第29回NHKマイルカップ〈振り返り〉

レースラップ

前後半4F、46.3-46.1
1,000m通過、58.3
上がり4F-3F、46.1-34.1
勝ち馬上がり、33.9
レースタイム、1.32.4

馬場状態

Aコース、クッション値9.4
含水量、4角14.5%、G前15.0%
パンパンの良馬場
時計も速めなので、ある程度前目での競馬が必要
4角で2.5列目までには位置していたい
直線は、内ラチ沿いも悪くないが、
少し外目のコース(内から3~6頭分あたり)を突きたい
なお今日は風が強い
体幹しっかりしていないと真っ直ぐ走れなさそう
馬体の完成度もポイントになりそうだね

レース振り返り

道中12.0を2回刻む、GⅠとしては緩い流れ
時計も速めで、前目、内目のコース有利の馬場
勝ち馬が、スタート決めた時点で、勝負は決していた
GⅠ馬2頭が順当に1、2着
川田騎手も相手はルメール騎手だけと絞って完璧に潰した
手応えから、相当余裕があったのだろう
100%の力を出さずに勝った
一方2着馬は、川田騎手に進路を封じられ、
他馬に迷惑を掛け、非常に厳しいレースを強いられた
それでも2着に入ったのは、地力が違い過ぎる証明だろう
3着以下はGⅢレベルまで
勝ち馬が楽勝ぽくなってしまったので、
レースレベルはとしてGⅡ上位程度かな

⑯ジャンタルマンタル
レベルが高い3歳牡馬の横綱クラスの馬
ここは2歳女王しか、まともな相手はいなかった
その女王を封じた時点で、楽勝になったね
調教ではテンションが高く不安を感じたが杞憂だった
スタートをどの馬よりも早く出て、
センスの高さも見せつけた
次は安田記念で、古馬相手に厳しい競馬をして欲しいね
もっと強くなるために

⑭アスコリピチェーノ
最後、2着に上がったのは、地力の差
2歳女王の実力は十二分に見せてくれた
ルメール騎手も、ジャンタルマンタルの手応えを感じていたはず
だからこそ、一瞬でも早く一騎討ちに持ち込みたかっただろう
ただ運が悪く、前の馬が内に寄れてしまい、
イン突きでギアを上げた直後で進路を立て直すことも出来ずに、
インの2頭の競馬を終わらせてしまった
後味は悪いよね
でもこの馬の強さは本物
ただ疲労が残りそうな競馬だっただけに、まずはゆっくり休んで欲しいね

⑥ロジリオン
ファルコンSは下手な競馬になってしまい惨敗したが、
悲観するような内容ではなかった
今回はジャンタルマンタルの後ろをついていき、
スムーズな競馬出来た
勝ち負けよりも、1つでも上の着順を、
という感じのレースをした戸崎騎手
上位2頭とは、実力差は相当あるが、
層の厚い3歳牡馬の中でも上位評価(GⅢ相当)して良いだろう

⑫ゴンバデカーブース
久々の競馬、調教ではまだスタミナが戻ってきてないと感じた
そのスタミナ不足が、直線でのヨレに出たのかな
それでも4着に入った
モレイラ騎手の追う力も大きかったが…
ポテンシャルは世代上位
レース経験積み重ねて着実にレベルUPして欲しいね

④イフェイオン
厳しい言い方だが、掲示板に載ったのは、
内枠発走で、インコースを走っていたから
それだけ、内外で馬場の伸び具合に差があった
最後は脚が上がっていたしね
外枠発走だったら、2桁着順だったかな

直線でゴンバデカーブースより外に出した馬は、
7着以下であった
③ディスペランツァ、以外は外枠(6~8枠)の馬
5~11着までは枠順・コースの差と言え、
ほぼ同等の力と評価しておく

②ノーブルロジャー
タイム勝負は合わない
少し時計の掛かる、スタミナ・持久力・粘り勝負でこその馬
次走、古馬相手だが函館記念に挑戦して欲しいね

①ダノンマッキンリー
走りがスプリンターっぽいだけに、
マイルは長かったかな
あと左手前が得意なのか、ほとんど手前を替えない
高いレベルになれば、差がどんどん拡がっていく
現状GⅢクラスまでしか勝負は出来ないかな

⑤ボンドガール
ギア入れてすぐに反応する馬ではないため、
エンジン掛かり始めたところで
ブレーキ掛ける形になったのは本当に大きかった
状態も良さそうだったし、残念だった
最後は勝ち負けには加われないので
馬に負担を掛けない選択をしたと思うが、
今後のレースっぷりに影響出ないといいね

⑨キャプテンシー
先頭を走っていただけに、
余力があったら、外から寄られる前に、前に出れていたかな
ギアがなかなか上がらない状態で、
仮に不利がなかったとしても、下位に沈んでいただろう
調教では、スタミナ・持久力も期待もしたけど、
トップクラスのマイル戦では、スピード値が足りないのかもね
もう少しゆったりと走れる距離の方が合いそうだね

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