9a85d9114

上記重賞レースに加え、安田記念、 AJCC、チャレンジC、東京シンデレラマイル、兵庫GT、を振り返り、評価する

ステップレースの評価

⚫︎安田記念
レースレベルとしては、ステップレースで一番高かったと思うが、
さすがに舞台が違う
でもGⅠで戦える力があるかどうかは確認出来たかな

⚫︎東京大賞典
内容はGⅡレベル
勝ち馬と、その他の馬の差を、
ただただ見せつけられたレース
ただし時計の掛かる大井のダートだけに、
ここで惨敗した馬を軽視し過ぎるのは恐いね

⚫︎東海S
十分GⅡ評価していい内容
時計勝負になったことで
フェブラリーSのステップレースとしては、
非常に良かったかな

⚫︎東京盃
見た目以上に地力を感じたレース
ダートスプリント王者誕生を感じさせた
マイルは簡単な舞台ではないが、期待したくなるね

⚫︎チャレンジC
レースレベルとしては、GⅢ程度
総合力の高さが求められたレースではあったが、
GⅠだと、あと1段、2段、上の競馬が必要かな

⚫︎JBCスプリント
正直GⅠレベルにあったとは思えない
スタミナも必要で、1,200mというよりも、
1,400mの能力が求められた形
ここのステップレースとしては、弱いかな

⚫︎根岸S
Powerとスタミナが、より求められたレースも、
レベル的には、GⅢまで
好位組優勢の馬場状況を打破出来た馬は、勝ち馬のみ
勝ち馬だけが重賞レベルだった、ということだね

⚫︎武蔵野S
上がり最速馬でさえ
過去10年の勝ち馬上がり平均値を下回っていた
レースレベルは、GⅢ程度
GⅠに向けてのステップレースとしては弱い

⚫︎AJCC
2,500m GⅡに向けてのステップレースという印象
そういう意味ではレベル上位のGⅢという評価だが、
ダートマイルGⅠのステップレースとしては?でしかない

⚫︎東京シンデレラマイル
地方馬同士のレースとしては、面白い内容だったと思うが
やっぱり中央トップクラスのいるレースとは、レベルが違う

⚫︎兵庫GT
中央OPクラスで2連敗した馬が勝ったレース
走りづらい馬場で、この馬のスタミナ、粘りが、
他の馬より上回っていただけ
GⅠのステップレースのレベルではない

出走馬の評価

 1位:⑤オメガギネス
 2位:⑭ウィルソンテソーロ
 3位:⑪キングズソード
 4位:⑮ドンフランキー
 5位:④ドゥラエレーデ
 6位:①イグナイター
 7位:⑩タガノビューティー
 8位:⑬レッドルゼル
 9位:③ミックファイア
10位:⑦ガイアフォース
11位:⑫スピーディキック
12位:⑨ペプチドナイル
13位:②シャンパンカラー
14位:⑧セキフウ
15位:⑥カラテ
16位:⑯アルファマム

層の厚い日本のダート界
ただし今回横綱は不在
大関以下の馬による、横綱・大関昇進を懸けた争い
横綱昇進目指す、⑭ウィルソンテソーロ、⑪キングズソード
大関昇進を目指す、⑮ドンフランキー 、⑤オメガギネス、④ドゥラエレーデ
このあたりが勝ち馬候補
東京ダートマイルは、相当なスピード競馬になる
中距離でのまったり感に慣れていると、
エンジン掛かった時には終わっている、可能性が高まる
距離適性(舞台適性)は、本当に大きな取捨ポイントであろう

⑤オメガギネス
舞台適性で言えば、この馬がトップであろう
前々走のグリーンチャンネルCの勝ち方、素晴らしかった
前走2着も、余裕残し感あったし、1,800mでの適性差もあった
まだ重賞未勝利、初の58kg(過去最高56kgまで)と、
不安材料も少なくない
それでも、ルメール騎手で勝負賭けてきた
ここは勝たなくてはならないだろう

⑭ウィルソンテソーロ
GⅠ連続2着、中距離で競馬してきたが、
この馬はスピード型
東京の直線長いコースは、この馬の良さが発揮されるだろう
ただ今回も1頭、前に何かがいそうだけどね

⑪キングズソード
脚抜きが良いダートでの切れ味はすごい馬
今回もうちょっと水気含んだ馬場が良かったかな
ただバテないスタミナも持ち味である
レベルが上がれば、この馬のスタミナが活きてくる
それでも東京マイルへの適性で言えば、少し劣るね

⑮ドンフランキー
東京盃、ダートスプリント界の横綱昇進を感じさせる内容だった
スピードもそうだが、他馬のプレッシャーに動ぜず、
むしろ睨み返す感じがあった
距離延長、マイル競馬がポイントであるが、
体調万全なら、そんな不安材料を凌駕するくらいの期待がある

④ドゥラエレーデ
この馬のベストな距離は、1,900mだと思う
だから正直に言えば、東京マイルはやや合わない
それでも、チャンピオンCでレモンポップに勝負挑んでいった、
あの強さは、さすがGⅠ馬、と感じさせた
ただまだ子どもっぽいところがある
ムルザバエフ騎手が乗るのは、本当に大きいね

①イグナイター
JBCスプリントの覇者
ただしメンバーは手薄、GⅡ相当かな
南部杯2着とは、レモンポップに2.0秒も差を付けられていた
あれがフェブラリーS勝つ馬のレベルとするならば、
充実期迎えているとやっぱりとは言え、やっぱり
5~6番手の評価だね

⑩タガノビューティー
まだ重賞制していない、OPクラスの馬
それでもマイル適性は高い
馬券に絡む可能性は十分にある

⑬レッドルゼル
かつての横綱も、衰えは隠せない
現状勝ち負けは厳しい
2着あれば健闘、実際には3着争いまでかな

③ミックファイア
前走、体調不十分と感じたが、
やっぱりというべきか8着惨敗
非常に悪い形でケチが付いた
この馬はスピード競馬の方が合うと思うが、
それでもフェブラリーSで必要なスピードは半端では無い
南関東無敗の3冠馬、能力値は十分
気持ちが切れていなければ、面白い存在だと思うが、
それでも3着あれば、というところかな

⑦ガイアフォース
芝マイル戦線で能力の高さ見せたが、
それでもGⅠ戴冠までには、まだまだ距離はあった
ましてや今回、初のダート
ソダシでもフェブラリーS3着までだった
冷静に言えば、掲示板あれば御の字だろう

⑫スピーディキック
地方馬同士の戦いなら、睨みを効かせられるが、
中央の一流クラスが相手だと、睨まれ、ややシュンとしてしまう
走破タイム以上に、スピードは持っている馬だが、
さすがに掲示板争いまでだろう

⑨ペプチドナイル
1,800m前後がベストの馬
前走ベストの距離で6着
だいぶ力みながら走っていたし、上位馬とは差があった
現状OPクラスの馬
マイルだと一瞬の反応の速さも求められるし、
入着あれば、というところかな

②シャンパンカラー
4歳世代のレベルは高くない
NHKマイル覇者も、安田記念では14着
陣営が芝GⅠでは、少し厳しいと感じているのではないかな?
ダート戦線は層が厚い
初ダートだし、58kgだし、冷静に言えば、入着レベルかな

⑧セキフウ
馬の地力としては、まだGⅢに手が届いていない感じ
2桁順位回避出来れば、だね

⑥カラテ
一線級相手では、まったく歯が立っていない現状
ダートマイルGⅠで戦えるとは思えない

⑯アルファマム
適距離は1,300m、重賞で戦うには、1,200m戦の方が良さそう
マイル、大外枠、GⅠと、厳しい条件揃い過ぎたね

調教診断

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